株式会社THE GUILD CEO/note株式会社 CXO
深津貴之のAI発言録|「AIに雑用だけさせるな。人間はAIの上司になれ」生成AI活用の第一人者の主張を時系列で
このページについて:深津貴之氏がインタビュー・講演・自身の発信などで公に語った内容を、社長のAIの教科書の運営者が動画や記事で確かめ、要点を編集して時系列にまとめたものです。当サイトが取材したものではなく、深津貴之氏やその所属先とこのサイトは関係がありません。「」は発言の要約で、原文どおりではありません。出典は、それぞれの出演のページに載せています。
見通し:実践派の楽観発言の記録 12件最終更新 2026年10月24日
「深津式プロンプト」で知られるサービスデザイナーで、note株式会社のCXOとしてAIと書き手の関係にも関わっています。生成AIの仕組みを理解したうえで、雑務の効率化より経営判断や学び方の質を上げる使い方を一貫して勧め、人間に最後まで残るのは方向を決め、選び、責任を取る仕事だと述べています。
深津氏は、AI活用の支援を手がけるTHE GUILDの経営者で、AIに引用される機会の多いnoteのCXOも務める、AI関連の事業の当事者です。発言には関わる事業への期待が含まれうることを踏まえて読んでください。
ひとことで言うと
「生成AIは確率で一番ありそうな答えを出す機械。雑用を削るより、判断の質を上げることに使え。人間に最後まで残るのは、方向を決め、選び、責任を取る仕事だ」。2026年には、努力の価値が下がる時代に「学び方を学ぶ」メタスキルを身につけるよう説いています。
大学で都市情報デザインを学んだ後、英国で2年間プロダクトデザインを学び、2005年に帰国してthaに入社。2013年にTHE GUILDを設立しました。note株式会社と弁護士ドットコムのCXOも務めています(TBS CROSS DIGの番組紹介による)。著書に『ChatGPTを使い尽くす! 深津式プロンプト読本』(日経BP、岩元直久氏との共著)があります。
一貫して言っていること
仕組みを知れば、指示はその場で組み立てられる
生成AIは手前の文章に続く、確率的にいちばんありそうな続きを書く機械だと説明し、決まった指示文を丸暗記するより仕組みを理解するよう勧めています(2025年2月)。だからこそAIは一般論が得意で、一般論で答えられない体験談を検索して引用するとも述べています(2026年2月、2026年3月)。
雑務より、経営判断の質を上げる
文章作業の効率化は全体の1〜2割の削減にとどまるとし、会議や買収計画に待ったをかけるような使い方の方が経営への効果ははるかに大きいと繰り返しています(2025年2月)。多くの会社は現場向けの「戦術級」のAIばかり作っていると指摘し(2025年11月)、経営会議の議事録をAIにレビューさせる方法を勧めています(2026年1月)。
人間は方向を決め、選び、責任を取る
人間に残るのは方向を決める、選ぶ、責任を取る、謝るといった仕事だとしています(2025年2月)。2026年には「AIを動かす方向と欲望を最初に注入する仕事」と言い換えています(2026年6月)。
大手と競合する所では戦わない
半年から1年で大手が出しそうな機能は自作するなと書き(2025年2月)、AI単独のサービスは8割の確率で大手の基盤モデルと競合するので、物流や工場とAIを掛け合わせる方がよいとしています(2025年11月)。AI企業自身が導入支援に乗り出したことで、受託開発の需要も変わると見ています(2026年5月)。
作る価値は下がり、選ぶ・評価する価値が上がる
AIで作る費用が下がると、人間のレビューが壁になり(2026年5月)、開発は複数の候補を育てて選ぶ「農業」に近づくとしています。価値が上がるのは、課題の定義、評価の基準、目利き、独自のデータだと述べています(2026年8月)。
言っていることの変化
| 時期 | 主な主張 |
|---|---|
| 2025年前半 | ディープリサーチの登場。雑務より判断の質を上げる使い方を。大手が出す機能は自作するな(TBS CROSS DIG、note) |
| 2025年後半〜2026年初め | AIは相談相手から実行役へ。戦略級のAIを作れ。経営者こそAIで判断を支えよ。2026年は頼む前に解決するAIが広がる(テレ東AIアカデミー、note、業務改善プラスジャーナル) |
| 2026年 | 人間がレビューしきれない時代へ。委任できる設計、選ぶ力と目利き、学び方を学ぶメタスキル。AIのリスクは人間の悪用が先に来る(note、TBS CROSS DIG、ABEMA Prime) |
使い方の解説から始まり、2026年には「人間がAIの成果物をすべては確かめられなくなる」前提で、組織や個人がどう備えるかに話の軸が移っています。
社長が受け取れること
- 議事録と計画書をAIに読ませる。会議の議事録を渡して「抜けている論点は何か」、計画書を渡して「失敗するとしたら原因は何か」と聞くのが、経営判断の質を上げる一番手軽な使い方です(TBS CROSS DIG、業務改善プラスジャーナル)
- 作る前に「大手がすぐ出すか」を考える。AIの道具を社内で作り込む前に、半年から1年で標準機能になりそうかを考え、なりそうなら既製品を待つか買う方が無駄になりません(note)
- 自社にしか書けない体験談を発信する。AIは一般論を自分で答えるので、引用されやすいのは現場の工夫や失敗談、具体的な事例です(TBS CROSS DIG)
- 任せる範囲は実績に応じて広げる。失敗しても困らない仕事から任せ、元に戻せる控えと最終責任者を決めておくと、AIに任せられる範囲を安全に広げられます(note)
深津貴之の発言の時系列
新しいものから順に並べています。
2026年
2026年9月18日・ABEMA Prime(動画)
深津「超AIより人間の悪用が先に来る」|ABEMA Prime(2026年9月)「AIで人類滅亡」をテーマにしたABEMA Primeの討論です。深津氏は、大国どうしの開発競争は囚人のジレンマで止めることがほぼできないとしたうえで、超AIが人類を滅ぼすより先に、人間がAIに愚かなことを頼んで大きな被害を出す可能性の方が早く来ると述べました。破壊は攻める側が有利なので、そちらへの対処を優先すべきだとしています。
リスク・規制AGI・超知能AI企業の競争

