AIエージェントとは?何ができる?|ナデラ、フアン、アルトマン、今井翔太ら9人の発言を時系列で【70件】
9人・70件の発言
人に代わって仕事を進めるAI「AIエージェント」について、ナデラ氏、フアン氏、アルトマン氏、ザッカーバーグ氏、ピチャイ氏、今井翔太氏、落合陽一氏ら9人が2023〜2026年に語ってきたことを時系列でまとめました。海外のトップは「エージェントは新しいアプリ」「新しいデジタル労働力」と大きく語り、今井氏・落合氏は結果を確かめられる仕事から使う、複数のAIを同時に使うといった現場の使い方を示しています。
9人の意見はこう分かれる
海外のトップは、エージェントを業務の中心に置く見方でそろっています。Microsoftのサティア・ナデラ氏は、業務アプリの業務ロジックは今後AIエージェント側に移ると予測し(BG2)、2026年1月には「エージェントは新しいアプリ」と表現しました(決算 2026年1月)。NVIDIAのジェンスン・フアン氏は、エージェントを「新しいデジタル労働力」と呼び、企業のIT部門は「AIエージェントの人事部」になると予測しています(CES 2025)。
最初に広がったのはプログラミングで、Googleのピチャイ氏は社内の新しいコードの75%はAIが生成したものだと述べています(Cloud Next 2026)。
日本の2人は、使い方の具体論を語ります。今井翔太氏は、支払いが絡む秘書型は失敗したときにAIが責任を取れないので難しいと述べ(ReHacQ 2025年6月)、得意なのは結果を検証できる仕事だとしています(ビジネス+IT 前編)。落合陽一氏は、外注で1,000万円と見積もられたシステムが一晩・約200ドルでできたと紹介しました(PIVOT 2026年3月)。
今井氏はPC操作の自動化は誤作動率2.4%では不十分だと述べ(CROSS DIG 2026年9月)、アルトマン氏も自動化できない、すべきでない部分もあると語っています(DevDay 2026)。
社長にとってのポイント
- 今井氏の言うとおり、最初に任せるのは「結果が正しいか人がすぐ確かめられる仕事」(集計、下書き、調べもの、社内向けの小さなツール作りなど)にすると失敗が小さく済みます。
- 支払いや契約など、失敗したときに責任が問われる操作は、当面は人の承認を挟む形にしておくと安心です。
- ナデラ氏は「モデルは差し替えられる部品。1つに頼るな」とも述べています(決算 2026年7月)。業務アプリを選ぶときは、AIエージェントから操作できるか、別のAIに乗り換えられるかを確かめておくと長く使えます。
「AIエージェント」の発言の時系列
2026年
2026年10月15日・今井翔太・TBS CROSS DIG with Bloomberg「AI QUEST」
今井翔太「アプリに入れる個人情報は必要最小限に」|TBS CROSS DIG(2026年10月)AIを使ったサイバー攻撃をテーマにした出演です。今井氏は、相次ぐ情報漏えいはAIでアプリを解析して裏側のサーバーを狙う攻撃で、ユーザー側の対策はアプリに入れる個人情報を必要最小限にすることくらいだと述べました。Gemini 4 Argonで、Googleは最先端に追いついたとも評価しています。
2026年10月14日・今井翔太・PIVOT 公式チャンネル「マーケット超分析」後編(木野内栄治氏と出演)
今井翔太「AIエージェントで仲介業は苦しくなる」|PIVOT マーケット超分析(2026年10月)木野内栄治氏との対談の後編です。今井氏は、今のAIは「1ドル稼ぐために3ドル払う」状態で利益を出し続けられるかは怪しいと述べる一方、最終的に有利なのはAI以外の事業や資産と組み合わせられるGoogleだとしました。AIエージェントが広まると、手間や情報格差で稼いできた仲介業は苦しくなるとしています。
2026年9月30日〜10月13日・スンダー・ピチャイ・Gemini 4「Argon」の発表・一般提供(本人のX投稿、報道)
ピチャイ「Gemini 4 Argonはコーディングが大きく向上」|X投稿ほか(2026年10月)Gemini 4世代の旗艦モデル「Argon」が、9月30日にサイバーセキュリティの提携先へ限定公開され、10月13日に一般提供されました。ピチャイ氏はXで、コーディングと複数手順のツール操作が大きく強くなったと紹介しています。5月に予告したGemini 3.5 Proは出さないことになりました。
2026年9月29日・サム・アルトマン・OpenAI DevDay 2026 基調講演+CNBCのインタビュー(サンフランシスコ)
アルトマン「AIは人を機械の歯車にするものではない」|DevDay(2026年9月)開発者向けイベントで、GPT-6 Astraで動く常時稼働のエージェント「Dots」を発表しました。AIの最良の形は人を巨大な機械の歯車にすることではないとし、自動化できない、すべきでない部分もあると語っています。
2026年9月23日・マーク・ザッカーバーグ・Meta Connect 2026 基調講演
