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中島聡の発言録

中島聡「外の会社に潰されるより、自分の子会社に潰されよ」|ビジネス+IT(2026年6月)

この記事について:中島聡氏が公の場で語った内容を、社長のAIの教科書の運営者がビジネス+IT「DX&AI Forum Online 2026 春」(聞き手:松尾慎司編集長)の動画・記録を視聴し、要点を編集してまとめたものです。当サイトが中島聡氏に取材したものではありません。題や本文の「」は発言の要約で、原文どおりではありません。出典はページの下と「元の出演」にあります。

動画:ビジネス+IT「DX&AI Forum Online 2026 春」(聞き手:松尾慎司編集長)(YouTube)。押すと、このページで再生されます。

2026年春の講演の後半で、中島氏は既存の会社への助言として、AIネイティブな子会社を作るか、それが無理なら20人でやっている仕事をAIで3人でできないか実験を始めるべきだと述べました。最初はAIのほうが遅く質も悪いが、諦めずに続ければ生産性は2倍、3倍、10倍になるとし、変化の激しい今は「今のAIには無理な仕事」を頼むくらいがちょうどいいと勧めています。

いつ
2026年6月19日公開(2026年3月18日の「DX&AI Forum Online 2026 春」を再構成)
どこで
ビジネス+IT「DX&AI Forum Online 2026 春」(聞き手:松尾慎司編集長)(動画)
元の出演
動画を見る
確認
本人の発信・公式の記録で確認
テーマ
企業の使い方、日本、教育、生き方・価値観

何を語ったか

  • 2026年春、中島氏は、すでに多くの人や資源を抱える既存の会社への助言として、既存のビジネスを壊すことを恐れずに、AIネイティブな新しい会社や子会社を作ってしまうのが、いちばん理にかなっていると述べました。外から来たAIネイティブな会社に潰されるよりは、自分の子会社に潰されたほうがいい、という割り切りです
  • そこまでできないなら、従業員1人あたりの生産性をAIでどう上げるかに着目すべきだとしました。たとえば経理で領収書を処理している20人の手作業が、AIを使えば3人でできるかもしれない。20人を3人に減らせという話ではなく、少ない人数でやる実験やプロトタイプを始めなければならない、余る17人をどうするかは並行して考える、という順番です。やらなければ、やった会社に負けて「死に体のゾンビ企業」になると述べています
  • 日本全体については、コンピューターだけを使いこなしてきたような第3次産業の会社はAIネイティブな会社に淘汰される危機にあるが、手を抜き始めてしまった第2次産業、素材や部品こそが輝くチャンスだと述べました。日本の高専は宝だとし、職人の技をフィジカルAIに取り込んで事業にするのも、米国企業に取られる心配をする前に自分たちで先にやるべきだとしています
  • すでに働いている人へは、最初は遠回りに感じても、あえてAIに書かせ続けることを勧めました。最初は質も悪く、時間も手作業よりかかるが、そこで諦めずに繰り返すことで自分を鍛え、AIへの指示の出し方を学べば、3か月か6か月で「AIにやらせたほうが早い」と分かり、最終的には生産性が2倍、3倍、10倍になると述べています。自分も雇っている2人のエンジニアに、半年前から自分で書かずAIに書かせるよう指示しているそうです
  • 変化はまだ山の2合目、3合目あたりで、これからどんどん来ると述べました。そのため今のAIには「無理な仕事を頼むぐらいが1番いい」とし、少し足りないくらいの仕事を頼んでおくと、次のアップデートで同じ指示からいいものが出てくる、波乗りのように波の少し先を行くイメージだと説明しました
  • 人間にしかできないことについては、どれだけ生成AIの質が上がっても「本物」を求める人はい続け、本物を裏づけるのは人間の存在だと述べました。AIはもっともらしいことは言うが、何のビジョンも目的も持っていない、何のために作るのかという目的は人間にしか決められない、としています

社長にとってのポイント

中島氏の「20人の仕事を3人でできるか試す」という提案は、人を減らすためではなく、仕事の組み立てを知るための実験です。経理や受発注など1つの部署を選び、少人数でAIを使って回す試みを小さく始めると、どこまでAIに任せられるかが具体的に見えてきます。最初はうまくいかないのが当たり前なので、3〜6か月は続けるつもりで取り組むことが、中島氏の経験からの助言です。

背景

2026年3月18日のオンライン講演を再構成した動画の後半です。前半の内容は2026年5月公開の回で取り上げています。

出典:ビジネス+ITチャンネル「【中島聡】AIは〇〇が大チャンス / ヤバすぎるAIの使い方 / AI企業に勝つ方法 / AI教育の極意」(2026年6月19日)

このページは、中島聡氏が公の場で話したり書いたりした内容を、社長のAIの教科書の運営者が確かめて要約・編集したものです。 当サイトが中島聡氏に取材したものではなく、中島聡氏やその所属先とこのサイトは関係がありません。正確な言い回しは、上の「元の出演」でご確認ください。

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