2026年8月5日・深津貴之氏のnote「高度に進化したAI駆動開発は、農業と区別がつかなくなる」(記事)
深津「AI駆動開発は農業に近づく」|本人のnote(2026年8月)深津氏が自身のnoteに書いた記事です。AIによる開発が進むと、ソフトウェア開発は工芸より大規模な農業に近づき、土を整えて種をまき、育った中から選んで収穫する仕事になると論じました。作ること自体の価値はゼロに近づき、課題の定義、評価の基準、目利き、独自のデータ、売る経路といった「作らないもの」の価値が上がるとしています。
仕事・雇用企業の使い方AIエージェント

2026年6月18日・TBS CROSS DIG with Bloomberg「1on1 Tech」(2026年5月27日収録)(動画)
深津「学び方を学ぶメタスキルを」|TBS CROSS DIG(2026年6月)「AI時代はメタスキルを身につけよう」がテーマの回です。深津氏は、知的労働の大半がボタン1つや課金で片づくようになり、寝ずに頑張る・たくさん作業するといった努力の価値はゼロに近づくと述べました。学び方や調べ方のような「スキルを身につけるためのスキル」を先に押さえるべきで、人間に最後まで残るのは、方向と欲望を最初に注入する仕事だとしています。
仕事・雇用教育生き方・価値観

2026年5月28日・深津貴之氏のnote「AIの成果物を、人類がレビューしない時代がくるのではないか?」(記事)
深津「人間がAIをレビューしない時代が来る」|本人のnote(2026年5月)深津氏が自身のnoteに書いた記事です。AIの出力が増えると人間のレビューが開発の速さを決める壁になり、いずれ人間がすべてを読み切れなくなると論じました。完全に防ぐことを目指すより、壊れても被害が小さく元に戻せる設計に重心を移し、人間は入出力や評価の軸、止める条件、責任の分け方を握るべきだとしています。
リスク・規制AGI・超知能企業の使い方

2026年5月12日・深津貴之氏のnote「AI企業が『受託』を始めた日。エンジニア、PM、デザイナーはどうこの先生きのこるか」(記事)
深津「AI企業が受託を始めた」|本人のnote(2026年5月)深津氏が自身のnoteに書いた記事です。OpenAIやAnthropicが企業に入り込んでAIの導入まで担う会社づくりに動いたことを取り上げ、モデルの会社がAPIの販売から業務への導入まで手がける方向に変わっていると指摘しました。自動で更新されるAI製品が広がると、今の受託開発の忙しさは「終わりの前の移行需要」かもしれないとしています。
AI企業の競争仕事・雇用企業の使い方

