AI投資はバブル?データセンターと電力はどうなる?|フアン、ザッカーバーグ、ピチャイ、ナデラ、アルトマンの発言を時系列で【59件】
5人・59件の発言
データセンターや半導体などAIの土台への投資について、フアン氏、ザッカーバーグ氏、ピチャイ氏、ナデラ氏、アルトマン氏が2023〜2026年に語ってきたことを時系列でまとめました。5人とも投資を続ける側で、需要の強さを強調する一方で、バブルの可能性を認める声もあり、制約は半導体から電力へ移ったと語られています。
5人の意見はこう分かれる
このテーマで語る5人は、全員がAIの計算基盤を売る側か大きく買う側の当事者です。
いちばん多く語っているのはNVIDIAのジェンスン・フアン氏です。AIは電気と同じインフラで「AI工場」が必要だと述べ(COMPUTEX 2025)、この10年の終わりまでに世界のAIインフラ投資は3〜4兆ドルになると予測しました(決算 2025年8月)。配管・電気・建設など職人の仕事が大きく増えるとも語っています(ダボス会議)。
Metaのマーク・ザッカーバーグ氏は、足りなくなるより作りすぎるリスクを取ると明言し(決算 2024年7月)、バブルの可能性を認めつつ出遅れる方が危険だと述べました(Access)。Googleのスンダー・ピチャイ氏も、バブルがはじければGoogleを含めどこも無傷ではないと認めています(BBC)。
制約の移り変わりも語られています。ザッカーバーグ氏は資金より先に電力が制約になると予想し(Dwarkesh Podcast)、Microsoftのサティア・ナデラ氏は制約が半導体から電力に移ったと指摘しました(BG2)。
社長にとってのポイント
- AIの土台への投資は巨大企業どうしの勝負なので、中小企業が自前で計算設備を持つ必要はほとんどありません。クラウドのAIサービスを使う側として、値下げや新機能の恩恵を受ける立場に立つのが得策です。
- フアン氏が言うように、データセンターの建設は電気・配管・建設などの仕事を生みます。建設・設備・電気工事に関わる会社には、新しい受注先として調べる価値があります。
- バブルの可能性は当事者自身も認めています。AI関連の取引先や投資は、相手の事業が投資ブームだけに頼っていないかを確かめてから進めると安心です。
「AIインフラ・投資」の発言の時系列
2026年
2026年8月26日・ジェンスン・フアン・NVIDIA 2027年度第2四半期 決算発表(プレスリリース)
フアン「AIは転換点に達した。トークンは利益を生む」|NVIDIA決算発表(2026年8月)2026年8月の決算発表で、フアン氏は「AIは転換点に達した。役に立つ仕事をしていて、トークンは生産的で利益を生む」と述べました。計算が売上を生むようになり、AIインフラの建設は本格化していると説明しています。
2026年7月29日・サティア・ナデラ・Microsoft 決算説明会(FY26 第4四半期)
ナデラ「モデルは差し替えられる部品。1つに頼るな」|Microsoft決算(2026年7月)投資家向けの決算説明会です。ナデラ氏はAzureの年間売上が1,000億ドルを超えたと公表し、Copilotの有料シートは3,000万超と説明しました。モデルは差し替え可能な部品で、企業は自分の学習の仕組みを持つべきだと答えています。
2026年7月29日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2026年4〜6月期)
ザッカーバーグ「事業者向けエージェントで起業から運営まで支える」|Meta決算説明会(2026年7月)2026年7月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は事業者向けエージェントを週100万社超が使っていると述べ、将来は起業から運営まで支える「ビジネス・イン・ア・ボックス」を成果報酬型で目指すとしました。質疑では、近いうちに一部のオープンソースモデルの公開に戻るとも話しています。
2026年7月22日・スンダー・ピチャイ・Alphabet 決算説明会(2026年第2四半期)
ピチャイ「計算資源が足りないのは勢いの表れ」|Alphabet決算(2026年7月)決算説明会で、需要が供給を上回り計算資源が足りない状態を「勢いの表れ」と表現しました。質疑ではGoogleが競争に遅れているという見方に反論しつつ、コーディングとエージェント型コーディングは改善が必要な分野だと認めています。
2026年7月15〜16日・ジェンスン・フアン・日本政府のフィジカルAI立ち上げ式典、ロボット各社との提携発表(東京)
