ソフトバンクグループ 代表取締役 会長兼社長執行役員
孫正義のAI予測|「AIは人を置き換えない。1人が千人分の仕事をする時代になる」
見通し:最も楽観最終更新 2026年10月13日
「超知性(ASI)」の到来を誰よりも強く語ってきた経営者です。AIは人を置き換えるのではなく、1人が千人分の仕事をできるようにする相棒だという立場です。そして、新しい技術を軽く見て出遅れた過去を、日本は繰り返すなと訴えています。
孫氏はAIへの大規模投資の当事者です。発言には自社の事業への期待が含まれていることを踏まえて読んでください。また、以下の出典の多くはソフトバンク公式サイトの編集部による講演レポートで、発言をそのまま書き起こしたものではありません。
ひとことで言うと
「人類をはるかに超えるAIが10年以内に来る。それを使いこなした人と会社が、千倍の仕事をする」。日本で最も楽観的に、そして最も大きな規模でAIの未来を語る人です。
超知性(ASI)はいつ来るか
2024年6月の株主総会で、知能の段階を次のように説明しました。
| 呼び方 | 中身 |
|---|---|
| AGI(汎用人工知能) | 人間の約10倍の知能 |
| ASI(人工超知能) | 人類の叡智の1万倍の知能 |
そのうえで、これからの10年で人類はAIに追い抜かれると予測しています。
出典:ソフトバンクニュース(2024年6月21日、第44回定時株主総会)
同じ年の10月には「AGIは2〜3年後、超知性は10年以内」と述べ、24時間働く「自分専用のAIエージェント」が登場するとも話しています。
出典:ソフトバンクニュース(2024年10月、SoftBank World 2024)
社員1人に1,000体のAIエージェント
2025年7月には、グループ全体で10億体のAIエージェントをつくる構想を語りました。社員1人あたり1,000体を超えるAIエージェントを持たせる、という計画です。日本には「進化を自ら取りにいく文化」が必要だとも訴えています。
出典:ソフトバンクニュース(2025年7月、SoftBank World 2025)
さらにAIエージェントをロボットに載せて、物流・製造・介護など体を使う仕事にも広げる構想を示しています。
出典:ソフトバンクニュース(2025年6月27日、第45回定時株主総会)
AIは人を置き換えない
2026年6月の株主総会では、AIは人間を置き換えるものではなく、道具であり、同僚であり、相棒だと位置づけました。1人が千人分の仕事をできるようになる、という見方です。「AIはバブルだ」という声には、「AI革命は始まったばかり」と反論しています。
出典:ソフトバンク AI Insights(2026年6月、第46回定時株主総会)/エンジニアtype(書き起こし)
2040年の「ASI経済」
2026年7月の講演では、2040年の姿を数字で示しました。
- ASIが生む経済は、世界のGDPの約20%(約7,000兆円)
- AIエージェントは約100兆個
- 人型ロボットは約10億体
なお2040年は、ASIが来る年ではありません。ASI経済がこの規模になる時期の目安です。
出典:ソフトバンクニュース(2026年7月、SoftBank World 2026)
日本の会社への警告
- 仕事を奪うのはAIではなく、AIを使う会社だと述べた
- AIへの投資の効果は「ROA(Return on AI)」として、3年ほどで測るよう提案した
- インターネットの初期に、日本は新しい技術を軽く見て出遅れた。その失敗を繰り返すなと警告した(同講演)
- 日本の大企業には大きなビジョンが足りないと指摘した。許認可に何年もかかる規制も課題に挙げている(2026年6月の株主総会)
言っていることの変化
| 時期 | 予測 |
|---|---|
| 2024年6月 | ASIは10年以内 |
| 2024年10月 | AGIは2〜3年後、ASIは10年以内 |
| 2026年7月 | 2040年にASI経済が世界GDPの約20% |
社長が受け取れること
- 「AIで人を減らす」ではなく、「1人ができる仕事を何倍にもする」と考える。小さな会社ほど、この考え方の効果が大きい
- AIへの投資は「3年で回収できるか」で判断する、という物差しはそのまま使える
- 新しい技術を「様子見」で見送った会社が、あとで追いつけなくなる。孫氏が繰り返し警告している点
情報は2026年10月13日時点のものです。数字と発言は、それぞれの出典を開いて確かめたものだけを載せています。 予測は発言した人の見通しであり、そのとおりになることを保証するものではありません。 詳しくは各出典をご確認ください。
全員の予測を並べた結論は → AI将来予測
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