2026年3月6日・日経BOOKプラス 連載「川邊健太郎 AI時代、だからこそ『推し』」(川邊健太郎氏との対談・後編)(記事)
深津「AIで超パーソナル化が進む」|日経BOOKプラス(2026年3月)LINEヤフー元会長の川邊健太郎氏との対談の後編です。深津氏は、AIで自分一人のためのポッドキャストを作り、ランニング中に聴いている例を紹介しました。AIによる「超パーソナル化」が進んで人それぞれがまったく違う体験をするようになり、AIでは再現できない、その人にしか作れないものに価値が生まれると述べています。
生き方・価値観企業の使い方AIエージェント

2026年2月5日・TBS CROSS DIG with Bloomberg「1on1 Tech」(2026年1月27日収録)(動画)
深津「AIは体験談を探して引用する」|TBS CROSS DIG(2026年2月)AIチャットがどの情報を引用しているかの調査で、noteがWikipediaに次ぐ2位になったことを受けた回です。note CXOの深津氏は、AIは一般論なら自分で答えられるので、一次の経験や失敗談、感想のような一般論で言えない話のときに検索して引用しやすいと説明しました。攻撃や煽りの内容は、AIが安全のための調整で避けがちだとしています。
企業の使い方AI企業の競争経済・お金

2026年1月26日・業務改善プラスジャーナル by クラウドサイン(インタビュー)(記事)
深津「従業員より経営者をAIに」|業務改善プラスジャーナル(2026年1月)クラウドサインが始めたメディアの開設記念インタビューです。深津氏は、2025年はGoogleのAIが成果を出し始め、AIが一般の人に広がった年だったと振り返りました。地方の中小企業は人手不足の解消や距離の壁がなくなる点でAIと相性がよく、経営者の判断ミスを防ぐために経営会議の議事録をAIにレビューさせる方法を勧めています。
企業の使い方AIエージェント日本

2025年
2025年11月28日・深津貴之氏のnote「経営をあまやかさないAIを作ろう」(記事)
深津「経営を甘やかさないAIを作ろう」|本人のnote(2025年11月)深津氏が自身のnoteに書いた記事です。多くの企業は現場の作業を助ける「戦術級」のAIばかり作り、経営判断を支える「戦略級」のAIが足りないと指摘しました。細かな業務の自動化より、無計画な投資や調査不足の買収といった経営判断の誤りを防ぐAIの方が、経営への影響は大きいとしています。
企業の使い方AIエージェント経済・お金

2025年11月27日・テレ東AIアカデミー【公式】(DMM.com 亀山敬司氏との対談)(動画)
深津「狙い目はAI単独より工場や物流×AI」|テレ東AIアカデミー(2025年11月)テレビ東京のAI専門チャンネルでの、DMM.com創業者・亀山敬司氏との対談です。深津氏は、AI単独のサービスはおよそ8割の確率でOpenAIなど大手の基盤モデルと競合するので、物流・ビル・工場とAIを掛け合わせる方がやりやすいと述べました。AIエージェントが賢くなると、課金で社内の労働力の配分を一瞬で変えられるようになるとしています。
企業の使い方AI企業の競争仕事・雇用

2025年2月18日・深津貴之氏のnote「自作するな、そこはお前の戦場じゃない」(記事)
深津「大手がすぐ出す機能は自作するな」|本人のnote(2025年2月)深津氏が自身のnoteに書いた記事です。半年から1年で大手が提供しそうな機能を自作しても無駄になりやすいとして、ChatGPTの性能を少し上げる工夫のような領域は、本業でなければ開発しないほうがよいと勧めました。既存のツールが高くても買い、業務の流れの方を変えるべきだとしています。
企業の使い方AI企業の競争AIの値段

2025年2月14日・TBS CROSS DIG with Bloomberg「CROSS DIG 1on1」(2025年2月4日収録)(動画)
深津「AIは判断の質を上げることに使う」|TBS CROSS DIG(2025年2月)TBS CROSS DIGで生成AIの使い方をゼロから解説した回です。深津氏は、文章をまとめるような作業の時間を削るだけでなく、経営の意思決定や会議の質を上げることに使う方が経営への効果ははるかに大きいと述べました。10年後の人間に残る仕事は、方向を決め、選び、責任を取ることだとしています。
企業の使い方仕事・雇用教育

