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ディー・エヌ・エー(DeNA)代表取締役社長兼CEO/経団連副会長

南場智子のAI発言録|「DeNAはAIにオールイン。半分の人員で現業を伸ばす」DeNA社長兼CEOの主張を時系列で

このページについて:南場智子氏がインタビュー・講演・自身の発信などで公に語った内容を、社長のAIの教科書の運営者が動画や記事で確かめ、要点を編集して時系列にまとめたものです。当サイトが取材したものではなく、南場智子氏やその所属先とこのサイトは関係がありません。「」は発言の要約で、原文どおりではありません。出典は、それぞれの出演のページに載せています。

【DeNA公式】事業家のDNA~with スタートアップ~「【AI×DeNA】生産性20倍。DeNAが次に仕掛ける変革の全貌」 → この出演の要点を読む

見通し:実行派の楽観発言の記録 10件最終更新 2026年10月23日

DeNAの創業者で、2025年2月に「DeNAはAIにオールインします」と宣言し、約3,000人の現業を半分の人員で伸ばす方針を打ち出しました。日本の経営者のAIへの熱の低さに危機感を示す一方、1年後には「人が浮かない」という課題も率直に認め、2026年6月に社長へ復帰して改革を率いています。

南場氏は、「AIにオールイン」を掲げてAIを使った新規事業やAIスタートアップへの出資を進めるDeNAの経営者で、AI事業の当事者です。発言には自社の事業への期待が含まれていることを踏まえて読んでください。また、出典の多くはDeNAの公式メディア・公式チャンネルです。

ひとことで言うと

「AIの波は全方位で、極めて速い。今の事業は半分の人員で伸ばし、浮いた人で新規事業を量産する。この改革はトップが自ら興奮して引っ張るしかない」。2026年には成果(プロジェクトによっては生産性20倍)と課題(人が浮かない)の両方を語っています。

1986年にマッキンゼーに入社し、1990年にハーバード・ビジネス・スクールを修了。1999年にDeNAを創業しました。2021年に経団連副会長、2025年に経済財政諮問会議の民間議員に就いています(東京都の紹介ページによる)。2026年6月27日付でDeNAの社長兼CEOに15年ぶりに復帰しました(IVS2026)。

一貫して言っていること

半分の人員で現業を伸ばし、残りで新規事業

2025年2月、約3,000人で運営する今の事業を半分の人員で成長させ、残りの半分で10人1組の新規事業を量産すると宣言しました(2025年2月、2025年3月)。AIで浮いた人員を減らすのではなく、新しい事業に回すという考え方です。

改革は現場から出てこない。トップが興奮して引っ張る

AIを中心に業務を組み替える改革は、配置換えや短期的なコスト増など痛みを伴うので、現場からは出てこないと繰り返しています(2025年2月、2025年4月)。日本の大企業の経営者の多くは「あの程度ね」と分かった気になって終わっていると、厳しく指摘しています(2025年9月)。

全産業にAIが行き渡る。今とのギャップがチャンス

5年後にAIエージェントを使わない薬局はないのに、今はほとんど使われていない。その差がすべてビジネスチャンスで、1990年代後半のインターネットと同じだと述べています(2025年4月の学生向けトーク、ANRIの番組)。

基盤モデルは巨人の戦い。狙うのは業界×AIのアプリケーション

基盤モデルは米中の巨人の縦統合の競争になるとして、DeNAはエンドユーザーに直接触れるアプリケーションの層、特に業界に特化したAIエージェントを狙うとしています(2025年2月、2026年3月)。2026年にはフィジカルAIにも日本の勝ち目を見ています(2026年9月)。

責任を取るのは人間

AIは契約の主体になれず、責任を取ることもできないとして、AIがしたことの責任は人間が持つ前提で仕事を組み立てています(2025年7月、2025年8月、2025年9月)。