フアン「日本は現代の製造業を発明した」|来日・日本政府のフィジカルAI式典(2026年7月)2026年7月に来日したフアン氏は、日本政府のフィジカルAI立ち上げの場に赤沢経産相と登壇し、約44社が参加する国策会社「Noetra」の国家AI基盤づくりへの協力が発表されました。ファナック・安川電機・川崎重工・富士通などとの提携も示し、「日本は現代の製造業を発明した」と述べています。
2026年6月16日・ジェンスン・フアン・AP通信の単独インタビュー(米テキサス州シャーマン)
フアン「AI時代には新しい社会のルールが要る」|AP通信の単独インタビュー(2026年6月)2026年6月、AP通信の単独インタビューで、フアン氏はAI時代には新しい社会のルールを作る必要があると述べ、自動車が登場した後に歩道や横断歩道ができたことにたとえました。誰もがAIを使うべきで、とにかく触ってみることを勧めています。
2026年6月2日・サティア・ナデラ・Microsoft Build 2026 基調講演(サンフランシスコ)
ナデラ「企業の独自性は暗黙知。自社で改善する仕組みを」|Build(2026年6月)開発者向けイベントの基調講演です。ナデラ氏は企業向けの自律型エージェント「Autopilots」を発表し、企業の独自性は暗黙知にあるので、自社の評価基準とデータで継続的に改善する仕組みを各社が持つべきだと主張しました。
2026年6月1日・ジェンスン・フアン・NVIDIA GTC Taipei(COMPUTEX 2026)基調講演
フアン「顧客が欲しいのはコンピューターでなくAI工場」|GTC Taipei(2026年6月)2026年6月、台北のGTC Taipeiの基調講演で、フアン氏は顧客はコンピューターを買いたいのではなく「AI工場」を作りたいのだと述べました。個人のエージェント向けの新しいWindows PC「RTX Spark」を発表し、「40年ぶりのPCの作り直し」と表現しています。
2026年5月19日・スンダー・ピチャイ・Google I/O 2026 基調講演
ピチャイ「AIは日々の製品で価値を見せる段階に」|Google I/O(2026年5月)開発者会議の基調講演で、人々が日々使う製品でAIの価値を見たがる段階に入ったと述べました。今年の設備投資は約1,800〜1,900億ドルの見込みとし、24時間動くエージェント「Gemini Spark」のベータを発表。Gemini 3.5 Proは「来月」と予告しましたが、その後出ていません。
2026年4月29日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2026年1〜3月期)
ザッカーバーグ「AIは人を増幅する。人は将来もっと重要になる」|Meta決算説明会(2026年4月)2026年4月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は「AIが人を置き換える」という業界の論調とは違い、AIは人の能力を増幅するもので、人は将来もっと重要になると述べました。一方で社内では、1〜2人が数十人分の仕事をする例が増えており、チームを必要以上に大きくしない方針も示しています。
2026年4月22日・スンダー・ピチャイ・Google Cloud Next '26
ピチャイ「新規コードの75%はAI生成、エンジニアが承認」|Cloud Next(2026年4月)企業向けクラウドの大会で、Google社内の新しいコードの75%はAIが生成し、エンジニアが承認したものだと述べました。大量のAIエージェントを作り・管理する企業向けの基盤を発表し、社内のコード移行が1年前の6倍速く終わった例も示しています。
2026年3月23日・ジェンスン・フアン・Lex Fridman Podcast
フアン「狭い定義なら、AGIはもう達成したと思う」|Lex Fridman Podcast(2026年3月)2026年3月のLex Fridman Podcastで、フアン氏は「AIが10億ドル企業を立ち上げて動かせたらAGI」という聞き手の定義に対し、「それなら今だ。AGIは達成したと思う」と答えました。ただし条件付きで、10万体のエージェントがNVIDIAを作れる確率は0%だとも述べています。
2026年3月16〜17日・ジェンスン・フアン・NVIDIA GTC 2026 基調講演(サンノゼ)+翌日のCNBC「Squawk on the Street」出演
フアン「すべての企業にエージェント戦略が必要」|GTC 2026 基調講演(2026年3月)2026年3月のGTC基調講演で、フアン氏はオープンソースのエージェント「OpenClaw」を取り上げ、世界中のすべての企業にOpenClaw(エージェント)戦略が必要だと述べました。企業が安全にエージェントを動かすための権限管理などの仕組みも発表し、プログラムを書くこととは「業務プロセスを言葉で定義すること」だと語っています。