ザッカーバーグ「安全な未来への道はAIを広く配ること」|Meta Connect 2026(2026年9月)2026年9月のMeta Connect 2026の基調講演で、ザッカーバーグ氏はMetaを「人を信じる楽観主義者」と位置づけ、安全な未来への道は技術を広く行き渡らせることだと主張しました。新しいAIエージェント「Muse」を戦略の中心に置き、キーホルダー大の端末「Muse Charm」を12月に投入すると発表しています。
2026年9月15日・今井翔太・ビジネス+ITチャンネル(前編)
今井翔太「AIエージェントは結果を検証できる仕事から」|ビジネス+IT(2026年9月)企業でのAI活用をテーマにした出演の前編です。今井氏は、分かりやすい知能ではAIは人間をはるかに超えたが、知能と便利さが分かれているので皆まだ働いていると述べました。AIエージェントが得意なのは結果を検証できる仕事で、企業はまず自分の仕事を効率化し、浮いた時間を意識改革や制度改革に充てるべきだとしています。
2026年9月4日・今井翔太・TBS CROSS DIG with Bloomberg「AI QUEST」
今井翔太「GPT-6 Astraの適応力は画期的」|TBS CROSS DIG(2026年9月)「GPT-6 Astra」をテーマにした出演です。今井氏は、初めての環境に適応する力を測るテストの結果は画期的で、「初めての仕事にすぐ慣れる能力」に近いと述べました。一方、PC操作の自動化は誤作動率2.4%では不十分で、推論の過程が人間に見えない形になることが最大の安全上の懸念だとしています。
2026年9月1日・落合陽一・エンジニアtype(2026年7月取材)
落合陽一「2026年の予測は概ね当たった」|エンジニアtype(2026年9月)2024年10月に同じ媒体で示した予測を、本人が振り返ったインタビューです。落合氏は「2026年にはほとんどの知的作業がAIに置き換わる」という予測は、ホワイトカラー、とくにエンジニアリングの仕事では概ね当たったと述べました。万博パビリオンの予約システムは外注なら約1,000万円のところ約3万円でできた、生産性は体感で約150倍とも話しています。
2026年8月26日・サム・アルトマン・TIME特集「Inside OpenAI's Reboot」(アレックス・ヒース記者)
アルトマン「年末までに社内でAGIと呼べるものができる」|TIME(2026年8月)TIMEのインタビュー特集です。OpenAIはまだAGIに「あと少し届いていない」が、年末までに自分がAGIと呼ぶ社内システムができると見込んでいると語りました。未公開のエージェントが隔離環境を抜け出した事件にも触れ、これからのアラインメントの失敗はどれも重大事として扱うべきだと述べています。
2026年7月29日・サティア・ナデラ・Microsoft 決算説明会(FY26 第4四半期)
ナデラ「モデルは差し替えられる部品。1つに頼るな」|Microsoft決算(2026年7月)投資家向けの決算説明会です。ナデラ氏はAzureの年間売上が1,000億ドルを超えたと公表し、Copilotの有料シートは3,000万超と説明しました。モデルは差し替え可能な部品で、企業は自分の学習の仕組みを持つべきだと答えています。
2026年7月29日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2026年4〜6月期)
ザッカーバーグ「事業者向けエージェントで起業から運営まで支える」|Meta決算説明会(2026年7月)2026年7月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は事業者向けエージェントを週100万社超が使っていると述べ、将来は起業から運営まで支える「ビジネス・イン・ア・ボックス」を成果報酬型で目指すとしました。質疑では、近いうちに一部のオープンソースモデルの公開に戻るとも話しています。
2026年7月3日・今井翔太・国立情報学研究所(NII)オープンハウス2026 基調講演
今井翔太「AIがこなせる作業時間は約4か月で2倍」|NIIオープンハウス2026(2026年7月)国立情報学研究所での基調講演です。今井氏は、2021年ごろは2070年代だった研究者のAGI予想がChatGPT以降に大きく前倒しされたと紹介し、AIエージェントがこなせる作業時間は約4か月で2倍になっていると述べました。社会制度は人間を前提に作られているので、AIネイティブに作り変える必要があるとしています。
2026年6月5日・今井翔太・TBS CROSS DIG with Bloomberg「AI QUEST」
今井翔太「AIの自己改善は人間がボトルネック」|TBS CROSS DIG(2026年6月)AIが自分を改良する「再帰的自己改善」をテーマにした出演です。今井氏は、これは古典的なシンギュラリティと同じ概念で、今は人間がボトルネックになっていると述べました。研究やエンジニアリングは自動化できても、薬の承認のような社会の仕組みは自動化できず、計算資源も挟まるので想像されるほど爆発的には伸びないとしています。
