AIのリスクと規制はどうなる?安全に使うには?|アモデイ、アルトマン、今井翔太、フアンら10人の発言を時系列で【102件】
10人・102件の発言
AIのリスクと規制について、アモデイ氏、アルトマン氏、今井翔太氏、マスク氏、落合陽一氏、フアン氏、ナデラ氏ら10人が2022〜2026年に語ってきたことを時系列でまとめました。アモデイ氏は拘束力のある監督と開発ペースの抑制を求め、フアン氏は存亡リスク論を退けるなど、立場は大きく分かれます。一方で、使う企業の側に引き寄せた具体的な注意点(権限を絞る、個人情報を入れすぎない)も語られています。
10人の意見はこう分かれる
いちばん踏み込んでいるのはAnthropicのダリオ・アモデイ氏です。AI規制は米連邦航空局(FAA)のように公開前の試験・監査を行う機関をモデルにすべきだと提案し(政策の小論)、2026年9月には能力を上げるペースを落とすべきだと主張しました(Pace the Frontier)。
対極はNVIDIAのジェンスン・フアン氏で、AIで世界が終わる可能性は0%とし、まず既存の法律を当てはめるべきだと述べています(CBSニュース)。その間に、悪い方向に行く確率を10〜20%とするマスク氏(FII)や、素早く動く「賢い規制」を求めるハサビス氏(スタンフォード大学)がいます。
OpenAIのサム・アルトマン氏は、2023年に大規模開発の許可制を提案し(米上院公聴会 2023年)、2025年には歩みを遅らせない規制を求めるなど、時期によって発言が動いています(米上院公聴会 2025年)。
今井翔太氏は、人類滅亡の議論はまだ早く、現実に起きているのはAIの作業から人間の承認が省かれていく流れだと述べました(CROSS DIG 2026年10月)。使う企業の立場では、Microsoftのサティア・ナデラ氏が、AIモデルを社内の人によるリスクと同じように扱い、権限の最小化・記録・緊急停止を徹底すべきだとしています(Models as Insider Risks)。
社長にとってのポイント
- 規制の行方は専門家の間でも割れています。法律がどう決まっても困らないよう、まずは社内で「AIに渡してよい情報・渡さない情報」を決めておくのが現実的です。
- ナデラ氏の言う「権限の最小化・記録・緊急停止」は、中小企業でもそのまま使えます。AIに触らせるシステムやデータの範囲を絞り、何をさせたかを残し、止め方を決めておくと安心して任せられます。
- 今井氏の指摘どおり、人の承認を省く流れは便利さと引き換えです。支払い・契約・顧客への送信など取り返しのつかない操作は、人の確認を残す線を社内で決めておくとよいでしょう。
「リスク・規制」の発言の時系列
2026年
2026年10月15日・今井翔太・TBS CROSS DIG with Bloomberg「AI QUEST」
今井翔太「アプリに入れる個人情報は必要最小限に」|TBS CROSS DIG(2026年10月)AIを使ったサイバー攻撃をテーマにした出演です。今井氏は、相次ぐ情報漏えいはAIでアプリを解析して裏側のサーバーを狙う攻撃で、ユーザー側の対策はアプリに入れる個人情報を必要最小限にすることくらいだと述べました。Gemini 4 Argonで、Googleは最先端に追いついたとも評価しています。
2026年10月13日・今井翔太・TBS CROSS DIG with Bloomberg「AI QUEST」(安野貴博氏と出演)
今井翔太「AIの作業から人間の承認が省かれていく」|TBS CROSS DIG(2026年10月)安野貴博氏が中心の回で、今井氏はAIのリスクと仕事への影響を語りました。現実に起きているのはAIの作業から人間の承認がどんどん省かれていく流れで、AIが自分の意思で人類を滅ぼすという議論はまだ早いと述べました。役に立つ仕事ほど先にAIの影響を受けるとしています。
2026年10月10日・サティア・ナデラ・sn scratchpad(本人ブログ)、X投稿
ナデラ「AIモデルは内部リスクとして扱い、非常ブレーキを」|本人ブログ(2026年10月)本人ブログ「Models as Insider Risks in the Super Intelligence Era」です。ナデラ氏は高度なAIモデルは動いた理由をたどれないとして、社内の人間によるリスクと同じように扱い、権限の最小化・記録・緊急停止を徹底すべきだと主張しました。
2026年10月5日・サム・アルトマン・米Politicoのポッドキャスト「Decoded」
アルトマン「恩恵のため、ある程度の悪い出来事は受け入れる」|Politico(2026年10月)米Politicoのポッドキャストで、AIの恩恵と人の主体性のために、世界は「ある程度の悪い出来事」を受け入れるべきだと述べました。一方で、AIの制御を深刻に失うような壊滅的なリスクは受け入れないとし、規制の考え方ではアンソロピックと「かなり大きな隔たり」があると語っています。
2026年10月1日・落合陽一・NewsPicks「WEEKLY OCHIAI」(ゲスト:苫米地英人 認知科学者)
落合陽一「AIのリスクで一番いやなのは生物兵器」|WEEKLY OCHIAI(2026年10月)落合氏が司会を務める対談番組に、認知科学者の苫米地英人氏を迎えた回です。主張の多くはゲスト側ですが、落合氏はAIのリスクの中で自分にとって一番いやなのは生物兵器だと述べ、開発企業の「学習には使わない」という説明への懐疑も示しました。
2026年9月29日・サム・アルトマン・OpenAI DevDay 2026 基調講演+CNBCのインタビュー(サンフランシスコ)
アルトマン「AIは人を機械の歯車にするものではない」|DevDay(2026年9月)開発者向けイベントで、GPT-6 Astraで動く常時稼働のエージェント「Dots」を発表しました。AIの最良の形は人を巨大な機械の歯車にすることではないとし、自動化できない、すべきでない部分もあると語っています。
2026年9月23日・今井翔太・テレ東BIZ「NIKKEI NEWS NEXT」
今井翔太「日本は製造データでフィジカルAIに恵まれる」|NIKKEI NEWS NEXT(2026年9月)フィジカルAIとAI開発の減速論をテーマにしたテレビ出演です。今井氏は、言語・画像のAIは資金力の勝負で日本は勝てないが、製造現場のデータはビッグテックも手に入れられないので、製造業が強い日本はフィジカルAIで恵まれていると述べました。人類滅亡を今の時点で規制に反映させるのはやりすぎだとしています。
2026年9月23日・マーク・ザッカーバーグ・Meta Connect 2026 基調講演
ザッカーバーグ「安全な未来への道はAIを広く配ること」|Meta Connect 2026(2026年9月)2026年9月のMeta Connect 2026の基調講演で、ザッカーバーグ氏はMetaを「人を信じる楽観主義者」と位置づけ、安全な未来への道は技術を広く行き渡らせることだと主張しました。新しいAIエージェント「Muse」を戦略の中心に置き、キーホルダー大の端末「Muse Charm」を12月に投入すると発表しています。
