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オープンソースのAIとは?使っても大丈夫?|ザッカーバーグ、今井翔太、ナデラの発言を時系列で【14件】

3人・14件の発言

誰でも使える形で中身を公開する「オープンソース」のAIについて、ザッカーバーグ氏、今井翔太氏、ナデラ氏が2023〜2026年に語ってきたことを時系列でまとめました。Metaは「オープンが本流になる」から「何を公開するかは慎重に選ぶ」へ修正し、今井氏は低コストのオープンモデルの台頭と、企業での使い分けを語っています。

3人の意見はこう分かれる

いちばん多く語っているのはMetaのマーク・ザッカーバーグ氏で、考えは時期によって変わっています。2024年7月には、LinuxがUnixを追い越したようにAIもオープンなモデルが主流になると予想しましたが(Open Source AI Is the Path Forward)、同年4月の時点で、公開が無責任になるほど能力が変われば出さない可能性もあると条件をつけていました(Dwarkesh Podcast)。2025年7月には何を公開するかは慎重に選ぶと路線を修正し(Personal Superintelligence)、2026年7月には近いうちに一部の公開に戻ると話しています(決算説明会 2026年7月)。

今井翔太氏は、競争と使う側の目線で語ります。DeepSeekは低コストとオープン公開で米テック企業に衝撃を与えたと述べ(JBpress)、自社データで「自分だけのAI」を作れるオープンモデルの意味が大きいとしました(CROSS DIG 2025年8月)。中国のオープンモデルもネットにつながないサーバーなら情報漏えいは起きないが、顧客感情とのバランスは考えるべきだとしています(ビジネス+IT 後編)。

Microsoftのサティア・ナデラ氏は「オープンなエージェントのWeb」へ移ると宣言しました(Build 2025)。

社長にとってのポイント

  • オープンモデルは「自社のサーバーで動かせる」「自社データで自分用に育てられる」のが利点です。社外に出せない情報を扱う業務から検討すると、使いどころが見つけやすくなります。
  • 公開するかどうかは開発企業の方針で変わります(Metaも途中で修正しました)。1つのモデルに業務を固定せず、差し替えられる形で組んでおくと安心です。
  • 海外製のモデルを使うときは、情報漏えいの対策だけでなく、取引先がどう受け止めるかも判断材料に入れると、今井氏の指摘に沿った使い方になります。

「オープンソース」の発言の時系列

2026年

  1. 2026年9月29日・今井翔太・ビジネス+ITチャンネル(後編)

    今井翔太「日本企業はAIのハイブリッド活用が妥当」|ビジネス+IT(2026年9月)

    企業でのAI活用をテーマにした出演の後編です。今井氏は、米国の先行は3〜6か月程度で、日本企業はハイブリッド活用が妥当だと述べました。中国のオープンモデルもネットにつながないサーバーで動かせば情報漏えいは起きないが、国民感情や顧客感情とのバランスは考えるべきだとしています。

  2. 2026年8月6日・今井翔太・BSフジ「プライムニュース」

    今井翔太「Kimi K3に秘伝の技術はなかった」|BSフジ プライムニュース(2026年8月)

    中国AIの急速な進化をテーマにしたテレビ出演です。今井氏は、Kimi K3は米国にほぼ追いつき、しかも技術を公開した開発競争のターニングポイントだと述べました。効いているのは巨大モデルを作った経験で、それを持つ人は世界に1000人もおらず米中に集中しているとしています。

  3. 2026年7月29日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2026年4〜6月期)

    ザッカーバーグ「事業者向けエージェントで起業から運営まで支える」|Meta決算説明会(2026年7月)

    2026年7月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は事業者向けエージェントを週100万社超が使っていると述べ、将来は起業から運営まで支える「ビジネス・イン・ア・ボックス」を成果報酬型で目指すとしました。質疑では、近いうちに一部のオープンソースモデルの公開に戻るとも話しています。

2025年

  1. 2025年8月8日・今井翔太・TBS CROSS DIG with Bloomberg「1on1」

    今井翔太「GPT-5でハルシネーションは桁違いに減った」|TBS CROSS DIG(2025年8月)

    GPT-5の発表を受けた出演です。今井氏は、GPT-5でハルシネーションは桁違いに減ったと評価する一方、賢さは限界に近づいており、賢いことと便利なことは別だと述べました。自社データで「自分だけのAI」を作れるオープンモデルGPT-OSSの意味が大きいとしています。

  2. 2025年7月30日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 公式サイト(本人署名の文書「Personal Superintelligence」)

    ザッカーバーグ「超知能は視野に入った。一人ひとりの手に届ける」|本人の文書(2025年7月)