2026年6月2日・サティア・ナデラ・Microsoft Build 2026 基調講演(サンフランシスコ)
ナデラ「企業の独自性は暗黙知。自社で改善する仕組みを」|Build(2026年6月)開発者向けイベントの基調講演です。ナデラ氏は企業向けの自律型エージェント「Autopilots」を発表し、企業の独自性は暗黙知にあるので、自社の評価基準とデータで継続的に改善する仕組みを各社が持つべきだと主張しました。
2026年6月1日・ジェンスン・フアン・NVIDIA GTC Taipei(COMPUTEX 2026)基調講演
フアン「顧客が欲しいのはコンピューターでなくAI工場」|GTC Taipei(2026年6月)2026年6月、台北のGTC Taipeiの基調講演で、フアン氏は顧客はコンピューターを買いたいのではなく「AI工場」を作りたいのだと述べました。個人のエージェント向けの新しいWindows PC「RTX Spark」を発表し、「40年ぶりのPCの作り直し」と表現しています。
2026年5月(Google I/O会期中、記事は5月26日)・デミス・ハサビス・Google I/O 2026 と Axios のインタビュー
ハサビス「AGIは2030年ごろ、2029年もあり得る」|Axios(2026年5月)Google I/O 2026の会期中のAxiosのインタビューです。当時Google DeepMind CEOだったハサビス氏は、AGIはおおむね2030年ごろ、2029年もあり得ると述べ、人類は「シンギュラリティのふもと」にいるとしました。これからの1年の「エージェントの時代」は、もっと強力なAIに向けた社会の予行演習だと表現しています。
2026年5月19日・スンダー・ピチャイ・Google I/O 2026 基調講演
ピチャイ「AIは日々の製品で価値を見せる段階に」|Google I/O(2026年5月)開発者会議の基調講演で、人々が日々使う製品でAIの価値を見たがる段階に入ったと述べました。今年の設備投資は約1,800〜1,900億ドルの見込みとし、24時間動くエージェント「Gemini Spark」のベータを発表。Gemini 3.5 Proは「来月」と予告しましたが、その後出ていません。
2026年4月29日・サティア・ナデラ・Microsoft 決算説明会(FY26 第3四半期)
ナデラ「ユーザー課金は利用量課金と組み合わせる形に」|Microsoft決算(2026年4月)投資家向けの決算説明会です。ナデラ氏はAI事業が年換算370億ドル超になったと公表し、生産性・コーディング・セキュリティなどユーザー課金の事業は、すべて「ユーザー課金+利用量課金」に変わると予告しました。
2026年4月29日・スンダー・ピチャイ・Alphabet 決算説明会(2026年第1四半期)
ピチャイ「企業向けAIが初めてCloud成長の主役に」|Alphabet決算(2026年4月)決算説明会の冒頭発言で、企業向けのAIが初めてGoogle Cloudの成長の主役になったと述べました。Cloudの売上は63%増、受注残はほぼ倍の4,600億ドル超。社内ではエンジニアが自律エージェントの「チーム」を指揮して開発を速めているとしています。
2026年4月29日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2026年1〜3月期)
ザッカーバーグ「AIは人を増幅する。人は将来もっと重要になる」|Meta決算説明会(2026年4月)2026年4月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は「AIが人を置き換える」という業界の論調とは違い、AIは人の能力を増幅するもので、人は将来もっと重要になると述べました。一方で社内では、1〜2人が数十人分の仕事をする例が増えており、チームを必要以上に大きくしない方針も示しています。
2026年4月22日・スンダー・ピチャイ・Google Cloud Next '26
ピチャイ「新規コードの75%はAI生成、エンジニアが承認」|Cloud Next(2026年4月)企業向けクラウドの大会で、Google社内の新しいコードの75%はAIが生成し、エンジニアが承認したものだと述べました。大量のAIエージェントを作り・管理する企業向けの基盤を発表し、社内のコード移行が1年前の6倍速く終わった例も示しています。
2026年3月23日・ジェンスン・フアン・Lex Fridman Podcast
フアン「狭い定義なら、AGIはもう達成したと思う」|Lex Fridman Podcast(2026年3月)2026年3月のLex Fridman Podcastで、フアン氏は「AIが10億ドル企業を立ち上げて動かせたらAGI」という聞き手の定義に対し、「それなら今だ。AGIは達成したと思う」と答えました。ただし条件付きで、10万体のエージェントがNVIDIAを作れる確率は0%だとも述べています。
2026年3月18日・落合陽一・PIVOT「9 Questions」