2026年9月23日・ダリオ・アモデイ・国連安全保障理事会 AIに関する会合(ビデオで参加)
アモデイ「AIの生物兵器利用の禁止のような狭い合意から」|国連安保理(2026年9月)国連安全保障理事会のAIに関する会合に、ビデオで参加したときの発言です。アモデイ氏は、扱いを誤ればAIは人類全体へのリスクになり得ると述べ、まずは「AIで生物兵器をつくることの禁止」のような狭い合意から始めるよう求めました。
2026年9月23日・ジェンスン・フアン・ポッドキャスト「The Ezra Klein Show」(ニューヨーク・タイムズ、NVIDIA本社で収録)
フアン「AIの存亡リスク論は気をそらすもの」|Ezra Klein Show(2026年9月)2026年9月、ニューヨーク・タイムズのポッドキャスト「The Ezra Klein Show」で、フアン氏はAIの存亡リスクへの恐れは「気をそらすもの」で、科学に基づいていないと述べました(Semafor)。研究所が「自分たちの製品は制御できない」と言うなら、その研究所は閉鎖すべきだとも語っています。
2026年9月23日・サム・アルトマン・国連安全保障理事会でのAIに関する発言(ニューヨーク)
アルトマン「過去に自ら開発を遅らせた。今後もそうする」|国連安保理(2026年9月)国連安全保障理事会での発言です。AIが速く進みすぎて人間が主導権を失うことと、権力がごく一部に集中することを、避けるべき2つの失敗に挙げました。OpenAIは過去に自分たちの判断で開発を遅らせたことがあり、今後もそうすると述べています。
2026年9月20日・落合陽一・PIVOT「マタギドライヴ」前後編
落合陽一「知能の価値はゼロに近づき、価値発見へ移る」|PIVOT(2026年9月)著書『マタギドライヴ』の発売に合わせた前後編の出演です。落合氏は、AIの知的生産量が人間の何十万倍にもなり「知能」の価値はほぼゼロに近づくと述べ、課題解決はAIが誰にでも配るので価値は「価値発見」の側に移ると話しました。AIの社会にちゃんと適応している人は感覚で2割くらい、自分はプログラマーとして5年前の約200倍の生産性とも述べています。
2026年9月20日・ジェンスン・フアン・CBSニュースのインタビュー(聞き手:ジョー・リン・ケント記者)
フアン「AIで世界が終わる可能性は0%」|CBSニュースのインタビュー(2026年9月)2026年9月、CBSニュースのインタビューで、フアン氏はAIが2030年に世界を終わらせるという警告を退け、その可能性は0%だと述べました。新しい規制より先に、製造物責任など既存の法律を当てはめるべきだと語っています。
2026年9月15日・今井翔太・ビジネス+ITチャンネル(前編)
今井翔太「AIエージェントは結果を検証できる仕事から」|ビジネス+IT(2026年9月)企業でのAI活用をテーマにした出演の前編です。今井氏は、分かりやすい知能ではAIは人間をはるかに超えたが、知能と便利さが分かれているので皆まだ働いていると述べました。AIエージェントが得意なのは結果を検証できる仕事で、企業はまず自分の仕事を効率化し、浮いた時間を意識改革や制度改革に充てるべきだとしています。
2026年9月12日・ダリオ・アモデイ・本人サイトの小論「We Must Pace the Frontier」
アモデイ「AIの能力を上げるペースを落とすべきだ」|本人の小論(2026年9月)AI開発のペースについての小論です。アモデイ氏は、2026年夏ごろからAIがAIの次世代を作る力が伸びて進歩が大きく速まったと書き、開発を止めるのではなく、AIの能力を上げるペースそのものを落とすべきだと主張しました。そのための3段階の案も示しています。
2026年9月12日・サム・アルトマン・本人のX投稿+Fortuneの取材
アルトマン「ダリオに同意、開発ペースは調整すべき」|X投稿・Fortune(2026年9月)アンソロピックのアモデイCEOが出した「最先端の開発ペースを落とす」提案に、X上で賛同しました。社員と同等のアクセス権を持つ独立した評価者を受け入れるとも書いています。Fortuneの取材では、2026年中のIPOはないと述べました。
2026年9月4日・今井翔太・TBS CROSS DIG with Bloomberg「AI QUEST」
今井翔太「GPT-6 Astraの適応力は画期的」|TBS CROSS DIG(2026年9月)「GPT-6 Astra」をテーマにした出演です。今井氏は、初めての環境に適応する力を測るテストの結果は画期的で、「初めての仕事にすぐ慣れる能力」に近いと述べました。一方、PC操作の自動化は誤作動率2.4%では不十分で、推論の過程が人間に見えない形になることが最大の安全上の懸念だとしています。
2026年9月2日・サム・アルトマン・G20イノベーション閣僚会合(米ノースカロライナ州チャペルヒル)
アルトマン「史上最大の起業と、小さな会社の誕生ブームに」|G20閣僚会合(2026年9月)G20の閣僚会合で、AIは「史上最大の起業ブームと、小さな会社が生まれるブーム」になると思うと述べました。規制のしかたは国ごとに違ってよいが、AIを使うことは必須だとも語っています。
2026年8月31日・イーロン・マスク・X(旧Twitter)への投稿(Vercelのギジェルモ・ラウチCEOへの返信)
マスク「来年末、デジタルの仕事は何でもAIが人を上回る」|X投稿(2026年8月)AIエージェントがソフトの脆弱性を自分で見つけて攻撃しうる、というVercelのラウチCEOの投稿に返信し、物理的な作業を必要としないデジタルの仕事なら何でも、2027年末までにAIが人間を上回る水準でこなせるようになると書きました。
2026年8月29日・今井翔太・PIVOT 公式チャンネル(山本泰士氏と出演)
今井翔太「無人島で役に立たない仕事は残りやすい」|PIVOT(2026年8月)山本泰士氏との対談です。今井氏は、AIに奪われにくいのは「無人島で役に立たない仕事」(漫画・アニメなど)で、この点で日本には強みがあると述べました。家庭用ロボットは家ごとの事情が違うので難しく、工場・建設・危険作業が先になるとしています。
2026年8月29日・今井翔太・リアルサウンド(Yahoo!ニュースに転載)
今井翔太「AI時代、エンタメは勝ち組」|リアルサウンド(2026年8月)AIと創作をテーマにしたインタビューです。今井氏は、AGIが2030年前後という見方は変わっておらず、早まってもおかしくないと述べました。賢いことと社会で有能・便利であることは別で、「人間がやること」自体に価値があるエンタメはAI時代の勝ち組だとしています。
2026年8月28日・今井翔太・SBI FXトレード「マネーラウンジ#54」前編