テーマ別に見る
企業の使い方10件
- 2026年8月5日深津「AI駆動開発は農業に近づく」|本人のnote(2026年8月)
- 2026年5月28日深津「人間がAIをレビューしない時代が来る」|本人のnote(2026年5月)
- 2026年5月12日深津「AI企業が受託を始めた」|本人のnote(2026年5月)
- 2026年3月6日深津「AIで超パーソナル化が進む」|日経BOOKプラス(2026年3月)
- 2026年2月5日深津「AIは体験談を探して引用する」|TBS CROSS DIG(2026年2月)
- 2026年1月26日深津「従業員より経営者をAIに」|業務改善プラスジャーナル(2026年1月)
- 2025年11月28日深津「経営を甘やかさないAIを作ろう」|本人のnote(2025年11月)
- 2025年11月27日深津「狙い目はAI単独より工場や物流×AI」|テレ東AIアカデミー(2025年11月)
- 2025年2月18日深津「大手がすぐ出す機能は自作するな」|本人のnote(2025年2月)
- 2025年2月14日深津「AIは判断の質を上げることに使う」|TBS CROSS DIG(2025年2月)
AI企業の競争5件
- 2026年9月18日深津「超AIより人間の悪用が先に来る」|ABEMA Prime(2026年9月)
- 2026年5月12日深津「AI企業が受託を始めた」|本人のnote(2026年5月)
- 2026年2月5日深津「AIは体験談を探して引用する」|TBS CROSS DIG(2026年2月)
- 2025年11月27日深津「狙い目はAI単独より工場や物流×AI」|テレ東AIアカデミー(2025年11月)
- 2025年2月18日深津「大手がすぐ出す機能は自作するな」|本人のnote(2025年2月)
仕事・雇用5件
- 2026年8月5日深津「AI駆動開発は農業に近づく」|本人のnote(2026年8月)
- 2026年6月18日深津「学び方を学ぶメタスキルを」|TBS CROSS DIG(2026年6月)
- 2026年5月12日深津「AI企業が受託を始めた」|本人のnote(2026年5月)
- 2025年11月27日深津「狙い目はAI単独より工場や物流×AI」|テレ東AIアカデミー(2025年11月)
- 2025年2月14日深津「AIは判断の質を上げることに使う」|TBS CROSS DIG(2025年2月)
AIエージェント4件
- 2026年8月5日深津「AI駆動開発は農業に近づく」|本人のnote(2026年8月)
- 2026年3月6日深津「AIで超パーソナル化が進む」|日経BOOKプラス(2026年3月)
- 2026年1月26日深津「従業員より経営者をAIに」|業務改善プラスジャーナル(2026年1月)
- 2025年11月28日深津「経営を甘やかさないAIを作ろう」|本人のnote(2025年11月)
リスク・規制2件
- 2026年9月18日深津「超AIより人間の悪用が先に来る」|ABEMA Prime(2026年9月)
- 2026年5月28日深津「人間がAIをレビューしない時代が来る」|本人のnote(2026年5月)
AGI・超知能2件
- 2026年9月18日深津「超AIより人間の悪用が先に来る」|ABEMA Prime(2026年9月)
- 2026年5月28日深津「人間がAIをレビューしない時代が来る」|本人のnote(2026年5月)
教育2件
生き方・価値観2件
- 2026年6月18日深津「学び方を学ぶメタスキルを」|TBS CROSS DIG(2026年6月)
- 2026年3月6日深津「AIで超パーソナル化が進む」|日経BOOKプラス(2026年3月)
経済・お金2件
- 2026年2月5日深津「AIは体験談を探して引用する」|TBS CROSS DIG(2026年2月)
- 2025年11月28日深津「経営を甘やかさないAIを作ろう」|本人のnote(2025年11月)
日本1件
- 2026年1月26日深津「従業員より経営者をAIに」|業務改善プラスジャーナル(2026年1月)
AIの値段1件
- 2025年2月18日深津「大手がすぐ出す機能は自作するな」|本人のnote(2025年2月)
情報は2026年10月24日時点のものです。数字と発言は、それぞれの出典を開いて確かめたものだけを載せています。 予測は発言した人の見通しであり、そのとおりになることを保証するものではありません。 詳しくは各出典をご確認ください。
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うちの会社なら、どこからAIを入れるべきか
社員数や業種をうかがったうえで、最初に手をつけると効果が出やすい業務と進め方をお伝えします。まだ何も決まっていなくて構いません。
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