2026年2月25日・ジェンスン・フアン・NVIDIA 2026年度第4四半期 決算発表(プレスリリース)
フアン「エージェント型AIの転換点が来た」|NVIDIA決算発表(2026年2月)2026年2月の決算発表で、フアン氏は計算需要が指数関数的に伸びており、「エージェント型AIの転換点が来た」と述べました。企業がAIエージェントの導入を急速に進め、AI計算基盤への投資を増やしていると説明しています。
2026年2月19日・スンダー・ピチャイ・AI Impact Summit 2026(ニューデリー)開会式
ピチャイ「AIは生きている間で最大の転換」|AI Impact Summit(2026年2月)インドで開かれたAIの国際会議の開会式で、AIを「生きている間で最大のプラットフォーム転換」と表現しました。政府には規制役と利用者の両方の役割を求め、「デジタル格差をAI格差にしてはいけない」と述べています。
2026年2月4日・スンダー・ピチャイ・Alphabet 決算説明会(2025年第4四半期)
ピチャイ「AI投資が全事業の売上と成長を押し上げている」|Alphabet決算(2026年2月)決算説明会の冒頭発言で、2026年の設備投資を1,750〜1,850億ドルと見込むと述べました。Cloudは48%増、12万社超がGeminiを使い、Geminiの1回答あたりの提供コストは2025年中に78%下がったとしています。
2026年1月28日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2025年10〜12月期)
ザッカーバーグ「2026年はAIが働き方を劇的に変え始める年」|Meta決算説明会(2026年1月)2026年1月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は「エージェントが本当に機能し始めた」と述べ、2026年はAIが働き方を劇的に変え始める年になると予測しました。以前は大きなチームが必要だった案件を優秀な1人がこなす例が出てきたとし、チームのフラット化を進めると説明しています。
2026年1月21日・ジェンスン・フアン・世界経済フォーラム(ダボス会議)ブラックロックのラリー・フィンクCEOとの対談
フアン「AIは人類史上最大のインフラ整備」|ダボス会議 フィンク氏と対談(2026年1月)2026年1月のダボス会議で、フアン氏はAIを電力から半導体、データセンター、AIモデル、アプリまでの「5層のケーキ」にたとえ、経済的な得は一番上のアプリ層で生まれると述べました。AIは人類史上最大のインフラ整備で、配管・電気・建設など職人の仕事が大きく増えるとも語っています。
2026年1月5日・ジェンスン・フアン・CES 2026 基調講演(ラスベガス)
フアン「ロボットのChatGPTの瞬間が来た」|CES 2026 基調講演(2026年1月)2026年1月のCESで、NVIDIAの発表文はフアン氏の言葉として「ロボットのChatGPTの瞬間が来た」と伝えました。ただ基調講演では「ほぼ来た」と、やや慎重な言い方で、現実世界は多様で予測しにくいという課題も認めています(Fortune)。
2025年
2025年11月18日・スンダー・ピチャイ・BBC 単独インタビュー
ピチャイ「AIバブルがはじければ、うちを含めどこも無傷ではない」|BBC(2025年11月)BBCの単独インタビューで、今のAI投資ブームには「非合理な部分」があると認め、バブルがはじければGoogleを含めどの会社も無傷ではいられないと述べました。それでも、ネットと同じく技術としての重要性は揺るがないという見方です。
2025年11月12日・サティア・ナデラ・Dwarkesh Podcast(ドワーケシュ・パテル、ディラン・パテル)
ナデラ「AIは認知の増幅器で守護天使」|Dwarkesh Podcast(2025年11月)同じ番組への2回目の出演です。ナデラ氏はAIの価値を人の能力の増幅とし、「認知の増幅器であり守護天使」と表現しました。モデル開発で先行しても、コピー1回で汎用品になりうると、モデル単体の優位の脆さも指摘しました。
2025年11月5日・ジェンスン・フアン・英FT「Future of AI Summit」での取材(Reuters報道)
フアン「中国がAI競争に勝つだろう」|英FTの取材(2025年11月)2025年11月、英FTの取材に、フアン氏は「中国がAI競争に勝つだろう」と述べたと報じられました。同日夜にはXで「中国は米国に“ナノ秒”遅れているだけ」と言い直し、米国は世界の開発者を取り込んで勝つべきだと補足しています。
2025年10月31日・サティア・ナデラ・BG2 Pod(ブラッド・ガースナー、サム・アルトマンと共演)