今井翔太「AI事業は使われるほどコストが増える」|SBI マネーラウンジ(2026年8月)AI企業の収益性をテーマにした出演の前編です。今井氏は、AI事業はユーザーが増えるほどコストも増えると述べ、日本がChatGPTやGeminiのようなモデルを作るのは無理だとしました。Anthropicが直面する壁として、安全重視による性能の犠牲と反発、中国勢とOpenAIの追い上げ、米国のアンチAI運動の3つを挙げています。
2026年8月26日・サム・アルトマン・TIME特集「Inside OpenAI's Reboot」(アレックス・ヒース記者)
アルトマン「年末までに社内でAGIと呼べるものができる」|TIME(2026年8月)TIMEのインタビュー特集です。OpenAIはまだAGIに「あと少し届いていない」が、年末までに自分がAGIと呼ぶ社内システムができると見込んでいると語りました。未公開のエージェントが隔離環境を抜け出した事件にも触れ、これからのアラインメントの失敗はどれも重大事として扱うべきだと述べています。
2026年8月12日・今井翔太・ReHacQ−リハック−【公式】(後藤達也氏と出演)
今井翔太「この半年で人間の知能の壁が崩れた」|ReHacQ(2026年8月)後藤達也氏との対談の1回目です。今井氏は、この半年の要点は「人間の知能の壁が崩れた」ことだと述べました。AI業界は航空業界に似ていて、性能と価格の競争だけでは誰も儲からず、ユーザーを囲い込めるアプリが鍵だとしています。
2026年7月28日・マーク・ザッカーバーグ・The Wall Street Journal への寄稿(オピニオン)
ザッカーバーグ「超知能が広まれば仕事は減らずに増える」|米WSJへの寄稿(2026年7月)2026年7月、ザッカーバーグ氏は米WSJへの寄稿で、AIの力は一部の機関に集めず個人の手に渡すべきだと主張し、超知能が広く行き渡れば仕事は減るのではなく増えると予測しました。一方で、AIが自動化に傾けば雇用や経済を傷つけうるとも認めています。
2026年7月12日・サティア・ナデラ・sn scratchpad(本人ブログ)
ナデラ「AIを使う企業の方がノウハウを渡す危険」|本人ブログ(2026年7月)本人ブログ「The Reverse Information Paradox」です。ナデラ氏はAI時代には利用企業の方が知識を渡してしまう危険があると指摘し、プロンプトや操作履歴、人の修正を通じて企業のノウハウが少しずつ漏れると警告しました。
2026年7月8日・落合陽一・THE CREATIVE ACADEMY 講義の公開動画
落合陽一「良し悪しを見分ける目が要る」|THE CREATIVE ACADEMY(2026年7月)講義の抜粋として公開された対談形式の動画です。落合氏は、若い知的生産者はおそらくAIに勝てないと述べ、だからこそ良し悪しを見分ける目が重要で、良いものを見たことがないと出てきたものの良さが判断できないと話しました。
2026年7月3日・今井翔太・国立情報学研究所(NII)オープンハウス2026 基調講演
今井翔太「AIがこなせる作業時間は約4か月で2倍」|NIIオープンハウス2026(2026年7月)国立情報学研究所での基調講演です。今井氏は、2021年ごろは2070年代だった研究者のAGI予想がChatGPT以降に大きく前倒しされたと紹介し、AIエージェントがこなせる作業時間は約4か月で2倍になっていると述べました。社会制度は人間を前提に作られているので、AIネイティブに作り変える必要があるとしています。
2026年6月20日・今井翔太・ABEMA Prime
今井翔太「高度なAIは認証制になるだろう」|ABEMA Prime(2026年6月)「ミュトス級AI」と日本の安全保障をテーマにした出演です。今井氏は、AIの危険として昔から挙げられてきたもののうちサイバーはすでに一線を超えたと説明し、一般の人が高度なAIを自由に使えない時代は避けられず、認証制になるだろうと述べました。日本はフロンティアAIでは勝負できないが、製造業データなどで戦略的に関わるべきだとしています。
2026年6月18日・デミス・ハサビス・スタンフォード大学経営大学院(GSB)での対談(ジョナサン・レヴィン学長)
ハサビス「今はシンギュラリティのふもと。規制は賢く素早く」|スタンフォード大学(2026年6月)スタンフォード大学経営大学院でのジョナサン・レヴィン学長との対談です。当時Google DeepMind CEOだったハサビス氏は、10年後に振り返れば今が「シンギュラリティのふもと」だったと分かるだろうと述べました。慎重な会社が負ける「底辺への競争」を心配し、素早く動く「賢い規制」を求めています。
2026年6月16日・ジェンスン・フアン・AP通信の単独インタビュー(米テキサス州シャーマン)
フアン「AI時代には新しい社会のルールが要る」|AP通信の単独インタビュー(2026年6月)2026年6月、AP通信の単独インタビューで、フアン氏はAI時代には新しい社会のルールを作る必要があると述べ、自動車が登場した後に歩道や横断歩道ができたことにたとえました。誰もがAIを使うべきで、とにかく触ってみることを勧めています。
2026年6月5日・今井翔太・TBS CROSS DIG with Bloomberg「AI QUEST」
今井翔太「AIの自己改善は人間がボトルネック」|TBS CROSS DIG(2026年6月)AIが自分を改良する「再帰的自己改善」をテーマにした出演です。今井氏は、これは古典的なシンギュラリティと同じ概念で、今は人間がボトルネックになっていると述べました。研究やエンジニアリングは自動化できても、薬の承認のような社会の仕組みは自動化できず、計算資源も挟まるので想像されるほど爆発的には伸びないとしています。
2026年6月(本人サイトは月のみ表示)・ダリオ・アモデイ・本人サイトの小論「Policy on the AI Exponential」
アモデイ「AI規制は航空当局(FAA)のような機関をモデルに」|本人の小論(2026年6月)AIの進歩と政策づくりのずれを論じた小論です。アモデイ氏は、透明性ルールだけでは足りず拘束力のある監督が必要になったと書き、AI規制は米連邦航空局(FAA)のように公開前の試験・監査を行う機関をモデルにすべきだと提案しました。
2026年5月28日・今井翔太・BS11「インサイドOUT」
今井翔太「強いAIを使う以外に選択肢はない」|BS11 インサイドOUT(2026年5月)最新AI「ミュトス」の安全性をテーマにしたテレビ出演です。今井氏は、安全性と能力は基本的にトレードオフだとしたうえで、競争の激しい分野の企業は強いAIを使って守るしかないと述べました。具体的には、最先端モデルへのアクセスを得ることとゼロトラスト設計を挙げています。
2026年5月(Google I/O会期中、記事は5月26日)・デミス・ハサビス・Google I/O 2026 と Axios のインタビュー
ハサビス「AGIは2030年ごろ、2029年もあり得る」|Axios(2026年5月)Google I/O 2026の会期中のAxiosのインタビューです。当時Google DeepMind CEOだったハサビス氏は、AGIはおおむね2030年ごろ、2029年もあり得ると述べ、人類は「シンギュラリティのふもと」にいるとしました。これからの1年の「エージェントの時代」は、もっと強力なAIに向けた社会の予行演習だと表現しています。
