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AIの月額をMac mini 1台で減らせる?大石結花さんの「家のAIハブ」実験から社長が知っておく5つのこと

2026年10月27日·長谷川 桂介

結論(3行で)

  • 大石さんは、メモリ48GBのMac mini(M5 Pro)で無料のAIを動かし、文章を作る速さは毎秒94トークン(人が読む速さの10倍以上)、ネットを切っても契約書の要約ができたと報告しています。
  • 文字起こし・長い文章の要約・書類の読み取り・小さな修正はMac miniで足りる一方、前後の文脈から間違いに気づく仕事や本格的な開発は、まだクラウドのAIのほうが上だったそうです。
  • 結論は「クラウドの完全な代わりではなく、サブスクを少し減らしながら、外に出したくない仕事を引き受けてもらう」。月額はゼロでも、本体の代金と数日がかりの設定が先にかかります。
Yuka Ohishi「新Mac mini (M5 Pro) を、家のAIハブにしてみた結果👀」

「社員にAIの有料プランを配りたい。でも1人月3,000円でも、10人なら年36万円になる…」

AIを会社に広げようとすると、必ずぶつかるのが毎月の支払いです。そこで気になるのが、会社に1台パソコンを置いて、そこでAIを動かせば月額はゼロになるのでは、という考えです。

それを実際に試したのが、ブルックリン在住のデジタルクリエイター、大石結花(Yuka Ohishi)さんです。大石さんの家では、夫婦でClaudeとChatGPTの上位プランに入り、合わせて月500ドルをAIに払っているそうです。その費用を減らせるかを、新しいMac miniで確かめました。

この記事では、その動画を見て要点を整理し、会社でAIを使う社長が知っておきたいことを5つにまとめました。

この記事は:当サイトが大石結花さん公式の動画を視聴して、内容を編集・要約したものです。大石さんへの取材ではなく、大石さんとこのサイトに関係はありません。『』や「」の中は発言の要約です。動画のMac miniは、発売前にメーカーから借りたものと紹介されています。数字は動画の中での測定結果で、モデルや設定によって変わります。

1. Mac miniがAIに向いているのは「メモリ」のおかげ

使ったのは、M5 Proを積んだMac miniです。メモリは48GB、保存の容量は1TB。この構成で買うと51万5,800円だと紹介されています。

AIの用途でMacが注目される理由を、大石さんはメモリだと説明しています。AIのモデルは、メモリに丸ごと載せて動かします。Macは計算の部品どうしが同じメモリを分け合うので、20GBもあるような大きなモデルもそのまま速く動かせる、という話です。

大石さんが試したMac mini
  • 48GBメモリ(大きさ約20GBのモデルを載せて半分弱)
  • 51万5,800円この構成で買ったときの値段(動画での紹介)
  • 0円使ったアプリとAIのモデルの月額(どちらも無料)

出典:大石結花さん公式の動画(2026年9月21日公開)での紹介

使ったのは「LM Studio」という無料のアプリと、無料で配られているAIのモデルです。チャットをするだけなら、アプリを入れてモデルを選び、ダウンロードすればすぐ使えるそうです。

2. 速さは十分。ネットを切っても契約書が読める

気になる速さは、文章を作るのが毎秒94トークンでした。トークンはAIが文章を刻む単位で、日本語なら1文字の半分から1文字ほどです。人が読む速さの10倍以上で、文字がどんどん流れていきます。

Mac miniのAIで、作業にかかった時間
  • 約3万7,000字を読み終える9.9秒
  • 37分半の音声を文字にする約38秒
  • 14分38秒の動画の言い直しを切る1分36秒

出典:大石結花さん公式の動画(2026年9月21日公開)での測定。単位は秒

社長にとって大きいのは、ネットを切った状態でも使えることです。大石さんは、テスト用に作った架空の業務委託契約書を読ませ、支払いの条件と解約の条件を要約させました。「月末締めの翌月払い」や「途中で解約されたときに50%か100%もらえる」といった、読み間違えやすい条件も正しく答えたそうです。

スポンサーの契約書をクラウドのAIに上げるのは、まだ抵抗がある。そう話す大石さんにとって、データが外に出ず、学習にも使われないことは大きな魅力でした。

3. 1台を、何人かで同時に使える

次に、家族で使う場面を試しています。無料の「Open WebUI」という道具をつなぎ、iPhone・iPad・MacBookの3台から同時に別々のお願いをしました。

1台のMac miniを、1人で使うときと3人で使うとき

1人で使う

  • 1人あたりの速さ毎秒92トークン
  • ファンほぼ回らない

3人で同時に使う

  • 1人あたりの速さ毎秒56トークン(それでも読む速さの何倍も)
  • ファン回り始め、終わってから数分回った

出典:大石結花さん公式の動画(2026年9月21日公開)での測定。この設定では同時に4人まで、5人目からは順番待ち

人ごとに、どのモデルを使えるかを分けて管理することもできます。大石さんは、子どもには軽いモデルだけ使わせる、といった例を挙げています。

外出先からも、LM Studioについている仕組みと専用のiPhoneアプリで、家のMac miniにつないで使えたそうです。手元のノートパソコンにはモデルを1つも入れず、重い計算は家のMac miniにさせることもできます。

