AIの値段はどこまで下がる?|アルトマンの発言を時系列で【6件】
1人・6件の発言
AIの値段について、OpenAIのサム・アルトマン氏が2023〜2026年に語ってきたことを時系列でまとめました。値下げと無料化を重ね、同じ性能の費用は12か月で約10分の1になる、知能のコストはいずれ電気代に近づく、と一貫して「安くなるほど使われる」側の見方を示しています。
アルトマン氏はこう見ている
このテーマの出演は、いまのところOpenAIのサム・アルトマン氏だけです。AIを売る側の当事者の発言である点を踏まえて読んでください。
流れははっきりしています。2023年11月の開発者向けイベントでは、値下げした「GPT-4 Turbo」を発表しました(DevDay 2023)。2024年5月には、世界最高のモデルを広告なしの無料でChatGPTに載せられたと書いています(GPT-4oのブログ)。
2025年2月には、同じ性能のAIを使う費用は12か月ごとに約10分の1に下がり、安くなるほど使われる量が増えるという観察を示しました(3つの観察)。同年6月には、知能のコストはいずれ電気代に近づくと書いています(穏やかなシンギュラリティ)。
一方で、安くするための供給側の話もしています。2025年9月には、毎週1ギガワット分のAIインフラを生み出せる「工場」をつくる目標を掲げました(豊かな知能)。2026年9月には常時稼働のエージェント「Dots」を発表しつつ、自動化できない、すべきでない部分もあると語っています(DevDay 2026)。
ほかの人の値段についての見方は、「経済・お金」や「AIインフラ・投資」のテーマにも出てきます。
社長にとってのポイント
- アルトマン氏の見立てどおりなら、いま「高くて割に合わない」と見送った使い方も、1年後には条件が変わっている可能性があります。見送った案は捨てずに、半年〜1年ごとに見積もり直す一覧にしておくと判断がぶれません。
- 値段が下がる前提なら、AIに長期の大きな前払いをするより、月額や従量で小さく始めて乗り換えやすくしておく方が得になりやすいです。
- 当事者の発言なので、数字は「方向」として受け取り、自社で使っているサービスの実際の料金の推移で確かめるのが確実です。
「AIの値段」の発言の時系列
2026年
2026年9月29日・サム・アルトマン・OpenAI DevDay 2026 基調講演+CNBCのインタビュー(サンフランシスコ)
アルトマン「AIは人を機械の歯車にするものではない」|DevDay(2026年9月)開発者向けイベントで、GPT-6 Astraで動く常時稼働のエージェント「Dots」を発表しました。AIの最良の形は人を巨大な機械の歯車にすることではないとし、自動化できない、すべきでない部分もあると語っています。
2025年
2025年9月23日・サム・アルトマン・本人ブログ「Abundant Intelligence」
アルトマン「毎週1ギガワットのAIインフラを生む工場を」|本人ブログ(2025年9月)AIのインフラについての本人ブログです。AIへのアクセスは経済の中心的な原動力になり、いずれ基本的人権のように扱われるかもしれないと書きました。毎週1ギガワット分の新しいAIインフラを生み出せる「工場」をつくることを目標に掲げています。
2025年6月10日・サム・アルトマン・本人ブログ「The Gentle Singularity」
アルトマン「2026年には新しい発見ができるAIが来る」|本人ブログ(2025年6月)「事象の地平線はもう越えた。離陸は始まっている」と書いた本人ブログです。2025年は頭脳労働をするエージェント、2026年は新しい発見ができるシステム、2027年は現実世界で作業するロボットが出てくると予測し、知能のコストはいずれ電気代に近づくとしました。
2025年2月9日・サム・アルトマン・本人ブログ「Three Observations」
アルトマン「同じ性能のAIの費用は12か月で約10分の1に」|本人ブログ(2025年2月)AIの経済についての3つの観察をまとめた本人ブログです。同じ性能のAIを使う費用は12か月ごとに約10分の1に下がり、安くなるほど使われる量が増えると書きました。ソフトウェア開発のエージェントは「仮想の同僚」のような存在になるとしています。
2024年
2024年5月13日・サム・アルトマン・本人ブログ「GPT-4o」
アルトマン「世界最高のモデルを無料で。映画のAIのよう」|本人ブログ(2024年5月)新モデル「GPT-4o」の発表に合わせた本人ブログです。世界最高のモデルを広告なしの無料でChatGPTに載せられたことを誇りに思うと書き、新しい音声・映像モードを「映画のAIのよう」と表現しました。
2023年
2023年11月6日・サム・アルトマン・OpenAI DevDay 2023 基調講演(サンフランシスコ)
アルトマン「GPTsはエージェントへの最初の一歩」|OpenAI DevDay(2023年11月)OpenAIの開発者向けイベントの基調講演です。ChatGPTの週間利用者が1億人に達したと発表し、値下げした「GPT-4 Turbo」と、誰でも作れる独自版ChatGPT「GPTs」を紹介しました。GPTsはAIエージェントへの「最初の一歩」だと説明しています。
数字と発言は、それぞれの出典を開いて確かめたものだけを載せています。 予測は発言した人の見通しであり、そのとおりになることを保証するものではありません。 詳しくは各出典をご確認ください。
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