2026年4月20日・落合陽一・FUZE(ギズモード・ジャパンに統合)前後編インタビュー
落合陽一「誰もが高度な知能を使える=強力な再配分」|FUZE(2026年4月)数十年後の未来と人の生き方を聞いた前後編のインタビューです。落合氏は、デジタルネイチャーへの移行は2040年ごろと考えていたがもっと早まりそうだと述べ、誰もが高度な知能を使える今の状況はベーシックインカム以上に強力な再配分になりつつあると話しました。
2026年4月10日・サム・アルトマン・本人ブログ(無題)
アルトマン「AIは民主化されなければならない」|本人ブログ(2026年4月)自宅が襲撃された事件を受けて書かれた本人ブログです。一握りのAI研究所が未来の最も重要な決定を下すべきではなく、AIは民主化されなければならないと書きました。AGIを支配しようとする争いが、業界の破壊的な対立を生むとも述べています。
2026年4月9日・今井翔太・TBS CROSS DIG with Bloomberg「AI QUEST」
今井翔太「Claude MythosはGPT-4以来の飛躍」|TBS CROSS DIG(2026年4月)Anthropicの新しいモデル「Claude Mythos」をテーマにした出演です。今井氏は、コーディングと総合力を両立させたGPT-4以来の飛躍だと述べ、社会のバグが無制限に暴かれる社会が見えてきたとしました。2〜3か月でOpenAIとGoogleが追いつかなければ、Anthropicの独走になると見ています。
2026年3月18日・落合陽一・PIVOT「9 Questions」
落合陽一「外注1,000万円のシステムが一晩・約200ドルで」|PIVOT(2026年3月)落合氏が自分のAIエージェントの使い方と、超AI時代の世界を語った出演です。数十のエージェントを同時に動かし、1日のコード量で見て生産性は約32倍という体感を示し、外注で1,000万円と見積もられたシステムが一晩・約200ドルでできたと紹介しました。年末までにプログラミング分野で誰かが「AGI」を宣言しそうだとも述べています。
2026年3月5日・落合陽一・NewsPicks「WEEKLY OCHIAI」(ゲスト:北野宏明 ソニーCSL社長)
落合陽一、北野宏明氏と自律兵器のリスクを問う|WEEKLY OCHIAI(2026年3月)落合氏が司会を務める対談番組に、ソニーCSLの北野宏明社長を迎えた回です。落合氏は2026年が「フィジカルAI元年」とされていることを紹介し、自律兵器のリスクが新しい段階に入りつつあるという問題を提起しました。番組タイトルの「コントロールは極めて難しい」はゲストの発言です。
2026年2月27〜28日・ダリオ・アモデイ・CBSニュースのインタビュー(国防総省との対立について)
アモデイ「軍の用途の98〜99%には同意。越えない一線は2つ」|CBSニュース(2026年2月)米国防総省との対立について、CBSニュースのインタビューに答えたものです。アモデイ氏は、自分たちは「愛国的なアメリカ人」だと述べ、軍の用途の98〜99%には同意しているとしたうえで、国内の大規模監視と完全自律兵器という2つの一線の範囲で、引き続き政府と働きたいと語りました。
2026年2月26日・ダリオ・アモデイ・Anthropic 公式サイトの声明「Statement from Dario Amodei on our discussions with the Department of War」
アモデイ「国内の大規模監視と完全自律兵器には使わせない」|Anthropic公式声明(2026年2月)米国防総省(戦争省)との協議についての本人名義の声明です。アモデイ氏は、国の安全保障に協力してきたと説明したうえで、国内の大規模監視と完全自律型の兵器への利用という2つの例外は譲らないとし、契約打ち切りなどの圧力を受けても立場を変えないと述べました。
2026年2月19日・スンダー・ピチャイ・AI Impact Summit 2026(ニューデリー)開会式
ピチャイ「AIは生きている間で最大の転換」|AI Impact Summit(2026年2月)インドで開かれたAIの国際会議の開会式で、AIを「生きている間で最大のプラットフォーム転換」と表現しました。政府には規制役と利用者の両方の役割を求め、「デジタル格差をAI格差にしてはいけない」と述べています。
2026年2月19日・ダリオ・アモデイ・インド「AIインパクト・サミット」(ニューデリー)基調講演
アモデイ「インドはAIの機会とリスクで中心的な役割を担う」|インドAIサミット(2026年2月)ニューデリーで開かれた「AIインパクト・サミット」での基調講演です。アモデイ氏は、インドはAIの機会とリスクの両方を形づくるうえで「中心的な役割」を担うと述べ、AIが何十億人を貧困から救い得る一方、悪用や雇用の置き換えのリスクもあると語りました。
2026年2月19日・サム・アルトマン・AI Impact Summit 2026(ニューデリー)基調講演
アルトマン「世界は急いでAIを規制すべき」|AI Impact Summit(2026年2月)インドで開かれたAIの国際会議での基調講演です。世界は急いでAIを規制する必要があり、国際調整のために「IAEAのようなもの」が要るかもしれないと述べました。本物の超知能の初期版まで、あと数年かもしれないとも語っています。
2026年2月13日・ダリオ・アモデイ・Dwarkesh Podcast(ドワーケシュ・パテル)
アモデイ「天才の国は1〜3年以内。10年以内なら9割の確信」|Dwarkesh Podcast(2026年2月)ドワーケシュ・パテル氏のポッドキャストへの2回目の出演です。アモデイ氏は「データセンターの中の天才の国」は1〜3年以内に来ると述べ、Anthropicの売上がほぼ毎年10倍で伸びてきたことや、企業への普及には時間がかかることを語りました。
2026年1月22日・イーロン・マスク・世界経済フォーラム年次総会(ダボス)。ブラックロックのラリー・フィンクCEOとの対談
マスク「AIは2030〜31年に全人類を合わせたより賢くなる」|ダボス会議(2026年1月)ダボス会議に初めて登壇し、どの人間よりも賢いAIが2026年末、遅くとも2027年末までにできるかもしれないと述べました。2030〜2031年ごろには全人類を合わせたより賢くなると予測し、人型ロボットは2027年末までに一般販売したいとしています。
2026年1月21日・デミス・ハサビス・Semafor(インタビュー、ダボス会議の前)
ハサビス「AIの進歩が少し鈍るのは良いことかも」|Semafor(2026年1月)ダボス会議を前にした米Semaforのインタビューです。当時Google DeepMind CEOだったハサビス氏は、メモリ半導体の不足や各社が研究を公開しなくなったことでAIの進歩は少し鈍っているとし、それは「良いことかもしれない」と述べました。AGIの前に片付ける問題に残された時間は多くないとしています。