ナデラ「AIの制約は半導体から電力へ移った」|BG2ポッドキャスト(2025年10月)OpenAIのサム・アルトマン氏と並んで出演したポッドキャストです。ナデラ氏はAIの制約が半導体の不足から電力の不足に移ったと指摘し、電源と冷却の整った建屋が足りずにチップを差し込めない状況があると明かしました。
2025年10月29日・サティア・ナデラ・Microsoft 決算説明会(FY26 第1四半期)
ナデラ「AGIはすぐには来ない。進歩はでこぼこ」|Microsoft決算(2025年10月)投資家向けの決算説明会です。ナデラ氏はOpenAIとの新しい契約を説明し、契約で定義される「AGI」が近いうちに達成されるとは考えていないと述べました。一方で、AIの計算能力を今年80%超増やすと表明しました。
2025年10月29日・スンダー・ピチャイ・Alphabet 決算説明会(2025年第3四半期)
ピチャイ「AI Modeは検索全体の問い合わせを増やす」|Alphabet決算(2025年10月)初めて四半期の売上が1,000億ドルに達した決算の冒頭発言です。月に処理するトークンは1年で20倍超になり、検索の「AI Mode」は既存の検索を減らさずに全体の問い合わせ数を押し上げていると主張しました。
2025年10月29日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2025年7〜9月期)
ザッカーバーグ「最も早いケースに備え、計算資源は前倒しで作る」|Meta決算説明会(2025年10月)2025年10月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は超知能が最も早く来るケースに備えて、計算資源を前倒しで積極的に作るのが正しい戦略だと説明しました。遅れた場合も余った計算資源は本業に使え、最悪の場合は新設を止めればよいと述べています。
2025年9月23日・サム・アルトマン・本人ブログ「Abundant Intelligence」
アルトマン「毎週1ギガワットのAIインフラを生む工場を」|本人ブログ(2025年9月)AIのインフラについての本人ブログです。AIへのアクセスは経済の中心的な原動力になり、いずれ基本的人権のように扱われるかもしれないと書きました。毎週1ギガワット分の新しいAIインフラを生み出せる「工場」をつくることを目標に掲げています。
2025年9月18日ごろ・マーク・ザッカーバーグ・Access(アレックス・ヒース氏のポッドキャスト)
ザッカーバーグ「バブルかもしれないが、遅れる方が危険」|Access(2025年9月)2025年9月、ポッドキャスト「Access」で、ザッカーバーグ氏はAIがバブルである可能性は十分ありうると認めました。そのうえで、投資を誤るより、超知能が早く来た場合に出遅れるリスクのほうが大きいと述べています。
2025年8月27日・ジェンスン・フアン・NVIDIA 2026年度第2四半期 決算説明会(Reuters配信記事)
フアン「AIインフラ投資は2030年ごろ3〜4兆ドル」|NVIDIA決算(2025年8月)2025年8月の決算説明会で、フアン氏は「新たな産業革命が始まった」と述べ、この10年の終わりまでに世界のAIインフラ投資は3〜4兆ドルになると予測しました(Reuters配信)。「全部売り切れ」と需要の強さも強調しています。
2025年7月30日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2025年4〜6月期)
ザッカーバーグ「来年、世界初の1GW超クラスターが動く」|Meta決算説明会(2025年7月)2025年7月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は超知能を「あらゆる面で人間の知能を超えるAI」と定義し、それが視野に入ったと説明しました。Prometheusクラスターは2026年に稼働し、世界初の1GW超クラスターになる見込みだと述べています。
2025年7月23日・スンダー・ピチャイ・Alphabet 決算説明会(2025年第2四半期)
ピチャイ「AIの処理量は5月から倍増、月980兆トークン超」|Alphabet決算(2025年7月)決算説明会の冒頭発言で、Googleが処理するトークンが5月の月480兆から倍増し、月980兆超になったと述べました。AI Overviewsは月20億人超、Google Cloudは年換算の売上が500億ドルを超えたとしています。
2025年7月14日・マーク・ザッカーバーグ・本人のSNS投稿(Threads)
