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AI時代の教育・学び方は?|今井翔太、落合陽一の発言を時系列で【13件】

2人・13件の発言

AI時代の教育と学び方について、今井翔太氏と落合陽一氏が2022〜2026年に語ってきたことを時系列でまとめました。今井氏は「使い方より先に素の能力」、落合氏は「何をしたいか・何が好きかから始める」と入口は違いますが、どちらもAIを使う前の人間側の力を重く見ています。

2人の意見はこう分かれる

このテーマで語っているのは、日本の研究者2人です。

今井翔太氏は、基礎の力を先に置きます。2024年8月の文部科学省の会議では、「学校ではAIの使い方を学ぶべき」という説に賛同せず、素の能力を身につけることが前提だと述べました(文科省 有識者会議)。高い賃金の仕事ほどAIの影響を受けやすく、責任を負う工程には人が残るとも説明しています(PIVOT 2024年1月)。2026年2月には、外国語教育の質とコストは史上まれに見る変革期にあるとしました(中教審 外国語WG)。

落合陽一氏は、本人の興味や世界観を起点にします。2024年8月の中高生向けイベントでは、まず自分が何をしたいかを決め、問いを立てる力は答える力より難しいと話しました(ライフイズテックJAM)。2025年7月には、教育の目標は「職能を育てる」から「その人が作りたい世界観を育てる」へ移りつつあると述べています(RIETI)。AIと相性のいい人の伸び幅が非常に大きいという見方も示しました(PIVOT 2024年1月)。

一致しているのは、AIを使うだけでは差がつかないという点です。今井氏は誰もが最高性能のAIを使えるので、それだけでは投資で差がつかないと述べ(お金のまなびば!)、落合氏は前提をしっかり渡すほど良い答えが出ると実演しています(PIVOT 2023年4月)。

社長にとってのポイント

  • 社員研修は「ツールの操作」だけで終わらせず、業務の前提や自社の事情をAIに渡せる力(何を頼むかを言葉にする力)を育てる時間を入れると、2人の指摘に沿った研修になります。
  • 若手の育成では、AIに任せる仕事と、基礎を身につけるために人が自分でやる仕事を分けておくと、今井氏の言う「素の能力」を残せます。
  • 「何が好きか・何をしたいか」がはっきりしている社員ほどAIで伸びる、という落合氏の見方は、AI活用の担当者を選ぶときの目安になります。

「教育」の発言の時系列

2026年

  1. 2026年10月13日・今井翔太・TBS CROSS DIG with Bloomberg「AI QUEST」(安野貴博氏と出演)

    今井翔太「AIの作業から人間の承認が省かれていく」|TBS CROSS DIG(2026年10月)

    安野貴博氏が中心の回で、今井氏はAIのリスクと仕事への影響を語りました。現実に起きているのはAIの作業から人間の承認がどんどん省かれていく流れで、AIが自分の意思で人類を滅ぼすという議論はまだ早いと述べました。役に立つ仕事ほど先にAIの影響を受けるとしています。

  2. 2026年8月29日・今井翔太・PIVOT 公式チャンネル(山本泰士氏と出演)

    今井翔太「無人島で役に立たない仕事は残りやすい」|PIVOT(2026年8月)

    山本泰士氏との対談です。今井氏は、AIに奪われにくいのは「無人島で役に立たない仕事」(漫画・アニメなど)で、この点で日本には強みがあると述べました。家庭用ロボットは家ごとの事情が違うので難しく、工場・建設・危険作業が先になるとしています。

  3. 2026年2月20日・今井翔太・中央教育審議会 初等中等教育分科会 外国語ワーキンググループ

    今井翔太「外国語教育は史上まれに見る変革期」|中央教育審議会 外国語WG(2026年2月)

    中央教育審議会の外国語WGでの発表資料です。今井氏は、今の技術を続ければ2030年ごろにAGIが出現する可能性が高いとし、米国ではホワイトカラーの雇用の減少がすでにジュニア層で目立って始まっていると紹介しました。外国語教育の質とコストは史上まれに見る変革期にあるとしています。

2025年

  1. 2025年7月14日・落合陽一・RIETI(経済産業研究所)BBLセミナー

    落合陽一「AIが全人類より賢くなるのは2027年あたり」|RIETI(2025年7月)

    経済産業研究所のセミナーで、未来の教育をテーマに講演しました。主催者の講演録によると、落合氏はAIが全人類より賢くなるのは2027年あたりと述べ、教育の目標は「職能を育てる」から「その人が作りたい世界観を育てる」へ移りつつあると話しました。

  2. 2025年6月3日・今井翔太・ReHacQ−リハック−【公式】(中島聡氏と出演)