言っていることの変化

時期 主な主張
2025年2〜4月 「AIにオールイン」を宣言。半分の人員で現業を伸ばし、残りで新規事業。トップが興奮しないと改革は進まない(TechCon 2025、茂木氏の番組、ANRI)
2025年7〜9月 半年の中間報告。全社員に有料AI、法務70%・配信審査60%の工数削減、AIスキル指標「DARS」。AIは契約主体になれない(HR SUCCESS SUMMIT、東大)
2026年3月 1年の振り返り。プロジェクトによっては生産性20倍、AIは「スタッフ」に。一方で人が浮かず、「先に人を動かす」必要を認める(AI Day 2026)
2026年6〜9月 社長に復帰。スタートアップと組んで成長を加速させる。フィジカルAIに日本の勝機(IVS2026、改革のリアル)

宣言の中身は変わっていませんが、2026年には「効率化しても人は浮かない」という実際の壁を率直に語り、経営が先に人を動かす方向に軸足を移しています。

社長が受け取れること

  • 社長が先に使い倒す。AIで業務を組み替える改革は現場からは出てきにくいので、社長自身が1つの業務でAIを使い倒し、手応えを見せてから旗を振る順番が近道です(TechCon 2025)
  • 浮いた時間の行き先を先に決める。AIで効率化しても、何もしなければ空いた時間は細かな仕事で埋まります。誰をどの新しい仕事に回すかを先に決めておくと、効果が形になります(AI Day 2026)
  • 「AIが迷ったら人が見る」を基本にする。法務の利用規約レビューのように、最終判断と責任は人に残し、AIには迷ったものを人に回させる分け方で、工数を大きく減らせます(HR SUCCESS SUMMIT)
  • 業界の知恵×AIで勝負する。汎用のAIそのものでは大手にかないません。自社が長年積み上げた業界の知識や現場の事情にAIを掛け合わせる部分に、中小企業の勝ち目があります(東大、改革のリアル)

南場智子の発言の時系列

新しいものから順に並べています。

2026年

  1. 2026年9月11日・DeNA公式チャンネル「事業家のDNA」(社長復帰後のインタビュー)(動画)

    南場「フィジカルAIに日本の勝機」|DeNA公式(2026年9月)

    社長復帰後のDeNAの改革を語ったインタビューです。南場氏は、新規事業はAIが中心で、一般向けのAIと企業向けの業界特化の領域にチャンスが多いと述べました。基盤モデルは米中の巨人にかなわないが、フィジカルAIは時間がかかり用途ごとに発展するので面白く、ロボット部品で日本のシェアが高いことに期待を示しています。

    ロボット・フィジカルAI日本AI企業の競争

  2. 2026年7月3日・IVS2026(京都)でのスピーチ(講演)

    南場「人が組織を使う時代」|IVS2026(2026年7月)

    15年ぶりにDeNAの社長に戻った直後のスピーチです。南場氏は、出資先のカウシェがAIを即座に使いこなし社員1人あたりの月次粗利が約1,300万円に達した例を挙げ、DeNAが出資と実務の両面でスタートアップの成長を加速させると述べました。経営者の考えを学ばせて社長の代わりに答える「AI社長」も紹介しています。

    企業の使い方AI企業の競争経済・お金

  3. 2026年3月6日・DeNA × AI Day 2026「Proof.」クロージング講演(講演)

    南場「人が5%、AIが95%で生産性20倍」|DeNA × AI Day(2026年3月)

    「AIオールイン」宣言から1年の振り返り講演です。南場氏は、プロジェクトによっては作業の5%を人が、95%をAIが担い、生産性が20倍になったと報告しました。一方で、効率化しても社員が空いた時間に仕事を詰め込むため人が浮かず、新規事業への人材シフトは「先に人を動かす」必要があると認めています。

    企業の使い方AIエージェント仕事・雇用

2025年

  1. 2025年9月25日・YOUTRUST Studio「トップランナーの視点」第1回(聞き手:岩崎由夏氏)(動画)

    南場「AIを分かった気になる経営者が大多数」|YOUTRUST(2025年9月)

    元DeNA社員が創業したYOUTRUSTの番組での対談です。南場氏は、日本の大企業の経営者の多くはChatGPTが出たころに少し試して「あの程度ね」と分かった気になって終わっていると指摘しました。AIの波は大きく速いので、スタートアップに出資して仲間を増やすべきで、やらない理由が分からないと語っています。