落合陽一「外注1,000万円のシステムが一晩・約200ドルで」|PIVOT(2026年3月)落合氏が自分のAIエージェントの使い方と、超AI時代の世界を語った出演です。数十のエージェントを同時に動かし、1日のコード量で見て生産性は約32倍という体感を示し、外注で1,000万円と見積もられたシステムが一晩・約200ドルでできたと紹介しました。年末までにプログラミング分野で誰かが「AGI」を宣言しそうだとも述べています。
2026年3月16〜17日・ジェンスン・フアン・NVIDIA GTC 2026 基調講演(サンノゼ)+翌日のCNBC「Squawk on the Street」出演
フアン「すべての企業にエージェント戦略が必要」|GTC 2026 基調講演(2026年3月)2026年3月のGTC基調講演で、フアン氏はオープンソースのエージェント「OpenClaw」を取り上げ、世界中のすべての企業にOpenClaw(エージェント)戦略が必要だと述べました。企業が安全にエージェントを動かすための権限管理などの仕組みも発表し、プログラムを書くこととは「業務プロセスを言葉で定義すること」だと語っています。
2026年2月25日・ジェンスン・フアン・NVIDIA 2026年度第4四半期 決算発表(プレスリリース)
フアン「エージェント型AIの転換点が来た」|NVIDIA決算発表(2026年2月)2026年2月の決算発表で、フアン氏は計算需要が指数関数的に伸びており、「エージェント型AIの転換点が来た」と述べました。企業がAIエージェントの導入を急速に進め、AI計算基盤への投資を増やしていると説明しています。
2026年2月24日・サティア・ナデラ・Microsoft AI Tour(ロンドン)基調講演
ナデラ「道具は全社員に配り、仕事を作り直す」|AI Tourロンドン(2026年2月)ロンドンでの基調講演です。ナデラ氏はAI導入の成果を測る枠組みとして「フロンティア企業」を説明し、道具は一部ではなく全社員に配り、部署をまたぐワークフロー全体を作り直すべきだと述べました。
2026年1月28日・サティア・ナデラ・Microsoft 決算説明会(FY26 第2四半期)
ナデラ「エージェントは新しいアプリ」|Microsoft決算説明会(2026年1月)投資家向けの決算説明会です。ナデラ氏はAIの普及とGDPへの広い影響は「まだ始まりの段階」だと述べ、「エージェントは新しいアプリ」と表現しました。Fortune 500の80%超がローコードで作ったエージェントを動かしているとも説明しました。
2026年1月28日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2025年10〜12月期)
ザッカーバーグ「2026年はAIが働き方を劇的に変え始める年」|Meta決算説明会(2026年1月)2026年1月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は「エージェントが本当に機能し始めた」と述べ、2026年はAIが働き方を劇的に変え始める年になると予測しました。以前は大きなチームが必要だった案件を優秀な1人がこなす例が出てきたとし、チームのフラット化を進めると説明しています。
2026年1月20日・ダリオ・アモデイ・世界経済フォーラム(ダボス会議)The Economist編集長ザニー・ミントン・ベドーズ氏との対談
アモデイ「エンジニアの仕事をAIが通しでこなすまで6〜12か月かも」|ダボス会議(2026年1月)2026年のダボス会議での対談です。アモデイ氏は、ソフトウェアエンジニアの仕事を最初から最後までAIがこなすまで6〜12か月かもしれないと述べ、社内には「もうコードは書かない」というエンジニアがいると紹介しました。
2026年1月11日・スンダー・ピチャイ・全米小売業協会(NRF)2026 講演
ピチャイ「AIエージェントの買い物でも、売り手は小売店のまま」|全米小売業協会(2026年1月)小売業界の大会で、AIエージェントが買い物をするための共通ルール「Universal Commerce Protocol(UCP)」を発表しました。検索のAI ModeやGeminiアプリの中で会話から離れずに買える仕組みを入れる計画で、販売者はあくまで小売店側だと強調しています。
2025年
2025年12月25日・落合陽一・PIVOT「MY LAWS」
落合陽一「多種多様なAIを同時にたくさん使う」|PIVOT「MY LAWS」(2025年12月)落合氏が自分の思考の軸とAIの使い方を語った出演です。調べ物ではChatGPT・Gemini・Grok・Claude・Manusのディープリサーチを同時に回し、待ち時間にAIと対話しながら深掘りしていると紹介し、多種多様なAIを同時に使うのが大切だと述べました。
2025年11月5日公開(講演は2025年6月)・今井翔太・JBpress Innovation Review(第7回AIイノベーションフォーラムの講演アーカイブ)