    2025年7月、ザッカーバーグ氏は文書「Personal Superintelligence」で、超知能の開発は視野に入ったと述べ、一人ひとりが自分の目標に使える「パーソナル超知能」を届けると表明しました。何をオープンソースにするかは慎重に選ぶと明記し、オープン路線を修正しています。

  3. 2025年6月11日・今井翔太・JBpress Innovation Review

    今井翔太「DeepSeekは低コストとオープン公開で衝撃を与えた」|JBpress(2025年6月)

    経営者向けのインタビュー記事です。第1ページでは、今井氏の話として、DeepSeekは低コストとオープン公開の2点で米テック企業に衝撃を与え、無料・安価なオープン技術の台頭は米国のAI企業にとって死活問題になる、と伝えています。

  4. 2025年5月19日・サティア・ナデラ・Microsoft Build 2025 基調講演(シアトル)

    ナデラ「いまはプラットフォーム転換の中盤戦」|Microsoft Build(2025年5月)

    開発者向けイベントの基調講演です。ナデラ氏はいまをWin32・Web・クラウドとモバイルに並ぶプラットフォーム転換の中盤戦と位置づけ、「オープンなエージェントのWeb」へ移ると宣言しました。

  5. 2025年5月1日・マーク・ザッカーバーグ・Stratechery(ベン・トンプソン氏のインタビュー)

    ザッカーバーグ「目標と予算を渡せば広告は自動で回る」|Stratechery(2025年5月)

    2025年5月、Stratecheryのインタビューで、ザッカーバーグ氏は広告の将来像として、企業が目標と予算を伝えれば、制作から配信先選び、効果測定までMetaが自動で行い、成果に対して支払う形を目指すと説明しました。SNSはAIが生成する個人向けコンテンツへ進むとも整理しています。

  6. 2025年1月29日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2024年10〜12月期)

    ザッカーバーグ「今年は中堅並みのAIエンジニアが作れる年」|Meta決算説明会(2025年1月)

    2025年1月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は2025年を、優秀な中堅エンジニア並みのコーディング力を持つAIエンジニアリングエージェントが作れるようになる年と予想しました。Llama 4の目標は「首位に立つ」ことだとし、AIインフラに長期で数千億ドルを投じるとも述べています。

2024年

  1. 2024年7月23日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 公式ニュースルーム(本人署名の文書「Open Source AI Is the Path Forward」)

    ザッカーバーグ「AIもオープンなモデルが本流になる」|本人の文書(2024年7月)

    2024年7月、Llama 3.1の公開に合わせて、ザッカーバーグ氏は文書「Open Source AI Is the Path Forward」を出しました。LinuxがUnixを追い越したように、AIもオープンなモデルが主流になると予想し、企業にとっての利点と安全面の考えを説明しています。

  2. 2024年4月18日・マーク・ザッカーバーグ・Dwarkesh Podcast(1回目)

    ザッカーバーグ「AIの拡大は電力が制約になる」|Dwarkesh Podcast(2024年4月)

    2024年4月のDwarkesh Podcastで、ザッカーバーグ氏はAIの拡大は資金より先に電力が制約になると予想しました。オープンソースは基本的に進めるが、公開が無責任になるほど能力が変われば出さない可能性もある、と条件もつけています。

  3. 2024年2月1日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2023年10〜12月期)

    ザッカーバーグ「次の世代のサービスには汎用知能が要る」|Meta決算説明会(2024年2月)

    2024年2月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は次の世代のサービスには「完全な汎用知能」が必要だと考えるようになったと説明しました。計算資源への積極投資を続けること、オープンソース化しても差別化は失われないことも述べています。

  4. 2024年1月18日・マーク・ザッカーバーグ・本人のSNS投稿(Instagram/Threads)

    ザッカーバーグ「汎用知能をつくり、責任ある形でオープンに」|本人の動画投稿(2024年1月)

    2024年1月、ザッカーバーグ氏は動画投稿で、Metaの長期ビジョンを「汎用知能をつくり、責任ある形でオープンソース化し、広く使えるようにすること」だと述べました。2024年末までにNVIDIA H100を約35万基持つ計画も明かしています。

2023年

  1. 2023年4月26日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2023年1〜3月期)

    ザッカーバーグ「数十億人にAIエージェントを届ける機会がある」|Meta決算説明会(2023年4月)

    2023年4月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は「数十億人にAIエージェントを届ける機会がある」と述べ、ビジネスメッセージや顧客対応向けのAIエージェントに需要が高まると予想しました。オープンなエコシステムづくりへの関心もこの回で示しています。

数字と発言は、それぞれの出典を開いて確かめたものだけを載せています。 予測は発言した人の見通しであり、そのとおりになることを保証するものではありません。 詳しくは各出典をご確認ください。

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