毎朝メールの返事の下書きが並んでいる。Leo Tohyamaさんの「Claudeデスクトップ完全解説」から社長が真似できる5つのこと
2026年10月27日·長谷川 桂介
結論(3行で)
- Leoさんは毎朝、Claudeのデスクトップアプリに「受信メールを読んで、返事が要るものに下書きを作って」と頼み、自分らしい文面の下書きをGmailに並べてもらっています。
- 決め手は、パソコンの中に置いた「自分のメールの書き方」をまとめたファイルです。過去1か月の送ったメールをClaudeに読ませて作り、直したいところもClaudeに直してもらって育てます。
- 手で1回やった流れを「スキル」にして、「スケジュールタスク」で毎朝決まった時間に回す。設定では、会話をAIの学習に使わせない項目を切っておくのがおすすめと話しています。
「AIにメールの返事を頼んでも、どこか他人が書いたような文章になる。結局、自分で書き直している…」
AIを使い始めた社長から、よく聞く声です。AIはこちらのことを知らないので、誰にでも当てはまる文章しか返せません。
この悩みに、一つの答えを見せているのが、AIコーチのLeo Tohyamaさんの動画です。Leoさんは毎朝、Claudeのデスクトップアプリに頼むだけで、自分らしい文面のメールの下書きをGmailに並べてもらっています。
この記事では、その動画を見て要点を整理し、社長の仕事に置きかえて真似できることを5つにまとめました。
この記事は:当サイトがLeo Tohyamaさん公式の動画を視聴して、内容を編集・要約したものです。Leoさんへの取材ではなく、Leoさんとこのサイトに関係はありません。『』や「」の中は発言の要約です。動画の中で紹介されている無料のメール講座や有料のデザインの素材は、この記事では扱っていません。画面や設定の名前は、2026年10月の公開時点のものです。
1. チャットとの違いは「パソコンの中のファイルを使えるか」
動画はまず、2026年9月の大きな変更から始まります。これまで「Cowork(コワーク)」という別の枠だった機能が、ふだんのチャットと1つにまとまり、資料を仕上げる「Claude Design」もチャットから使えるようになりました。
そのうえでLeoさんは、ブラウザで使うClaudeとデスクトップアプリのいちばんの違いを、Claudeが動ける範囲だと説明しています。
ブラウザのチャット
- できること質問に答える。コネクターでGmailやカレンダーを読み書きする
- 苦手なことパソコンの中のファイルは使えない
デスクトップアプリ
- できること許可したフォルダの中のファイルを読む・新しく作る
- 苦手なことパソコンが動いている間しか、中のファイルを使えない
出典:Leo Tohyamaさん公式の動画(2026年10月19日公開)での説明
このフォルダに「ルールブック」のようなファイルを置いておくと、Claudeは必要なときにそれを読みに行きます。「この人はこういう人だ」と書いておくだけで、Claudeの動きが自分専用に変わる、というのが動画の中心の話です。
しかもルールブックは設定の欄ではなく、ただのファイルです。自分で書き足すことも、Claudeに頼んで書き換えてもらうこともできます。使うほど自分に合わせて育っていく、とLeoさんは話しています。
2. 最初に見直す設定は3つ
動画では、アプリを入れたら最初に開く設定の画面を、1つずつ説明しています。社長が特に押さえておきたいのは次の3つです。
- 「信頼済みデバイスを要求する」をオンスマホなどから操作するとき、自分の端末か確かめる
- 「Help improve our AI models」をオフ会話をAIの改善(学習)に使わせない
- 「コンピューター使用」は必要になってから画面を見てマウスで操作する機能。ファイルの読み書きとは別物
出典:Leo Tohyamaさん公式の動画(2026年10月19日公開)。項目の名前は公開時点のもの
いちばん強く勧めているのが、英語で書かれた「Help improve our AI models」の項目です。Claudeを自分専用に育てるほど、自分や会社の情報を渡すことになります。Leoさんは、ここをオンにしておく得は、正直ほとんどないと話しています。
ほかにも、健康や信仰のような話を記憶に残さない設定や、Claudeに使わせたくないアプリを先に登録しておく欄が紹介されています。
社長にとっての意味:社員にClaudeを配るときも、この3つを最初にそろえておけば、情報の扱いで慌てずにすみます。
3. 「自分の書き方」のファイルを、Claudeに作らせる
ここからが、この動画でいちばん真似したいところです。Leoさんは作業用のフォルダを1つ作り、Claudeに次のように頼みます。
過去1か月のGmailの送信履歴を読んで、文体のパターンを抜き出し、このフォルダに「メールの文体」のファイルとして保存して
3分ほどで、フォルダの中にファイルができあがります。そのあと届いたメールに「返信の下書きを作って」と頼むと、宛名の書き方やあいさつの癖までLeoさんらしい下書きがGmailに入りました。Leoさんは、このまま送れると話しています。