今井翔太「生成AIはおそらく人類史上最大の技術革命」|JBpress(2025年11月)2025年6月のAIイノベーションフォーラムでの講演を紹介するアーカイブです。講演の目次は、スケーリング則、DeepSeekショック、AIエージェントによる高度な業務の自動化で、講師メッセージで今井氏は「生成AIはおそらく人類史上最大の技術革命」と書いています。
2025年10月28日・ジェンスン・フアン・NVIDIA GTC Washington, D.C. 基調講演
フアン「AIは道具ではない。AIは仕事そのものだ」|GTC ワシントンD.C.(2025年10月)2025年10月、ワシントンD.C.のGTC基調講演で、フアン氏は「AIは道具ではなく、仕事そのものだ」と述べ、道具からAIの働き手へ移ると表現しました。BlackwellとRubinで2026年までに累計5,000億ドルの売上が見えていると述べ、バブル懸念を退けています(Bloomberg)。
2025年10月28日・サム・アルトマン・OpenAI ライブ配信(組織再編の完了と同日)
アルトマン「2028年までに自動のAI研究者を」|OpenAIの配信(2025年10月)公益法人への組織再編の完了と同じ日のライブ配信です。社内目標として、2026年9月までに「インターン級」のAI研究アシスタント、2028年までに完全に自動化された「本物のAI研究者」をつくると説明しました。
2025年10月6日・サム・アルトマン・OpenAI DevDay 2025 基調講演
アルトマン「ChatGPTの中で動くアプリを」|OpenAI DevDay(2025年10月)開発者向けイベントの基調講演で、ChatGPTの週間利用者が8億人に達したと発表しました。ChatGPTの中で動くアプリを作れるようにすると発表し、より複雑なエージェントを作るための道具も紹介しています。
2025年8月8日・今井翔太・TBS CROSS DIG with Bloomberg「1on1」
今井翔太「GPT-5でハルシネーションは桁違いに減った」|TBS CROSS DIG(2025年8月)GPT-5の発表を受けた出演です。今井氏は、GPT-5でハルシネーションは桁違いに減ったと評価する一方、賢さは限界に近づいており、賢いことと便利なことは別だと述べました。自社データで「自分だけのAI」を作れるオープンモデルGPT-OSSの意味が大きいとしています。
2025年6月25日・今井翔太・財務省 財務総合政策研究所(講演資料「生成AIで世界はこう変わる」)
今井翔太「研究者の予想はいつも早まる側に外れる」|財務省 財務総合政策研究所(2025年6月)財務省の研究所での講演資料です。今井氏は、AI研究者の予想はほぼ必ず「実際はもっと早かった」という方向に外れるので、研究者の言う時期を短く見積もるくらいがちょうどいいと述べました。DeepSeekショックで日本も生成AI開発のスタートラインに立てたとしています。
2025年6月11日・ジェンスン・フアン・NVIDIA GTC Paris 基調講演(VivaTech会場)
フアン「やがて動くものはすべてロボットになる」|GTC Paris 基調講演(2025年6月)2025年6月、パリのGTC基調講演で、フアン氏はAIが新しい「AI産業」になったと述べ、欧州にAI工場を広げる計画を示しました。自国の言語・文化で答えるAIの意義を語り、やがて動くものはすべてロボットになると予測しています。
2025年6月10日・サム・アルトマン・本人ブログ「The Gentle Singularity」
アルトマン「2026年には新しい発見ができるAIが来る」|本人ブログ(2025年6月)「事象の地平線はもう越えた。離陸は始まっている」と書いた本人ブログです。2025年は頭脳労働をするエージェント、2026年は新しい発見ができるシステム、2027年は現実世界で作業するロボットが出てくると予測し、知能のコストはいずれ電気代に近づくとしました。
2025年6月3日・今井翔太・ReHacQ−リハック−【公式】(中島聡氏と出演)
今井翔太「AIエージェントはまずコーディング、次に調査と金融」|ReHacQ(2025年6月)エンジニアの中島聡氏との対談です。今井氏は、AIエージェントが最初に普及するのはコーディング、次が調査と金融で、支払いが絡む秘書型は失敗したときにAIが責任を取れないので難しいと述べました。業界は毎日上書きされるので、1つのサービスに縛られない方がいいとしています。
2025年5月20日・スンダー・ピチャイ・Google I/O 2025 基調講演
ピチャイ「最良のモデルを一刻も早く製品に」|Google I/O(2025年5月)開発者会議の基調講演で、AIが処理する文字量が1年で約50倍になったと数字で示しました。検索の「AI Mode」を米国で全員に開放し、Geminiアプリにエージェント機能を試験導入すると発表しています。
2025年5月19日・サティア・ナデラ・Microsoft Build 2025 基調講演(シアトル)
