中島聡の発言録
中島聡「月200ドルのAIが、エンジニア2〜3人分の仕事をする」|楽待(2026年9月)
この記事について:中島聡氏が公の場で語った内容を、社長のAIの教科書の運営者が楽待 RAKUMACHI(エコノミスト・エミン・ユルマズ氏と)の動画・記録を視聴し、要点を編集してまとめたものです。当サイトが中島聡氏に取材したものではありません。題や本文の「」は発言の要約で、原文どおりではありません。出典はページの下と「元の出演」にあります。
AIと半導体の相場をテーマにした対談で、中島氏は、AIへの巨額投資はネットバブルの二の舞ではなく、グーグルやOpenAIには「とんでもないニーズ」が見えていると述べました。自分は月200ドルのAIなしでは仕事ができず、その働きはエンジニア2〜3人分、年30万ドル分にあたると説明し、10年以内にAIなしでは仕事ができない人だらけになると見ています。
- いつ
- 2026年9月18日
- どこで
- 楽待 RAKUMACHI(エコノミスト・エミン・ユルマズ氏と)(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 本人の発信・公式の記録で確認
- テーマ
- AIの値段、AIインフラ・投資、仕事・雇用
何を語ったか
- 2026年9月、中島氏は、今の状況をネットバブルになぞらえる人がいることに触れました。当時は通信会社が光ファイバーを大量に埋めたのに需要が来ず、使われない回線になって弾けた。今回も同じではないかという見方もあるが、グーグルやOpenAIには「とんでもないニーズが見えている」から投資しているのだと思う、と述べました
- その根拠として、自分自身がとても使っていると話しました。Anthropicに月200ドル、グーグルに20ドルなど、最上級のモデルを使いまくっており、Anthropicの200ドルのプランはAPIの料金に換算すると8000ドルぐらい使っていて、使っている電力を計算したら米国の家庭1軒分ぐらいになったといいます
- 過去40年以上自分でプログラムを書いてきたのに、ここ半年は書いておらず、AIに命令している。月200ドルのAIがないと仕事ができない状態になり、もう絶対に離れられないと述べました。そういう人はまだ世界の人口の0.2%ぐらいだが、投資家や弁護士などにどんどん広がるのが見えているとしています
- 10年以内にAIなしでは仕事ができない人だらけになると述べ、ニーズはべらぼうに膨らむと見ています。今のところAIで利益を出している会社はない、とも指摘しました
- 今の月200ドルのAIがしてくれている仕事は、エンジニア2人分くらい、優秀な年収10万ドルのエンジニア3人分くらいで、年30万ドル分ぐらいのメリットを得ていると述べました。その分、人を雇わなくなっているとしています
- いくらまでなら払うかと聞かれると、分からないが、月8000ドルだとちょっと悩むかもしれないと答えました。30万ドルの人件費と月200ドルでは桁が3つ違うほど今はゆがんでいるが、そこに明らかなニーズがあり、それは人件費だと述べています。大きな会社で経理に50人いる仕事が1人でできるとなったらいくら払うか、という話だとしています
- 対談相手のエミン氏は、AI企業は今の料金では利益を出せず、新人を採らなくなることが経済に悪影響を与えるのではないかと懸念を示しています
社長にとってのポイント
中島氏の「月200ドルでエンジニア2〜3人分」という計算は、AIの費用を人件費と比べて考える具体的な物差しになります。自社でも、AIに月いくら払っているかと、それで減った外注費や残業代を並べてみると、投資の判断がしやすくなります。一方で、今のAIの料金は利益が出ていない水準だという指摘もあるので、値上がりしても割に合う使い方になっているかを、ときどき見直しておくと安心です。
背景
不動産投資サイト「楽待」のチャンネルで、AIと半導体の相場を語った対談の前編です。中島氏は、自身が米NVIDIA株の長期保有者であることも話しています。
出典:楽待 RAKUMACHI「【中島聡×エミン】AI開発競争もう止まらない/半導体ブームは10年後も続くのか/2027年は転換点/生き残る企業は?」(2026年9月18日)
このページは、中島聡氏が公の場で話したり書いたりした内容を、社長のAIの教科書の運営者が確かめて要約・編集したものです。 当サイトが中島聡氏に取材したものではなく、中島聡氏やその所属先とこのサイトは関係がありません。正確な言い回しは、上の「元の出演」でご確認ください。
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