ザッカーバーグ「超知能のため計算資源に数千億ドルを投じる」|本人のThreads投稿(2025年7月)2025年7月、ザッカーバーグ氏はThreadsへの投稿で、超知能をつくるため計算資源に数千億ドルを投じ、その資金は自社の事業から出せると述べました。最初の大型クラスター「Prometheus」は2026年に稼働予定だとしています。
2025年6月11日・ジェンスン・フアン・NVIDIA GTC Paris 基調講演(VivaTech会場)
フアン「やがて動くものはすべてロボットになる」|GTC Paris 基調講演(2025年6月)2025年6月、パリのGTC基調講演で、フアン氏はAIが新しい「AI産業」になったと述べ、欧州にAI工場を広げる計画を示しました。自国の言語・文化で答えるAIの意義を語り、やがて動くものはすべてロボットになると予測しています。
2025年5月20日・スンダー・ピチャイ・Google I/O 2025 基調講演
ピチャイ「最良のモデルを一刻も早く製品に」|Google I/O(2025年5月)開発者会議の基調講演で、AIが処理する文字量が1年で約50倍になったと数字で示しました。検索の「AI Mode」を米国で全員に開放し、Geminiアプリにエージェント機能を試験導入すると発表しています。
2025年5月19日・ジェンスン・フアン・COMPUTEX 2025 基調講演(台北)
フアン「AIは電気と同じインフラ。工場が要る」|COMPUTEX 2025(2025年5月)2025年5月、台北のCOMPUTEXの基調講演で、フアン氏はAIはインターネットや電気と同じ「インフラ」になり、それには工場が必要だと述べました。AI用データセンターを、電気を入れると価値ある「トークン」を生み出す「AI工場」だと説明しています。
2025年5月8日・サム・アルトマン・米上院商務委員会の公聴会「Winning the AI Race」
アルトマン「インフラが運命を決める、もっと必要だ」|米上院公聴会(2025年5月)米議会でのAI競争力をテーマにした公聴会での証言です。中国との差は「大きくない」とし、勝ち続けるには歩みを遅らせない賢明な規制と、半導体やエネルギーなどのインフラが必要だと述べました。2023年に規制を呼びかけたときから姿勢が変わったと報じられています。
2025年3月18日・ジェンスン・フアン・NVIDIA GTC 2025 基調講演(サンノゼ)
フアン「たくさん買うほど稼げる」|GTC 2025 基調講演(2025年3月)2025年3月のGTC基調講演で、フアン氏は推論型AIのせいでAIに必要な計算量は以前の想定よりはるかに大きくなったと述べました。ロボットは10兆ドル規模の産業で、この10年の終わりまでに世界で少なくとも5,000万人の働き手が足りなくなるとも語っています。
2025年2月26日・ジェンスン・フアン・NVIDIA 2025年度第4四半期 決算説明会
フアン「考えるAIは100倍の計算を使うことがある」|NVIDIA決算説明会(2025年2月)2025年2月の決算説明会で、フアン氏は段階を踏んで考える推論型のAIは、これまでの一発回答型より100倍多く計算を使うことがあると述べました。いまは「エージェント型AIの時代の始まり」で、次の波は企業向けエージェント、フィジカルAI、ソブリンAIだとしています。
2025年2月19日・サティア・ナデラ・Dwarkesh Podcast(ドワーケシュ・パテル)
ナデラ「AGI宣言は無意味。物差しは経済成長」|Dwarkesh Podcast(2025年2月)ドワーケシュ・パテル氏のポッドキャストへの出演です。ナデラ氏は自社で「AGI達成」を宣言するのは無意味だと批判し、AIの本当の評価基準は世界が年10%成長するかどうかだと主張しました。
2025年2月4日・スンダー・ピチャイ・Alphabet 決算説明会・決算リリース(2024年第4四半期)
ピチャイ「チップからアプリまで自前でそろえるのが強み」|Alphabet決算(2025年2月)決算発表で、好調の理由を「AIでの先行」と、チップからアプリまで自前でそろえる「フルスタック」に求めました。Deep Researchなどエージェント製品を並べ、決算リリースでは2025年の設備投資を約750億ドルと表明しています。
2025年1月29日・サティア・ナデラ・Microsoft 決算説明会(FY25 第2四半期)
ナデラ「AI事業は年換算130億ドルを超えた」|Microsoft決算(2025年1月)投資家向けの決算説明会です。ナデラ氏は自社のAI事業が年換算売上高130億ドルを超え、前年比175%増になったと公表しました。DeepSeekには本物の革新があると評価し、推論コストの低下は利用増につながると述べました。
2025年1月29日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2024年10〜12月期)