    今井翔太「AIエージェントはまずコーディング、次に調査と金融」|ReHacQ(2025年6月)

    エンジニアの中島聡氏との対談です。今井氏は、AIエージェントが最初に普及するのはコーディング、次が調査と金融で、支払いが絡む秘書型は失敗したときにAIが責任を取れないので難しいと述べました。業界は毎日上書きされるので、1つのサービスに縛られない方がいいとしています。

  3. 2025年2月・落合陽一・『猫でもわかる生成AI 落合陽一に100のプロンプトを入力してみた』(扶桑社)

    落合陽一『猫でもわかる生成AI』100のプロンプトで学ぶ入門書|扶桑社(2025年2月)

    落合氏が飼い猫と一緒に生成AIの基本を学ぶ形の、会話形式の入門書です。国立国会図書館の内容紹介によると、実際に入力しているプロンプトや活用法、仕組み、苦手なことへの対処法を紹介しています。

2024年

  1. 2024年8月28日・落合陽一・Life is Tech ! JAM 2024(藤井輝夫 東京大学総長との対談)

    落合陽一「問いかける力は答える力より難しい」|ライフイズテックJAM(2024年8月)

    中高生向けイベントで、東京大学の藤井輝夫総長と対談したセッションのレポートです。落合氏は、まず自分が何をしたいかを決め、そのうえでAIをどう使うかを考えるべきだと述べ、問いを立てる力は答える力より難しく、好奇心が欠かせないと話しました。

  2. 2024年8月8日・今井翔太・文部科学省「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関する検討会議」(第2回)

    今井翔太「AIを使いこなすには素の能力が先」|文部科学省 有識者会議(2024年8月)

    委員を務めた文科省の検討会議での発表資料です。今井氏は5年後の個人的な予想を3つ挙げる一方、5年を超える予測を明言するのは研究者として誠実でないと注記しました。「学校ではAIの使い方を学ぶべき」という説には賛同せず、素の能力を身につけることが前提だと述べています。

  3. 2024年1月31日・今井翔太・PIVOT 公式チャンネル

    今井翔太「賃金の高い仕事ほどAIの影響を受ける」|PIVOT(2024年1月)

    生成AI以後の仕事をテーマにした出演です。今井氏は、高学歴・高スキル・高賃金の仕事ほど自動化の影響を受けやすいという見方に入れ替わったと説明し、当面はAIが人の仕事を補う「労働補完型」が有力で、責任を負う工程には人が残ると述べました。

  4. 2024年1月3日・落合陽一・PIVOT「9 Questions」新年特別企画

    落合陽一「AIと相性のいい人の伸び幅が大きい」|PIVOT(2024年1月)

    前日の回の続きです。落合氏は、AIに人が負けるのではなく「AIと相性のいい人間」の伸び幅が非常に大きいと述べ、AIを日常的に使いこなしている人は日本の人口の1%程度という肌感覚を示しました。他人が興味を持たない分野を調べる「オタク性」が価値になる、とも話しています。

2023年

  1. 2023年11月4日・今井翔太・お金のまなびば!(藤野英人×今井翔太

    今井翔太「AIを使うだけでは投資で差はつかない」|お金のまなびば!(2023年11月)

    レオス・キャピタルワークスの藤野英人氏との対談です。今井氏は、投資でのAIの使い道として資料の要約や情報の入りにくい言語圏の調査を挙げつつ、誰もが最高性能のAIを使えるので、それだけでは差がつかないと述べました。

  2. 2023年4月2日・落合陽一・PIVOT「9 Questions」

    落合陽一「前提をしっかり渡すほど良い答えが出る」|PIVOT(2023年4月)

    落合氏がChatGPTの使い方を実演した出演です。自分のプロフィールや過去の文章を渡して講演概要や下書き、要約に使っていると紹介し、前提をしっかり渡すほど良い結果が出ると述べました。人間が鍛えるべきは「好奇心」だとも話しています。

2022年

  1. 2022年11月23日・落合陽一・PIVOT「9 Questions」(聞き手:佐々木紀彦)

    落合陽一「感じよく生き、体を鍛え、好きなことをやる」|PIVOT(2022年11月)

    前日の回の続きで、シンギュラリティ後の社会と個人の生き方を語った出演です。落合氏は個人には「感じよく生きる」「体を鍛える」「好きなことをやる」を勧め、教育は一人ひとりの特性に合わせる形へ逆転すべきだと述べました。

数字と発言は、それぞれの出典を開いて確かめたものだけを載せています。 予測は発言した人の見通しであり、そのとおりになることを保証するものではありません。 詳しくは各出典をご確認ください。

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