ナデラ「いまはプラットフォーム転換の中盤戦」|Microsoft Build(2025年5月)開発者向けイベントの基調講演です。ナデラ氏はいまをWin32・Web・クラウドとモバイルに並ぶプラットフォーム転換の中盤戦と位置づけ、「オープンなエージェントのWeb」へ移ると宣言しました。
2025年5月19日・ジェンスン・フアン・COMPUTEX 2025 基調講演(台北)
フアン「AIは電気と同じインフラ。工場が要る」|COMPUTEX 2025(2025年5月)2025年5月、台北のCOMPUTEXの基調講演で、フアン氏はAIはインターネットや電気と同じ「インフラ」になり、それには工場が必要だと述べました。AI用データセンターを、電気を入れると価値ある「トークン」を生み出す「AI工場」だと説明しています。
2025年4月29日・マーク・ザッカーバーグ・Dwarkesh Podcast(2回目)
ザッカーバーグ「1年半以内にAI開発のコードの大半はAIが書く」|Dwarkesh Podcast(2025年4月)2025年4月のDwarkesh Podcastで、ザッカーバーグ氏は12〜18か月のうちに、MetaのAI開発に使うコードの大半をAIが書くようになると予測しました。知能爆発の考え方は理解できるが、電力やチップなどの物理的な制約で速度は抑えられるとも述べています。
2025年4月29日・マーク・ザッカーバーグ・LlamaCon(Meta主催の開発者イベント、サティア・ナデラ氏との対談)
ザッカーバーグ「来年には開発の半分ほどをAIが行う」|LlamaCon(2025年4月)2025年4月、Meta主催のLlamaConでMicrosoftのサティア・ナデラ氏と対談したザッカーバーグ氏は、来年(おおむね2026年)にはMetaの開発の半分ほどがAIで行われるとの見通しを示しました。Metaの現在の割合は把握していないとも答えています。
2025年3月10日・ダリオ・アモデイ・米外交問題評議会(CFR)CEOスピーカーシリーズ
アモデイ「3〜6か月でコードの90%をAIが書く」|米外交問題評議会(2025年3月)米外交問題評議会(CFR)での対談です。アモデイ氏は、3〜6か月でコードの90%をAIが書く世界になり、12か月後にはほぼすべてのコードをAIが書いているかもしれないと予測しました。一方で、条件・設計・セキュリティの判断は人が決める必要があると述べています。
2025年2月26日・ジェンスン・フアン・NVIDIA 2025年度第4四半期 決算説明会
フアン「考えるAIは100倍の計算を使うことがある」|NVIDIA決算説明会(2025年2月)2025年2月の決算説明会で、フアン氏は段階を踏んで考える推論型のAIは、これまでの一発回答型より100倍多く計算を使うことがあると述べました。いまは「エージェント型AIの時代の始まり」で、次の波は企業向けエージェント、フィジカルAI、ソブリンAIだとしています。
2025年2月9日・サム・アルトマン・本人ブログ「Three Observations」
アルトマン「同じ性能のAIの費用は12か月で約10分の1に」|本人ブログ(2025年2月)AIの経済についての3つの観察をまとめた本人ブログです。同じ性能のAIを使う費用は12か月ごとに約10分の1に下がり、安くなるほど使われる量が増えると書きました。ソフトウェア開発のエージェントは「仮想の同僚」のような存在になるとしています。
2025年2月7日・落合陽一・PIVOT「2025年超予測:生成AI」前後編(共演:マクニカ 原一将社長)
落合陽一「2025年末のAGIの匂いがしてきた」|PIVOT(2025年2月)マクニカの原一将社長と2025年の生成AIを予測した前後編です。落合氏は、1人で企画から製造まで回す「マイクロ産業」が全産業に広がると述べ、2024年に言っていた「AGIっぽくなるのは2025年の終わりごろ」の匂いがしてきたと話しました。日本は解雇規制と人口減少でAIで職を失う人が出にくい、とも述べています。
2025年2月4日・スンダー・ピチャイ・Alphabet 決算説明会・決算リリース(2024年第4四半期)
ピチャイ「チップからアプリまで自前でそろえるのが強み」|Alphabet決算(2025年2月)決算発表で、好調の理由を「AIでの先行」と、チップからアプリまで自前でそろえる「フルスタック」に求めました。Deep Researchなどエージェント製品を並べ、決算リリースでは2025年の設備投資を約750億ドルと表明しています。
2025年2月3日・サム・アルトマン・ソフトバンクグループ公式発表(東京)
アルトマン「変革をもたらすAIを、まず日本から」|ソフトバンクとの提携(2025年2月)ソフトバンクグループとOpenAIの提携発表に、アルトマン氏がコメントを寄せました。変革をもたらすAIを世界の有力企業に届ける構想を加速させ、その「最初は日本から」と述べています。企業向けAI「クリスタル・インテリジェンス」を日本の合弁会社で開発・販売すると発表されました。
2025年1月29日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2024年10〜12月期)