ザッカーバーグ「今年は中堅並みのAIエンジニアが作れる年」|Meta決算説明会(2025年1月)2025年1月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は2025年を、優秀な中堅エンジニア並みのコーディング力を持つAIエンジニアリングエージェントが作れるようになる年と予想しました。Llama 4の目標は「首位に立つ」ことだとし、AIインフラに長期で数千億ドルを投じるとも述べています。
2025年1月26〜27日(米国時間)・サティア・ナデラ・本人のX/LinkedIn投稿
ナデラ「AIが安くなるほど使われる量は増える」|X・LinkedIn投稿(2025年1月)中国DeepSeekの低コストモデルで米国のAI関連株が急落した局面での投稿です。ナデラ氏は「ジェヴォンズのパラドックス」を引き、AIが安く使いやすくなるほど利用量は大きく増えると主張しました。
2025年1月24日・マーク・ザッカーバーグ・本人のSNS投稿(Facebook)
ザッカーバーグ「2025年はAIにとって決定的な年」|本人のFacebook投稿(2025年1月)2025年1月、ザッカーバーグ氏はFacebookへの投稿で、2025年を「AIにとって決定的な年」と位置づけました。設備投資は約600〜650億ドルの見込みとし、年末にGPUを130万基超にする計画や、Meta AIを10億人超が使うアシスタントにする目標を挙げています。
2024年
2024年12月11日・スンダー・ピチャイ・Google 公式ブログ(Gemini 2.0発表、冒頭の本人ノート)
ピチャイ「Gemini 2.0で情報をずっと役立つものに」|公式ブログ(2024年12月)Gemini 2.0の発表記事に寄せた本人のノートです。1.0が「情報の整理と理解」だったのに対し、2.0は「情報をずっと役に立つものにする」ことが目的だとし、人の監督のもとで代わりに動く「エージェント型」の時代の始まりと位置づけました。
2024年10月29日・スンダー・ピチャイ・Alphabet 決算説明会(2024年第3四半期)
ピチャイ「新規コードの4分の1超はAI生成、人が確認」|Alphabet決算(2024年10月)決算説明会の冒頭発言で、Google社内の新しいコードの4分の1超はAIが生成し、エンジニアが確認・承認していると公表しました。検索のAI要約の計算コストを18か月で90%超下げたことも明かしています。
2024年7月31日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2024年4〜6月期)
ザッカーバーグ「足りなくなるより、作りすぎるリスクを取る」|Meta決算説明会(2024年7月)2024年7月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏はAIのインフラについて、足りなくなってから作るより、必要になる前に作りすぎるリスクを取ると明言しました。Llama 4の学習にはLlama 3のほぼ10倍の計算量が必要になる見込みだとも述べています。
2024年6月2日・ジェンスン・フアン・COMPUTEX 2024 基調講演(台北)
フアン「AIの次の波はフィジカルAIだ」|COMPUTEX 2024 基調講演(2024年6月)2024年6月、台北のCOMPUTEXの基調講演で、フアン氏はAIの次の波は物理法則を理解し人と一緒に働く「フィジカルAI」だと述べました。ロボットはSFではなく台湾の工場ですでに使われていると強調し、製品の更新を年1回のペースにすることも発表しています。
2024年4月24日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2024年1〜3月期)
ザッカーバーグ「今後数年はさらに大きく投資すべきだ」|Meta決算説明会(2024年4月)2024年4月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は今後数年はAIにさらに大きく投資すべきだと述べ、収益が出る前に投資額が膨らむと予告しました。投資の段階では株価が揺れてきたことも率直に説明しています。
2024年4月18日・マーク・ザッカーバーグ・Dwarkesh Podcast(1回目)
ザッカーバーグ「AIの拡大は電力が制約になる」|Dwarkesh Podcast(2024年4月)2024年4月のDwarkesh Podcastで、ザッカーバーグ氏はAIの拡大は資金より先に電力が制約になると予想しました。オープンソースは基本的に進めるが、公開が無責任になるほど能力が変われば出さない可能性もある、と条件もつけています。