- 送ったメールを読むコネクターでGmailの過去1か月分
- 書き方の癖を抜き出す宛名・あいさつ・結び
- ファイルに保存する作業用フォルダに「メールの文体」
- 下書きを作る次から、頼むたびにこのファイルを読む
出典:Leo Tohyamaさん公式の動画(2026年10月19日公開)での実演
最初はしっくり来ないこともあります。そのときは自分で直してしまわず、Claudeに直し方を伝えて、ファイルにも反映してもらう。これをくり返すと、Claudeがだんだん育っていくそうです。
社長にとっての意味:社長のメールの書き方は、社員にも外の人にも真似できない部分です。それを一度ファイルにしておけば、下書きは任せて、社長は確かめて送るだけになります。
4. 手で1回やった流れを「スキル」にして、毎朝自動で回す
毎朝同じ作業を頼むなら、毎回頼み方を書くのは手間です。そこでLeoさんが使っているのが「スキル」と「スケジュールタスク」です。
- 1. 手で1回やってみる「今週のメールで、まだ返事をしていないものに下書きを」と頼む
- 2. スキルにする「今の流れを〇〇というスキルにして」と頼む
- 3. 毎朝回す「このスキルを毎朝5時に動かすスケジュールタスクにして」と頼む
出典:Leo Tohyamaさん公式の動画(2026年10月19日公開)での実演
Leoさんは毎朝5時に仕事を始めるので、机に着いたころにはもう下書きが並んでいるそうです。メールの下書きを手でやるだけでも、毎朝30分ほど短くなっているはずだ、と話しています。
スキルについては、ゼロから作るより、まず自分の手で1回やってから、その流れをスキルにするほうが圧倒的に使える、というのがLeoさんの考えです。
ひとつ注意があります。スケジュールタスクは決まった時間に動きますが、パソコンの中のファイルを読む仕事は、その時間にパソコンとアプリが起動していないと飛ばされます。Leoさんの例では、届いた予約のメールをGoogleカレンダーに入れる仕事はパソコンを閉じていても回り、スキャンしたPDFをフォルダに仕分ける仕事は回りません。
閉じていても動く
- メールとカレンダーだけ予約のメールを読んでカレンダーに入れる
パソコンを起動しておく
- 手元のファイルを使う文体のファイルを読む、PDFを仕分ける
社長にとっての意味:自動で回したい仕事を決めたら、「その仕事は手元のファイルを使うか」を先に考えておくと、朝になって「動いていなかった」がなくなります。いつも動かしておく専用の1台を用意する考え方は、Mac miniの記事でも紹介しています。
5. 仕事ごとに「プロジェクト」を作り、背景を覚えさせる
最後の機能が「プロジェクト」です。テーマや仕事ごとに専用の箱を作り、そこにパソコンのフォルダをつなぐと、その箱で始めた会話ではいつもそのフォルダを読んだうえでClaudeが動きます。
Leoさんは、たくさんのプロジェクトにそれぞれ専用のフォルダと背景の知識を持たせて、相談を整理しているそうです。
Claudeのプロジェクト
- 営業見積もりのひな形・よくある質問
- 採用求める人物像・面接のメモ
- 経理月次の数字・税理士とのやり取り
- 社内の連絡会社の決まり・朝礼のネタ
当サイトによる例。プロジェクトの仕組みはLeo Tohyamaさん公式の動画(2026年10月19日公開)での説明
なお、デスクトップアプリには「Claude Code」というモードもあります。Leoさんは、アプリの開発や、重い動画ファイルの書き起こしのようにパソコンを全力で動かす仕事のときに使うものと説明し、ITに詳しくない人が自分専用のAIを育てるなら、ふだんのデスクトップアプリで十分だと話しています。
当サイトの運営者の場合:運営者は、この記事で紹介した使い方を、Claude Codeのほうでやっています。毎朝の予定の読み上げや記事の更新など、ファイルをたくさん扱う仕事が多いためです。始め方はClaude Codeの始め方にまとめています。どちらから始めても、「自分のことを書いたファイルを置く」という考え方は同じです。
まとめ:まず「自分のメールの書き方」のファイルを1つ作る
この動画で語られていたのは、AIを自分専用に育てる鍵は、パソコンの中に置いた「自分のことを書いたファイル」だということでした。
社長がまずできることは1つです。Claudeのデスクトップアプリで作業用のフォルダを1つ作り、送ったメールから「自分のメールの書き方」のファイルを作ってもらう。 それができたら、次は毎朝の下書きをスキルにして、スケジュールで回してみてください。
ファイル整理や領収書の読み取りのように、パソコンの中の作業を任せるやり方は、Claude Coworkの使い方で、評判の動画を見比べてまとめています。
※動画は2026年10月19日の公開です。設定の名前や画面は、アプリの更新で変わることがあります。
この記事で参考にした、評判の解説動画
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