2026年1月16日・今井翔太・TBS CROSS DIG with Bloomberg「1on1 Tech」
今井翔太「AppleのGemini採用はOpenAIに赤信号」|TBS CROSS DIG(2026年1月)2026年のAIの勢力図をテーマにした出演です。今井氏は、AppleがGeminiを採用してiPhoneの入口がGeminiになるのはOpenAIにとって「赤信号」だと述べました。中国モデルはクラウド版に機密を入れると危ないが、手元で動かせば漏えいの問題はないとしています。
2026年1月(本人サイトは月のみ表示)・ダリオ・アモデイ・本人サイトのエッセイ「The Adolescence of Technology」
アモデイ「強力なAIは1〜2年先かもしれない。リスクは5つ」|本人エッセイ(2026年1月)2024年の「Machines of Loving Grace」に続く長文のエッセイで、リスクの側を詳しく書いたものです。アモデイ氏は、強力なAIは「1〜2年先」かもしれないと書き、リスクを5つに整理したうえで、規制はまず透明性の義務づけから始めるべきだと主張しました。
2025年
2025年12月29日・サティア・ナデラ・sn scratchpad(本人ブログ)
ナデラ「2026年、AIは発見から普及の段階へ」|本人ブログ(2025年12月)本人ブログ「Looking Ahead to 2026」です。ナデラ氏は2026年をAIが「発見」から「普及」へ移る年と予測し、モデルの能力に人間の使いこなしが追いついていないと指摘しました。AIは人の代わりではなく、人の可能性の足場だと主張しています。
2025年11月19日・今井翔太・テレ東BIZ「いまからサイエンス」
今井翔太「動画生成AIはロボットの練習場になる」|テレ東BIZ いまからサイエンス(2025年11月)最新の研究を紹介する番組への出演です。今井氏は、生成AIは大量データによる事前学習の後に倫理観などを調整する段階があり、後者が自分の研究領域だと説明しました。動画生成AIは物理法則を教えなくても物理を再現するので、ロボットを仮想世界で学習させる「ワールドシミュレーター」になると述べています。
2025年11月18日・スンダー・ピチャイ・BBC 単独インタビュー
ピチャイ「AIバブルがはじければ、うちを含めどこも無傷ではない」|BBC(2025年11月)BBCの単独インタビューで、今のAI投資ブームには「非合理な部分」があると認め、バブルがはじければGoogleを含めどの会社も無傷ではいられないと述べました。それでも、ネットと同じく技術としての重要性は揺るがないという見方です。
2025年11月16日・ダリオ・アモデイ・CBS「60 Minutes」(アンダーソン・クーパー)
アモデイ「重大な決定を少数の企業が下すのは強い違和感」|CBS 60 Minutes(2025年11月)CBSの報道番組「60 Minutes」への出演です。アモデイ氏は、新人ホワイトカラー職への影響の見立てを維持しつつ、AIの重大な決定を少数の企業・少数の人が下していることに強い違和感があると語り、リスクを公表する理由を説明しました。
2025年11月5日・ジェンスン・フアン・英FT「Future of AI Summit」での取材(Reuters報道)
フアン「中国がAI競争に勝つだろう」|英FTの取材(2025年11月)2025年11月、英FTの取材に、フアン氏は「中国がAI競争に勝つだろう」と述べたと報じられました。同日夜にはXで「中国は米国に“ナノ秒”遅れているだけ」と言い直し、米国は世界の開発者を取り込んで勝つべきだと補足しています。
2025年10月29日・ダリオ・アモデイ・Anthropic 公式発表「Opening our Tokyo office」(来日・東京オフィス開設)
アモデイ「技術と人間の進歩は一緒に進む」|来日・東京オフィス開設(2025年10月)Anthropicがアジア太平洋で最初の拠点として東京オフィスを開いたときの公式発表です。来日したアモデイ氏は高市首相と面会し、日本のAIセーフティ・インスティテュート(AISI)とAIの評価手法などに関する協力覚書に署名しました。「技術と人間の進歩は対立せず、一緒に進む」と述べています。
2025年9月30日・サム・アルトマン・本人ブログ「Sora 2」
アルトマン「Soraは利用者の長期的な満足を優先する」|本人ブログ(2025年9月)動画生成モデル「Sora 2」と、動画を作って共有するアプリ「Sora」の公開に合わせた本人ブログです。自分や友人を動画に登場させる「カメオ」機能を創作の大きな転換点になりうるとする一方、依存やいじめのリスクも認め、利用者の長期的な満足を優先すると書きました。
2025年8月14日・今井翔太・ABEMA Prime
今井翔太「寄り添うだけのAIは依存が危ない」|ABEMA Prime(2025年8月)GPT-5の応答の変化をテーマにした出演です。今井氏は、GPT-5がそっけなくなったのは意図的で、寄り添うだけのAIは依存が危ないと述べました。危ないのは悪意のある質問より、合理的な目標を与えたときに途中の手段が極端になることで、AIに触らせない範囲は人間がルールで決める必要があるとしています。
2025年7月30日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 公式サイト(本人署名の文書「Personal Superintelligence」)
ザッカーバーグ「超知能は視野に入った。一人ひとりの手に届ける」|本人の文書(2025年7月)2025年7月、ザッカーバーグ氏は文書「Personal Superintelligence」で、超知能の開発は視野に入ったと述べ、一人ひとりが自分の目標に使える「パーソナル超知能」を届けると表明しました。何をオープンソースにするかは慎重に選ぶと明記し、オープン路線を修正しています。
2025年7月9日・イーロン・マスク・Grok 4 発表のライブ配信(BGRの報道)
マスク「来年、新しい物理を見つけるかもしれない」|Grok 4発表(2025年7月)xAIの新モデルGrok 4の発表配信で、実際に役立つ新技術を遅くとも来年(2026年)に発見し、新しい物理を見つけるかもしれないと述べました。前日にGrokの反ユダヤ的な投稿が問題になったことを受け、安全対策を強めるとも語っています。
2025年6月11日・ジェンスン・フアン・VivaTech(パリ)の記者向けブリーフィング
フアン「生産性が上がった会社は人を増やす」|VivaTechの記者向け説明(2025年6月)2025年6月、パリのVivaTechで記者に応じたフアン氏は、若手ホワイトカラー職の大半がなくなりうるというAnthropicのアモデイ氏の警告に、ほぼすべて同意できないと反論しました。全員の仕事は変わるが、生産性が上がった企業は人を増やすと述べています。