2024年3月18日・ジェンスン・フアン・NVIDIA GTC 2024 基調講演(サンノゼ)
フアン「生成AIは私たちの時代を決める技術」|GTC 2024 基調講演(2024年3月)2024年3月のGTC基調講演で、フアン氏は新しいGPU「Blackwell」を発表し、生成AIを「私たちの時代を決める技術」と位置づけました。Blackwellを、新たな産業革命を動かすエンジンだと紹介しています。
2024年3月18日・サム・アルトマン・Lex Fridman Podcast
アルトマン「計算資源は未来の通貨になる」|Lex Fridman(2024年3月)2度目のLex Fridman Podcast出演です。この10年の終わりまでにかなり有能なシステムができると述べ、計算資源は「未来の通貨」になると語りました。問うべきは「AIが何%の仕事をするか」ではなく「何%の作業をこなせるか」だとしています。
2024年3月1日・ジェンスン・フアン・スタンフォード大学 経済政策研究所(SIEPR)のフォーラム
フアン「人間の試験すべてに5年ほどで合格する」|スタンフォード大学(2024年3月)2024年3月、スタンフォード大学の経済フォーラムで、フアン氏はAGIを「人間向けのあらゆる試験に合格すること」と定義するなら、5年ほどで達成できると予測しました。別の定義なら、もっと遠いかもしれないとも述べています(Reuters)。
2024年2月1日・マーク・ザッカーバーグ・Meta 決算説明会(2023年10〜12月期)
ザッカーバーグ「次の世代のサービスには汎用知能が要る」|Meta決算説明会(2024年2月)2024年2月の決算説明会で、ザッカーバーグ氏は次の世代のサービスには「完全な汎用知能」が必要だと考えるようになったと説明しました。計算資源への積極投資を続けること、オープンソース化しても差別化は失われないことも述べています。
2024年1月18日・マーク・ザッカーバーグ・本人のSNS投稿(Instagram/Threads)
ザッカーバーグ「汎用知能をつくり、責任ある形でオープンに」|本人の動画投稿(2024年1月)2024年1月、ザッカーバーグ氏は動画投稿で、Metaの長期ビジョンを「汎用知能をつくり、責任ある形でオープンソース化し、広く使えるようにすること」だと述べました。2024年末までにNVIDIA H100を約35万基持つ計画も明かしています。
2023年
2023年12月4〜5日・ジェンスン・フアン・来日時の記者への発言(東京)
フアン「自分のデータを持ち、自前のAI工場を」|来日・岸田首相と面会(2023年12月)2023年12月に来日したフアン氏は、岸田首相と面会し、日本のGPU需要を優先するよう「最善を尽くす」と約束したと述べました。日本には自前のAIを作る技術力と産業力がそろっていると評価し、国は自分のデータを持ち、自前の「AI工場」を作るべきだと語っています。
2023年11月15日・サティア・ナデラ・Microsoft Ignite 2023 基調講演(シアトル)
ナデラ「AIは仕事に使う段階へ。コパイロットの時代」|Ignite(2023年11月)企業向けイベントの基調講演です。ナデラ氏はAIが実際の仕事に使う段階に入ったと述べ、Bing Chatを「Copilot」に改称、ノーコードで自社用コパイロットを作れる「Copilot Studio」などを発表しました。
2023年5月24日・ジェンスン・フアン・NVIDIA 2024年度第1四半期 決算発表(プレスリリース)
フアン「計算の高速化と生成AI、2つの転換が同時に来た」|NVIDIA決算発表(2023年5月)2023年5月の決算発表で、フアン氏はコンピューター業界が「計算の高速化」と「生成AI」という2つの転換を同時に迎えていると述べました。世界にある約1兆ドル分のデータセンター設備が、AI向けの高速型へ置き換わっていくと予測しています。
2023年3月21日・ジェンスン・フアン・NVIDIA GTC 2023 基調講演(オンライン)
フアン「いまはAIのiPhoneの瞬間だ」|GTC 2023 基調講演(2023年3月)2023年3月、NVIDIAの開発者会議GTCの基調講演で、フアン氏はChatGPTの登場を受けて「いまはAIにとってのiPhoneの瞬間だ」と表現しました。企業がクラウド経由でNVIDIAのAI用スパコンを借りられるサービス「DGX Cloud」も発表しています。
数字と発言は、それぞれの出典を開いて確かめたものだけを載せています。 予測は発言した人の見通しであり、そのとおりになることを保証するものではありません。 詳しくは各出典をご確認ください。
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