松尾豊の発言録
松尾豊「AGIは遅かれ早かれ普及する」|SusHi Tech Tokyo(2026年4月)
この記事について:松尾豊氏が公の場で語った内容を、社長のAIの教科書の運営者がSusHi Tech Tokyo 2026 Day2 セッション「AI時代の『知』はどう守られ、創られ、活用されるのか~大学発スタートアップが目指す姿~」の動画・記録を視聴し、要点を編集してまとめたものです。当サイトが松尾豊氏に取材したものではありません。題や本文の「」は発言の要約で、原文どおりではありません。出典はページの下と「元の出演」にあります。
イベント「SusHi Tech Tokyo 2026」のセッションで、松尾氏は「AGIは遅かれ早かれ普及する」と述べ、日本の勝ち筋として産業別のバーティカルAIとフィジカルAIを挙げました。研究室から年間100社のスタートアップが生まれてほしいとも話しています。
- いつ
- 2026年4月28日
- どこで
- SusHi Tech Tokyo 2026 Day2 セッション「AI時代の『知』はどう守られ、創られ、活用されるのか~大学発スタートアップが目指す姿~」(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 本人の発信・公式の記録で確認
- テーマ
- AGI・超知能、日本、ロボット・フィジカルAI、科学・研究
何を語ったか
- 2026年4月28日、松尾氏はSusHi Tech Tokyo 2026の2日目、大学発スタートアップをテーマにしたパネル討論に登壇しました。AIに30年ほど取り組み、内閣府のAI戦略専門調査会の座長も務めていると自己紹介しています
- 「AIバブル」という見方もあるとしたうえで、AGIは遅かれ早かれ普及し、人間ができることはすべてAIでできるようになると述べました。社会へのインパクトは巨大で、経済を成長させ、社会に役立つ形で使わなければならないとしています
- 日本の可能性として2つを挙げました。金融・医療・製造・教育などそれぞれの業界にAIを組み込む「バーティカルAI」と、日本が強い産業用ロボットなどのハードウェアにAIを組み合わせる「フィジカルAI」です
- 研究室のAI講義の受講者は前年に7万人を超え、アフリカやASEAN、中南米など海外からも2万6,000人が学んでいると紹介しました。研究室からはこれまでに42社のスタートアップが生まれ、2社が上場、3社がM&Aを経験し、時価総額の合計は20億ドルを超えたとしています
- それでも、もっと多くのスタートアップが生まれてほしいとし、年間100社ほどが理想だと話しました。日本には大企業も産業もそろい、AIが必要な場所がたくさんあるので、学生には自分のAIスタートアップをつくってほしい、それが日本の伝統的な企業に力を与えると述べています
- ChatGPTが出てからの3年で、学生は自分でプログラムを書かなくなり、最近はアイデアや仮説までAIに出してもらうことがあると明かしました。そうなると人の創造性はどこにあるのか、と問いかけています。5年先、10年先に何が起きているかは正直わからないが、多くのことが変わっているだろうとし、その変化をよい方向に持っていくのが自分たちの責任だと締めくくりました
社長にとってのポイント
「バーティカルAI」は、特定の業界の仕事を深く知っている会社ほど有利になる、という考え方です。自社の業界で、手間がかかっているのに誰もAIで解決していない業務を1つ選び、松尾研発のような業界特化型のスタートアップに相談してみると、自社の知見が商品になる可能性があります。
また、松尾氏は大学発のAIスタートアップが「日本の伝統的な企業に力を与える」と期待しています。中小企業にとっては、若いAI企業と組んで実証実験の場を提供することが、低い費用で最新技術を試す入口になります。
背景
松尾氏は2024年1月のGMO渋谷FUTUREでの講演では、AGIは「10年ぐらい、もしかしたら5年ぐらい」で来ると年数を挙げていました。今回は年数を示さず「遅かれ早かれ」という言い方になっています。セッションは英語と日本語の同時通訳つきで、内容は主催者の公式チャンネルで公開されている動画(日本語の音声)で確かめました。
出典:SusHi Tech Tokyo 2026【公式】「Day2 AI時代の『知』はどう守られ、創られ、活用されるのか~大学発スタートアップが目指す姿~」(2026年4月28日)
このページは、松尾豊氏が公の場で話したり書いたりした内容を、社長のAIの教科書の運営者が確かめて要約・編集したものです。 当サイトが松尾豊氏に取材したものではなく、松尾豊氏やその所属先とこのサイトは関係がありません。正確な言い回しは、上の「元の出演」でご確認ください。
うちの会社なら、どこからAIを入れるべきか
社員数や業種をうかがったうえで、最初に手をつけると効果が出やすい業務と進め方をお伝えします。まだ何も決まっていなくて構いません。
無料でAI導入の相談をする