    企業の使い方AI企業の競争生き方・価値観

  2. 2025年8月公開(収録日は非公表)・DeNA公式チャンネル「事業家のDNA」(東京大学の講義での学生との対話)(講演)

    南場「AIの波は全方位で極めて速い」|東京大学での対話(2025年8月)

    東京大学の講義で学生と対話した回です。南場氏は、AIの波の特徴は「影響が全方位」「極めて速い」「ある地点を超えた先が未知」の3つだと述べました。AIは契約の当事者になれず責任を取れないとし、自分が夢中になれる分野でAIを掛け合わせる道を学生に勧めています。

    仕事・雇用生き方・価値観企業の使い方

  3. 2025年7月10日・HR SUCCESS SUMMIT 2025 基調講演(ビズリーチ主催)(講演)

    南場「AIネイティブ化が急務」|HR SUCCESS SUMMIT(2025年7月)

    人事・組織の担当者向けイベントの基調講演です。南場氏は「AIにオールイン」を表明してから半年の取り組みを紹介し、全社員への有料AIの配備、法務や配信審査の工数削減、独自のAIスキル指標「DARS」などを説明しました。AIは契約の主体になれないとして、人が責任を持つ前提で業務を組み替えるとしています。

    企業の使い方仕事・雇用AIエージェント

  4. 2025年4月30日・ベンチャーキャピタルANRIの番組「ハートに火をつけろ」#026(佐俣アンリ氏、佐俣奈緒子氏と)(音声)

    南場「AIの浸透の遅れは全部チャンス」|ANRIの番組(2025年4月)

    ベンチャーキャピタルANRIの番組への出演です。南場氏は、AIにオールインすると決められたのは経営が最も苦しい時期ではなかったからだと説明し、2022年11月(ChatGPTの公開)で生成AIの民主化が来ると感じたと述べました。すべての産業がAIエージェントを取り入れていくのに、今はほとんど入っていない差がすべてビジネスチャンスだとしています。

    企業の使い方AIエージェント経済・お金

  5. 2025年4月18日・DeNA公式チャンネル「事業家のDNA」(学生向けのトークイベント)(動画)

    南場「AIに斜に構える会社は行くな」|DeNA公式(2025年4月)

    DeNA公式チャンネルの学生向けトークです。南場氏は、5年後にAIエージェントを使っていない産業はなくなるのに今はほとんど行き渡っていないとして、今は「めっちゃおいしいタイミング」だと述べました。就職先選びでは、トップがAIに斜に構えている会社には行かないほうがよいと助言しています。

    仕事・雇用企業の使い方日本

  6. 2025年3月28日・茂木としみつの改革チャンネル(茂木敏充氏との対談)(動画)

    南場「仕事のほとんどはAIで劇的に効率化」|茂木敏充氏の番組(2025年3月)

    自民党の茂木敏充氏が運営するYouTubeチャンネルでの対談です。南場氏は、DeNAの仕事のほとんどはAIで生産性が劇的に上がるはずだとして「AIにオールイン」を決めた理由を説明しました。浮いた人員で10人程度のチームを多数つくり、10人でユニコーンができる時代の目線で新規事業を攻めるとしています。

    企業の使い方仕事・雇用日本

  7. 2025年2月5日・DeNA × AI Day || DeNA TechCon 2025 オープニング講演(講演)

    南場「DeNAはAIにオールインします」|DeNA × AI Day(2025年2月)

    DeNAの技術イベントの冒頭講演です。南場氏は「DeNAはAIにオールインします」と宣言し、約3,000人で運営している今の事業を半分の人員で成長させ、残りの半分で10人1組の新規事業を量産すると述べました。AIで業務を組み替える改革は痛みを伴うので、トップが自らツールを使い倒して引っ張るべきだとしています。

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情報は2026年10月23日時点のものです。数字と発言は、それぞれの出典を開いて確かめたものだけを載せています。 予測は発言した人の見通しであり、そのとおりになることを保証するものではありません。 詳しくは各出典をご確認ください。

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