ザッカーバーグ「今年は中堅並みのAIエンジニアが作れる年」|Meta決算説明会(2025年1月)2025年1月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は2025年を、優秀な中堅エンジニア並みのコーディング力を持つAIエンジニアリングエージェントが作れるようになる年と予想しました。Llama 4の目標は「首位に立つ」ことだとし、AIインフラに長期で数千億ドルを投じるとも述べています。
2025年1月24日・マーク・ザッカーバーグ・本人のSNS投稿(Facebook)
ザッカーバーグ「2025年はAIにとって決定的な年」|本人のFacebook投稿(2025年1月)2025年1月、ザッカーバーグ氏はFacebookへの投稿で、2025年を「AIにとって決定的な年」と位置づけました。設備投資は約600〜650億ドルの見込みとし、年末にGPUを130万基超にする計画や、Meta AIを10億人超が使うアシスタントにする目標を挙げています。
2025年1月10日・マーク・ザッカーバーグ・The Joe Rogan Experience
ザッカーバーグ「今年、中堅エンジニア並みのAIができる」|Joe Rogan(2025年1月)2025年1月、ポッドキャスト「The Joe Rogan Experience」で、ザッカーバーグ氏は2025年中にMetaを含むAI各社で、中堅エンジニア並みのコードを書けるAIができると予測しました。これはAIの能力についての予測で、人員削減の発表ではありません。
2025年1月6日・ジェンスン・フアン・CES 2025 基調講演(ラスベガス)
フアン「IT部門はAIエージェントの人事部になる」|CES 2025 基調講演(2025年1月)2025年1月のCES基調講演で、フアン氏は「AIエージェントの時代が来た」と宣言し、エージェントを「新しいデジタル労働力」と呼びました。将来、企業のIT部門は「AIエージェントの人事部」になると予測し、汎用ロボットの「ChatGPTの瞬間」もすぐそこだと述べています。
2025年1月5日(米国時間)・サム・アルトマン・本人ブログ「Reflections」
アルトマン「AGIの作り方はもう分かった」|本人ブログ(2025年1月)年初の本人ブログで、従来の意味でのAGIの作り方はもう分かったと確信していると書きました。2025年には最初のAIエージェントが「働き手として加わり」、企業の生産量を大きく変えるかもしれないとしています。
2024年
2024年12月25日・今井翔太・PIVOT 公式チャンネル「2025年超予測:生成AI」前編(安野貴博氏と出演)
今井翔太「2025年はパーソナルAIが広がる」|PIVOT(2024年12月)安野貴博氏との対談で2025年の生成AIを予測した回の前編です。今井氏は、小型のAIが端末で動いて個人のデータを扱う「パーソナルAI」と、「スケーリングの限界への挑戦」の2つを予測に挙げました。米中の勝敗はまだ分からないとしています。
2024年12月12日・サティア・ナデラ・BG2 Pod(ビル・ガーリー、ブラッド・ガースナー)
ナデラ「業務アプリのロジックはエージェントへ移る」|BG2(2024年12月)投資家2人のポッドキャストへの出演です。ナデラ氏は業務アプリ(SaaS)の中身は「データベース+業務ロジック」だと説明し、その業務ロジックは今後AIエージェント側に移ると予測しました。
2024年12月11日・スンダー・ピチャイ・Google 公式ブログ(Gemini 2.0発表、冒頭の本人ノート)
ピチャイ「Gemini 2.0で情報をずっと役立つものに」|公式ブログ(2024年12月)Gemini 2.0の発表記事に寄せた本人のノートです。1.0が「情報の整理と理解」だったのに対し、2.0は「情報をずっと役に立つものにする」ことが目的だとし、人の監督のもとで代わりに動く「エージェント型」の時代の始まりと位置づけました。
2024年12月11日・デミス・ハサビス・Google 公式ブログ(Gemini 2.0発表、カヴクチュオールCTOとの共同執筆)
ハサビス「AIエージェントの実用化は可能性に満ちた分野」|公式ブログ(2024年12月)Gemini 2.0の発表記事で、当時Google DeepMind CEOだったハサビス氏がカヴクチュオールCTOと共同で執筆した部分です。Gemini 2.0は自分で動くAI「エージェント」の新しい使い方を支えるとし、AIエージェントの実用化を可能性に満ちた研究分野と位置づけました。
2024年11月19日・サティア・ナデラ・Microsoft Ignite 2024 基調講演(シカゴ)
ナデラ「CopilotはAIのUI。その下でエージェントが動く」|Ignite(2024年11月)企業向けイベントの基調講演です。ナデラ氏は「スケーリング則は壁に当たったか」という議論に答えたうえで、社員1人に1つのCopilot、その下に何千ものエージェントという構図を示しました。
