松尾豊の発言録
松尾豊「AGIは10年、もしかしたら5年で来る」|GMO渋谷FUTURE(2024年1月)
この記事について:松尾豊氏が公の場で語った内容を、社長のAIの教科書の運営者がGMO 渋谷FUTURE 2024 特別講演「私たちとAI産業が創る未来」(Re|vent/旧ログミーTechの講演録)についての報道記事を読み、要点を編集してまとめたものです。当サイトが松尾豊氏に取材したものではありません。題や本文の「」は発言の要約で、原文どおりではありません。出典はページの下と「元の出演」にあります。

GMOインターネットグループ主催のイベントでの特別講演です。松尾氏は、AGIには「10年ぐらい、もしかしたら5年ぐらい」で行くとの予想を示し、人間の知能もアルゴリズムなので「AGIはできるに決まっている」と述べました。業界特化のLLMや、ブラウザを操作する「行動するLLM」が次に来る技術だとしています。
- いつ
- 2024年1月26日
- どこで
- GMO 渋谷FUTURE 2024 特別講演「私たちとAI産業が創る未来」(Re|vent/旧ログミーTechの講演録)(講演)
- 元の出演
- 元の記事を読む
- 確認
- 報道記事で確認
- テーマ
- AGI・超知能、AIエージェント、科学・研究、企業の使い方
何を語ったか
- 2024年1月26日、GMOインターネットグループ主催の「GMO 渋谷FUTURE 2024」で、松尾氏は生成AIの現状と未来を解説しました。松尾氏は2023年からGMOのAI顧問を務めています
- LLMを1回使うだけでなく、自分の答えを見直させる、複数のLLMを組み合わせる、といった使い方で精度が上がると説明しました
- ほとんどの情報はインターネット上ではなく企業内や個人のPCの中にあり、医療・金融など業界の情報で学習させた「領域特化のLLM」は、その業界の仕事で非常に精度が高くなると述べました。いろいろな業界で次々に作られていく、としています
- 言葉ではなく行動を出力する「行動するLLM」にも触れ、ブラウザの操作をしてくれるようになれば、PC上で完結する仕事の自動化が相当進むと述べました
- 今後3年ほどは「結局このぐらいしかできないじゃん」と期待がいったんしぼむ時期があるが、そこから応用が広がり、技術の突破もまた起きると予想しました
- AGIには「10年ぐらい、もしかしたら5年ぐらいかもしれませんし、もっとかかるかもしれません」としつつ、最終的には行くと述べました。人間の知能もアルゴリズムであり、「AGIは、言い方を変えれば、できるに決まっている」としています。コンピューターは人間と同じところまで行けばすぐに10倍、100倍にスケールするため、ASI(人工超知能)もできると述べました
社長にとってのポイント
この講演で松尾氏が挙げた「社内の情報で学習させたAIの方が賢くなる」という指摘は、中小企業にとって大きな得のある話です。見積書、日報、問い合わせ対応の記録など、自社にしかないデータこそがAIを自社向けに賢くする材料になります。今のうちに、紙やバラバラのファイルになっている記録を、検索できる形で1か所にまとめておくのがおすすめです。
また、「期待がいったんしぼむ時期のあとに応用が広がる」という見立ては、インターネットの普及でも起きたことです。ブームが落ち着いたように見える時期こそ、競合より先に地道な使い方を積み上げる好機になります。
背景
講演録は2024年2月26日に公開されました。人のページで出典にしているログミーTechのURL(logmi.jp/main/technology/330177)は、現在このRe|ventのページに転送されます。
その後、2026年4月のSusHi Tech Tokyo 2026では、年数を示さずに「AGIは遅かれ早かれ普及する」と述べています。国内のモデルが100億パラメーター程度にとどまるという指摘は、同じ年の3月の日本記者クラブでの会見でもくり返しています。
出典:Re|vent「『最終的にAIは"人工超知能"の技術領域に辿り着く』 松尾豊氏が解説する、生成AIの現在地と未来」(2024年2月26日、旧URL:https://logmi.jp/main/technology/330177)
このページは、松尾豊氏が公の場で話したり書いたりした内容を、社長のAIの教科書の運営者が確かめて要約・編集したものです。 当サイトが松尾豊氏に取材したものではなく、松尾豊氏やその所属先とこのサイトは関係がありません。正確な言い回しは、上の「元の出演」でご確認ください。
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