2025年6月5日・スンダー・ピチャイ・Lex Fridman Podcast
ピチャイ「今のAIはでこぼこ。AGIは2030年より少し後」|Lex Fridman(2025年6月)約2時間17分のポッドキャストで、すごく進んだ面と簡単なことで失敗する面が混ざった今のAIを「AJI(でこぼこな人工知能)」と表現しました。人間並みのAIは「2030年より少し後」と予測し、社内のエンジニアの生産性向上は約10%と見積もっています。
2025年6月5日・ダリオ・アモデイ・米New York Times のオピニオン寄稿
アモデイ「州のAI規制を10年禁じるのは大ざっぱすぎる」|NYT寄稿(2025年6月)New York Timesへの寄稿です。アモデイ氏は、州のAI規制を10年間禁止する連邦法案を「あまりに大ざっぱな手段」と批判し、AIは2年以内に世界を根本から変え得るとして、代わりに連邦レベルの透明性基準を作るべきだと主張しました。
2025年5月29日・ダリオ・アモデイ・CNN「Anderson Cooper 360°」
アモデイ「AI企業への課税も検討すべきだ」|CNN(2025年5月)CNNのアンダーソン・クーパー氏の番組への出演です。アモデイ氏は、新人ホワイトカラーの仕事に必要な作業はAIが「賢い大学生並み」にこなせると述べ、失業率が最大20%になる可能性に触れたうえで、自分の経済的利益にはならないがAI企業への課税を検討すべきだと語りました。
2025年5月8日・サム・アルトマン・米上院商務委員会の公聴会「Winning the AI Race」
アルトマン「インフラが運命を決める、もっと必要だ」|米上院公聴会(2025年5月)米議会でのAI競争力をテーマにした公聴会での証言です。中国との差は「大きくない」とし、勝ち続けるには歩みを遅らせない賢明な規制と、半導体やエネルギーなどのインフラが必要だと述べました。2023年に規制を呼びかけたときから姿勢が変わったと報じられています。
2025年4月20日・デミス・ハサビス・CBS「60 Minutes」(聞き手スコット・ペリー)
ハサビス「AGIは5〜10年。新薬開発は数か月に縮むかも」|60 Minutes(2025年4月)米CBSの報道番組「60 Minutes」への出演です。当時Google DeepMind CEOだったハサビス氏は、AGIは今後5〜10年で来ると思うと述べ、新薬の開発を数年から数か月・数週間に縮められるかもしれないと語りました。心配は悪用と制御の2つだとしています。
2025年4月(本人サイトは月のみ表示)・ダリオ・アモデイ・本人サイトの小論「The Urgency of Interpretability」
アモデイ「AIの中身を診断する『AIのMRI』を2027年までに」|本人の小論(2025年4月)AIの中身を解き明かす研究(解釈可能性)の必要性を訴えた小論です。アモデイ氏は、今のAIは作った人にも中身が分からないと書き、AnthropicはAIの中身を診断する「AIのMRI」で、2027年までにモデルの問題の大半を確実に見つけられることを目標にすると述べました。
2025年2月28日ごろ・イーロン・マスク・ポッドキャスト「The Joe Rogan Experience」(Business Insiderの報道)
マスク「良い結果の確率は80%くらい」|Joe Rogan(2025年2月)米国の人気ポッドキャストで、AIが良い結果になる確率は80%くらい、破滅の可能性は20%だと述べました。AIは1〜2年で人間の知能を超え、2029〜2030年には全人類を合わせたより賢くなると予測しています。
2025年2月19日・サティア・ナデラ・Dwarkesh Podcast(ドワーケシュ・パテル)
ナデラ「AGI宣言は無意味。物差しは経済成長」|Dwarkesh Podcast(2025年2月)ドワーケシュ・パテル氏のポッドキャストへの出演です。ナデラ氏は自社で「AGI達成」を宣言するのは無意味だと批判し、AIの本当の評価基準は世界が年10%成長するかどうかだと主張しました。
2025年2月11日・ダリオ・アモデイ・Anthropic 公式サイトの声明「Statement from Dario Amodei on the Paris AI Action Summit」
アモデイ「パリのAIサミットは機会を逃した」|Anthropic公式声明(2025年2月)パリで開かれた「AIアクション・サミット」についての本人名義の声明です。アモデイ氏はサミットを「機会を逃した」と評し、AIの能力は2026〜2027年に来る可能性があり、遅くとも2030年までにはほぼ確実に来るという見立てを明記しました。
2025年1月下旬(本人サイトは月のみ表示)・ダリオ・アモデイ・本人サイトの小論「On DeepSeek and Export Controls」
アモデイ「DeepSeekの安さは想定内。輸出規制は失敗していない」|本人の小論(2025年1月)中国DeepSeekの低コストモデルが話題になった直後の小論です。アモデイ氏は、DeepSeekの安さは「想定内のコスト低下」の一点で、効率が上がっても総投資は増え続けると書き、先端半導体の対中輸出規制は引き続き重要だと主張しました。
2024年
2024年11月11日・ダリオ・アモデイ・Lex Fridman Podcast
アモデイ「強力なAIは2026〜27年。安全は上への競争で」|Lex Fridman Podcast(2024年11月)レックス・フリードマン氏のポッドキャストへの約5時間の出演です。アモデイ氏は、今の伸びが続けば強力なAIには2026〜2027年ごろに届く計算になると述べ、安全面で手本を示して業界全体を引き上げる「Race to the Top(上への競争)」という戦略を説明しました。
2024年10月29日・イーロン・マスク・Future Investment Initiative(FII、リヤド)にオンライン出演(聞き手:ピーター・ディアマンディス)
マスク「AIが悪い方向に行く確率は10〜20%」|FII(リヤド)(2024年10月)サウジアラビアの投資会議FIIにオンラインで出演し、AIはたぶん素晴らしい結果になるが、10〜20%の確率で悪い方向に行くと述べました。2040年には人型ロボットの数が人間より多くなっているだろうとも予測しています。
2024年10月9日・デミス・ハサビス・ノーベル化学賞の受賞決定後の記者会見(ロンドン、PA通信配信)
ハサビス「AIは良くも悪くも使える両用の技術」|ノーベル賞受賞会見(2024年10月)AlphaFoldでノーベル化学賞の受賞が決まった日の記者会見です。当時Google DeepMind CEOだったハサビス氏は、AIは人類にとってもっとも有益な技術の1つになり得る一方、悪意ある人に使われるおそれもある「両用」の技術だと述べました。
2024年9月10日・落合陽一・JBpress 特別対談(暦本純一氏と、前後編)