2024年11月12〜13日・ジェンスン・フアン・NVIDIA AI Summit Japan(東京)ソフトバンク孫正義氏との対談
フアン「ロボットAI革命を率いるのは日本」|AI Summit Japan(2024年11月)2024年11月、東京のNVIDIA AI Summit Japanでソフトバンクの孫正義氏と対談したフアン氏は、日本ほどメカトロニクスに強い国はなく、ロボットAI革命を率いるのに日本以上の国は思いつかないと語りました。考えて動くAIエージェントが「全員の仕事の50%」を担うようになるとも述べています。
2024年5月14日・スンダー・ピチャイ・Google I/O 2024 基調講演
ピチャイ「Googleは完全にGemini時代に入った」|Google I/O(2024年5月)開発者会議の基調講演で「Googleは完全にGemini時代に入った」と宣言し、検索のAI要約「AI Overviews」を米国の全ユーザーに広げると発表しました。AIエージェントを「推論・計画・記憶を示す知的なシステム」と定義しています。
2024年5月14日・デミス・ハサビス・Google I/O 2024/Google 公式ブログ(Project Astraの発表)
ハサビス「日常で役立つ汎用AIエージェントを」|Google I/O(2024年5月)Google I/O 2024で、当時Google DeepMind CEOだったハサビス氏が試作のAIアシスタント「Project Astra」を発表しました。日常生活で役に立つ汎用のAIエージェントをつくるのが目標だとし、スマートフォンやメガネを通していつでも専門家のような助けを受けられる未来を描きました。
2024年5月13日・サム・アルトマン・本人ブログ「GPT-4o」
アルトマン「世界最高のモデルを無料で。映画のAIのよう」|本人ブログ(2024年5月)新モデル「GPT-4o」の発表に合わせた本人ブログです。世界最高のモデルを広告なしの無料でChatGPTに載せられたことを誇りに思うと書き、新しい音声・映像モードを「映画のAIのよう」と表現しました。
2024年5月7日・落合陽一・『落合陽一責任編集 生成AIが変える未来 ―加速するデジタルネイチャー革命―』(扶桑社ムック)
落合陽一「本物を選ぶ審美眼が差になる」|『生成AIが変える未来』(2024年5月)落合氏が責任編集を務めた生成AIのムックです。抜粋記事では、10年後には人の代わりに働く「デジタル・エージェント」が広がると予想し、生成AIを使いこなせる人とそうでない人の差は、大量の出力から本物を選ぶ「審美眼」だと述べています。
2024年1月2日・落合陽一・PIVOT「9 Questions」新年特別企画
落合陽一「2024年は作業を一括で引き受ける『超AI』の年」|PIVOT(2024年1月)2024年の新年企画で、落合氏はその年を「超AI」の年と位置づけました。検索・まとめ・レポート作成・プログラム作成を一括で引き受けるAIが仕事の道具に組み込まれ、人は最終結果を確認する形に変わると述べています。個人は自分のデータを手元に持っておくことが大事だとも話しました。
2023年
2023年11月6日・サム・アルトマン・OpenAI DevDay 2023 基調講演(サンフランシスコ)
アルトマン「GPTsはエージェントへの最初の一歩」|OpenAI DevDay(2023年11月)OpenAIの開発者向けイベントの基調講演です。ChatGPTの週間利用者が1億人に達したと発表し、値下げした「GPT-4 Turbo」と、誰でも作れる独自版ChatGPT「GPTs」を紹介しました。GPTsはAIエージェントへの「最初の一歩」だと説明しています。
2023年5月23日・サティア・ナデラ・Microsoft Build 2023 基調講演(シアトル)
ナデラ「ChatGPTは自転車から蒸気機関への転換」|Build(2023年5月)開発者向けイベントの基調講演です。ナデラ氏はChatGPTの登場を1993年のWebブラウザ「Mosaic」に並ぶ転換点と位置づけ、自社のコパイロットと同じ仕組みを開発者に開放すると表明しました。
2023年4月26日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2023年1〜3月期)
ザッカーバーグ「数十億人にAIエージェントを届ける機会がある」|Meta決算説明会(2023年4月)2023年4月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は「数十億人にAIエージェントを届ける機会がある」と述べ、ビジネスメッセージや顧客対応向けのAIエージェントに需要が高まると予想しました。オープンなエコシステムづくりへの関心もこの回で示しています。
数字と発言は、それぞれの出典を開いて確かめたものだけを載せています。 予測は発言した人の見通しであり、そのとおりになることを保証するものではありません。 詳しくは各出典をご確認ください。
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