会社で使うなら:外から社内のパソコンにつなぐ仕組みは、便利な反面、入口を1つ増やすことになります。会社で試すときは、情報の扱いを決めている人と相談してからにしましょう。

4. クラウドのAIに勝てない仕事も、はっきりした

では、クラウドのAIの代わりになるのか。大石さんは、ふだんの仕事をそのまま頼んで比べています。

Mac miniのAIに任せられた仕事と、クラウドに残した仕事

Mac miniで足りた

  • 文字起こし・長い文章の要約正確さはChatGPTと互角
  • 契約書などの書類の読み取りネットを切っても動く
  • 動画の言い直しのカット手助けなしで最後まで
  • 小さな不具合の直し3か所すべて見つけて直した(約3分)

まだクラウドが上

  • 字幕の聞き間違いの修正5か所のうちMac miniは1か所、ChatGPTは4か所
  • 本格的な開発時間は3倍、頼んでいない所まで直した
  • 紹介文のような深い要約ChatGPTは共通する視点まで拾った

出典:大石結花さん公式の動画(2026年9月21日公開)での比較

大石さんのまとめは、材料が全部そろっている仕事は互角、前後の文脈から「これはおかしい」と気づく必要がある仕事ほど、今はまだクラウドのほうが優秀、というものです。

速さも、最初の1文字が出るまではChatGPTが1.8秒、Mac miniが9.7秒と差がつきました。ただ、一度読ませた資料に続けて質問すると、Mac miniも1.7秒で答え始めたそうです。

なお、これは「ローカルのAIの限界」ではなく、この構成のMac miniに載せられるモデルの結果だと大石さんは断っています。もっと大きなモデルを動かすにはメモリの大きいMac Studioや、何台もつなぐ方法がありますが、数百万円のコースになるそうです。

5. 月額はゼロでも、先に払うものがある

最後はお金の話です。大石さんは、軽い使い方の4人がそれぞれ月20ドル払っているなら、Mac mini 1台を全員で共有すれば月額がゼロになる、という計算を紹介しています。

一方で、大石さんの家のように仕事でたくさん使う場合は、今すぐサブスクをゼロにするのは困るとも話しています。そして、月額はゼロでも、ただではありません。

クラウドのAIと、Mac miniのAIで払うもの

クラウドのAI

  • 毎月の利用料申し込んだその場で使える気軽さの代金

Mac miniのAI

  • 本体の代金先にまとめて払う
  • 設定の手間数日かけて、黒い画面(ターミナル)と格闘
  • 確かめる手間結果を自分の目で見る

出典:大石結花さん公式の動画(2026年9月21日公開)での話

おもしろいのは、Mac miniのAIを設定するやり方を、大石さん自身もClaudeに聞きながらでないとできなかったと話していることです。一度設定してしまえば、ふだんはアプリを開いて話しかけるだけだそうです。

大石さんが向いている人として挙げたのは、外に出したくない書類や音声を扱う人、家庭や小さなチームでAIを分け合いたい人、結果を自分の目で確かめる手間を惜しまない人です。

まとめ:まずは「外に出したくない仕事」を書き出す

大石さんの結論は、Mac miniのAIはクラウドの完全な代わりではなく、サブスクを少し減らしながら、外に出したくない仕事を引き受けてくれるものでした。

社長がまずできることは1つです。社内で「クラウドのAIに上げたくない書類や録音」を書き出してみる。 契約書、給与の資料、社内会議の録音などが多ければ、Mac miniのような1台を置く意味があります。少なければ、今はクラウドのAIで十分です。

当サイトの運営者の場合:運営者もMac mini(M6・メモリ24GB)を買いましたが、使い方は大石さんと逆です。AIのモデルは手元で動かさず、クラウドのClaudeに、夜のあいだも働いてもらうための1台にしています。手順は、無料の資料「社長専属のAI秘書を、30分でつくる本」にまとめました。Mac miniでAIを24時間動かす使い方は、Reiさんの動画の記事でも紹介しています。

※動画は2026年9月21日の公開です。値段・速さはその時点の構成と設定での話です。

この記事で参考にした、評判の解説動画

再生数と高評価の多さ、内容の分かりやすさで選びました。押すと、このページで再生されます。

Yuka Ohishi「新Mac mini (M5 Pro) を、家のAIハブにしてみた結果👀」発売前に借りたMac mini(M5 Pro・メモリ48GB)で、無料のアプリとAIのモデルを使い、速さ・オフライン・家族での共有・外からの利用・クラウドのAIとの比較・仕事の任せ方を試しています。

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