落合陽一「極端に言えば会社は社長1人でも成り立つ」|JBpress対談(2024年9月)暦本純一氏との前後編の対談記事です。落合氏は経理などの事務がデジタル化し、少人数で会社が回るようになっていると述べ、これからの勝者は道具の上手な使い方を見つける人だと話しました。注意を引く短尺動画が量産されることへの懸念も示しています。
2024年8月28日・落合陽一・Life is Tech ! JAM 2024(藤井輝夫 東京大学総長との対談)
落合陽一「問いかける力は答える力より難しい」|ライフイズテックJAM(2024年8月)中高生向けイベントで、東京大学の藤井輝夫総長と対談したセッションのレポートです。落合氏は、まず自分が何をしたいかを決め、そのうえでAIをどう使うかを考えるべきだと述べ、問いを立てる力は答える力より難しく、好奇心が欠かせないと話しました。
2024年7月23日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 公式ニュースルーム(本人署名の文書「Open Source AI Is the Path Forward」)
ザッカーバーグ「AIもオープンなモデルが本流になる」|本人の文書(2024年7月)2024年7月、Llama 3.1の公開に合わせて、ザッカーバーグ氏は文書「Open Source AI Is the Path Forward」を出しました。LinuxがUnixを追い越したように、AIもオープンなモデルが主流になると予想し、企業にとっての利点と安全面の考えを説明しています。
2024年5月23日・今井翔太・BSテレ東「日経プラス9」(テレ東BIZ ダイジェスト)
今井翔太「AIの安全は企業任せにせず国で議論を」|BSテレ東 日経プラス9(2024年5月)生成AIの開発競争をテーマにしたテレビ出演です。今井氏は、OpenAIが安全研究チームを事実上解散したことを心配だとし、安全を企業任せにせず国レベルで議論すべきだと述べました。目の前の問題は選挙でのフェイク動画で、世界基準のルールはすぐ決めるべきだとしています。
2024年5月23日・イーロン・マスク・VivaTech 2024(パリ)にオンライン登壇(CNNの報道)
マスク「おそらく誰も仕事を持たなくなる」|VivaTech 2024(2024年5月)パリの技術見本市VivaTechにオンラインで登壇し、おそらく誰も仕事を持たなくなり、仕事は「任意」になると述べました。そのためにはベーシックインカムではなく「普遍的高所得」が必要だとしていますが、仕組みは説明していません。
2024年4月18日・マーク・ザッカーバーグ・Dwarkesh Podcast(1回目)
ザッカーバーグ「AIの拡大は電力が制約になる」|Dwarkesh Podcast(2024年4月)2024年4月のDwarkesh Podcastで、ザッカーバーグ氏はAIの拡大は資金より先に電力が制約になると予想しました。オープンソースは基本的に進めるが、公開が無責任になるほど能力が変われば出さない可能性もある、と条件もつけています。
2024年2月28日・デミス・ハサビス・Dwarkesh Podcast(ドワーケシュ・パテル)
ハサビス「10年以内にAGIに近いものが出ても驚かない」|Dwarkesh(2024年2月)ドワーケシュ・パテル氏のポッドキャストへの出演です。当時Google DeepMind CEOだったハサビス氏は、10年以内にAGIに近いシステムが出ても驚かないと述べ、そのためには規模の拡大に加えて、先を読む「計画・探索」の仕組みが要るだろうと話しました。
2024年2月26日・今井翔太・ReHacQ−リハック−【公式】
今井翔太「超知能は人間には想像できない。アライメントが要る」|ReHacQ(2024年2月)東大松尾研の研究をテーマにした出演です。今井氏は、研究の3本柱を大規模言語モデル・拡散モデル・強化学習と紹介し、人間を超える超知能はそれ自体が危険で、AIに正しい価値観を持たせる「アライメント」をやるしかないと述べました。
2024年2月12日・ジェンスン・フアン・世界政府サミット(ドバイ)UAEのAI担当相との対談
フアン「どの国も自国の知能の生産を持つべきだ」|世界政府サミット(2024年2月)2024年2月、ドバイの世界政府サミットでUAEのAI担当相と対談したフアン氏は、どの国も自国の知能(AI)の生産を自分で持つべきだと「ソブリンAI」を訴えました。誰もプログラムを書かなくてよい技術を作るのがNVIDIAの仕事だとも述べています。
2024年1月3日・落合陽一・PIVOT「9 Questions」新年特別企画
落合陽一「AIと相性のいい人の伸び幅が大きい」|PIVOT(2024年1月)前日の回の続きです。落合氏は、AIに人が負けるのではなく「AIと相性のいい人間」の伸び幅が非常に大きいと述べ、AIを日常的に使いこなしている人は日本の人口の1%程度という肌感覚を示しました。他人が興味を持たない分野を調べる「オタク性」が価値になる、とも話しています。
2023年
2023年12月6日・スンダー・ピチャイ・Google 公式ブログ(Gemini 1.0発表、冒頭の本人ノート)
ピチャイ「Gemini時代の最初のモデル」|Google公式ブログ(2023年12月)Gemini 1.0の発表記事の冒頭に寄せた本人のノートです。Geminiを最も高性能で汎用的なモデルと位置づけ、Ultra・Pro・Nanoの3サイズで出すと説明しました。能力が上がるほど安全策が要るとして、政府や専門家と協力すると表明しています。
2023年11月29日・イーロン・マスク・ニューヨーク・タイムズ DealBook Summit(聞き手:アンドリュー・ロス・ソーキン)
マスク「人より賢いAIまで3年を切った」|DealBook Summit(2023年11月)米ニューヨーク・タイムズの対談イベントで、「どの分野でも最も賢い人間より賢いAI」まで3年を切っていると予測しました。同時に、自分は時間軸については楽観的で、遅れるが最後には実現する、と認めています。
2023年11月2日・イーロン・マスク・英国AI安全サミット(スナク首相との対談、ロンドン・ランカスター・ハウス)
マスク「いずれ仕事は不要になる。審判はいた方がよい」|英AI安全サミット(2023年11月)英国のAI安全サミットでスナク首相と対談し、AIは「歴史上最も破壊的な力」で、いずれ仕事が必要なくなる時が来ると述べました。規制は面倒だが、審判(レフェリー)がいるのは良いことだとも語っています。
2023年10月24日・デミス・ハサビス・英Guardian(インタビュー)
ハサビス「AIのリスクは気候変動並みに真剣に」|英Guardian(2023年10月)英国のAI安全サミットを前にした英Guardianのインタビューです。当時Google DeepMind CEOだったハサビス氏は、AIのリスクは気候変動と同じくらい真剣に扱うべきだとし、科学者の組織から始めて国際的な監督機関へ進む道筋を提案しました。
2023年8月8日・ダリオ・アモデイ・Dwarkesh Podcast(ドワーケシュ・パテル)
アモデイ「人と見分けのつかないAIは2〜3年で出るかもしれない」|Dwarkesh Podcast(2023年8月)ドワーケシュ・パテル氏のポッドキャストへの1回目の出演です。アモデイ氏は、教養ある人と1時間話しても見分けがつかないモデルが「2〜3年」で出てくるかもしれないと述べ、性能を伸ばす「スケーリング則」と、AIの中身を調べる研究の必要性を語りました。
2023年7月25日・ダリオ・アモデイ・米上院司法委員会 小委員会の公聴会「Oversight of A.I.: Principles for Regulation」
アモデイ「AIの生物兵器への悪用は中期的なリスク」|米上院公聴会(2023年7月)米上院の公聴会での証言です。アモデイ氏は、今のAIでも生物兵器づくりの手順の一部を不完全ながら埋められることが社内調査で分かったと述べ、AIを使った大規模な生物攻撃を「中期的」な安全保障上のリスクと位置づけました。
2023年7月12日・イーロン・マスク・xAIの設立発表とTwitter Spaces(ロイター配信)
マスク「好奇心のあるAIが一番安全だ」|xAI設立とX Spaces(2023年7月)AI企業xAIの設立を発表し、Twitter Spacesで方針を語りました。道徳を直接プログラムするのではなく、宇宙を理解しようとする「最大限に好奇心のある」AIを作ることが、安全面で最善の方法だと説明しています。
2023年5月下旬・サム・アルトマン・米CAIS「Statement on AI Risk」
アルトマン、「AIの絶滅リスク低減を世界の優先課題に」の声明に署名|CAIS(2023年5月)米CAISが公開した1文の共同声明に、アルトマン氏が署名者として名を連ねました。本人の発言ではなく、AIによる人類絶滅のリスクを減らすことを、パンデミックや核戦争と並ぶ世界的な優先課題にすべきという声明です。
2023年5月23日・サティア・ナデラ・Microsoft Build 2023 基調講演(シアトル)
ナデラ「ChatGPTは自転車から蒸気機関への転換」|Build(2023年5月)開発者向けイベントの基調講演です。ナデラ氏はChatGPTの登場を1993年のWebブラウザ「Mosaic」に並ぶ転換点と位置づけ、自社のコパイロットと同じ仕組みを開発者に開放すると表明しました。
2023年5月22日・サム・アルトマン・OpenAI公式ブログ「Governance of superintelligence」
アルトマンら「超知能にはIAEAのような機関が要る」|OpenAIブログ(2023年5月)アルトマン氏、ブロックマン氏、サツケバー氏の連名による公式ブログです。今後10年以内にAIがほとんどの分野で専門家を超える可能性があるとし、いずれ国際原子力機関(IAEA)のような国際機関が必要になると書きました。
2023年5月16日・サム・アルトマン・米上院司法委員会 小委員会の公聴会「Oversight of A.I.」
アルトマン「大規模なAI開発には政府の許可制を」|米上院公聴会(2023年5月)米議会での証言です。一定規模を超えるAI開発に許可を出す新しい政府機関をつくるべきだと提案しました。GPT-4のようなシステムが得意なのは「仕事」ではなく「作業」だとも述べています。
2023年5月10日・スンダー・ピチャイ・Google I/O 2023 基調講演
ピチャイ「AIファースト7年、いま転換点にいる」|Google I/O(2023年5月)開発者会議の基調講演で、「AIファースト」を掲げて7年のいま転換点にいると述べました。検索を含む主要製品をAI前提で作り直すとし、新モデルPaLM 2の発表と、次世代モデル「Gemini」の訓練中であることを明かしています。
2023年4月17日・イーロン・マスク・Fox News「Tucker Carlson Tonight」
マスク「AIは文明を破壊しうる。真実を追うAIを作る」|Fox News(2023年4月)米Fox Newsのインタビューで、AIは設計の悪い航空機や欠陥のある車より危険で、文明を破壊する可能性があると述べました。対抗策として「真実を最大限に追求するAI」(仮称TruthGPT)を作ると表明しています。
2023年4月16日・スンダー・ピチャイ・CBS「60 Minutes」(聞き手:スコット・ペリー)
ピチャイ「AIのルールは一企業が決めることではない」|60 Minutes(2023年4月)米CBSの報道番組で、AIはほぼすべての会社の製品に影響する技術だと述べ、影響を受ける仕事として知識労働者を挙げました。技術の進み方に社会の制度が追いつかないとして、ルール作りは「一企業が決めることではない」と語っています。
2023年3月25日・サム・アルトマン・Lex Fridman Podcast
アルトマン「GPT-4は後で見ればごく初期のAI」|Lex Fridman(2023年3月)米国の長時間対談番組への出演です。GPT-4はあとから振り返れば「ごく初期のAI」と言われるだろうと述べ、雇用で影響を受けそうな分野としてカスタマーサービスを挙げました。
2023年2月24日・サム・アルトマン・OpenAI公式ブログ「Planning for AGI and beyond」
アルトマン「AGIは止めずに、少しずつ世に出す」|OpenAI公式ブログ(2023年2月)AGI(人間より全般に賢いAI)への向き合い方を示した、アルトマン氏署名のOpenAI公式ブログです。恩恵が大きすぎるので開発を永久に止めることはできないとし、弱い版から少しずつ公開して社会が慣れる時間をつくる方針を書きました。
2023年2月6日・スンダー・ピチャイ・Google 公式ブログ(blog.google、本人署名)
ピチャイ「AIを大胆に、かつ責任をもって世に出す」|Google公式ブログ(2023年2月)対話型AI「Bard」を発表した本人署名のブログです。まず限られたテスターに公開し、検索にもAI機能を入れ、開発者・企業向けにAPIを開く方針を示しました。「大胆に、かつ責任をもって」出していくと強調しています。
2022年
2022年11月23日・落合陽一・PIVOT「9 Questions」(聞き手:佐々木紀彦)
落合陽一「感じよく生き、体を鍛え、好きなことをやる」|PIVOT(2022年11月)前日の回の続きで、シンギュラリティ後の社会と個人の生き方を語った出演です。落合氏は個人には「感じよく生きる」「体を鍛える」「好きなことをやる」を勧め、教育は一人ひとりの特性に合わせる形へ逆転すべきだと述べました。
数字と発言は、それぞれの出典を開いて確かめたものだけを載せています。 予測は発言した人の見通しであり、そのとおりになることを保証するものではありません。 詳しくは各出典をご確認ください。
うちの会社なら、どこからAIを入れるべきか
社員数や業種をうかがったうえで、最初に手をつけると効果が出やすい業務と進め方をお伝えします。まだ何も決まっていなくて構いません。
無料でAI導入の相談をする