アンドレイ・カルパシーの発言録
カルパシー「今はエージェントの10年」|Y Combinator講演(2025年6月)
この記事について:アンドレイ・カルパシー氏が公の場で語った内容を、社長のAIの教科書の運営者がY Combinator「AI Startup School」講演「Software Is Changing (Again)」の動画・記録を視聴し、要点を編集してまとめたものです。当サイトがアンドレイ・カルパシー氏に取材したものではありません。題や本文の「」は発言の要約で、原文どおりではありません。出典はページの下と「元の出演」にあります。
起業家向けイベントでの講演です。カルパシー氏は、英語の指示でAIを動かす「ソフトウェア3.0」の時代が来たと述べ、「2025年はエージェントの年」という見方に対し「エージェントの10年」だと反論しました。人が確認しやすく、自動化の度合いを調整できる「部分的に自動のアプリ」が有望だと語っています。
- いつ
- 2025年6月(動画公開は6月19日)
- どこで
- Y Combinator「AI Startup School」講演「Software Is Changing (Again)」(講演)
- 元の出演
- 元の記事を読む
- 確認
- 本人の発信・公式の記録で確認
- テーマ
- AIエージェント、企業の使い方、AIインフラ・投資
何を語ったか
- 2025年6月、カルパシー氏は、人が書くコードを「ソフトウェア1.0」、ニューラルネットの学習で作るものを「2.0」とし、LLMを指示文(プロンプト)で動かすものを「ソフトウェア3.0」と呼びました。そのプログラムは英語で書かれる、と指摘しています
- LLMには電気のような公共インフラの性質(各社が巨額を投じて作り、利用量に応じて配る)と、半導体工場のような性質(巨額の設備投資)の両方があると述べました。今は計算が高価なため、1960年代のコンピュータのようにクラウドに集中しているとたとえています
- 有望なのは「部分的に自動(partial autonomy)のアプリ」で、AIの作業を人がすばやく確認できる画面と、自動化の度合いを上げ下げできる「自律度スライダー」が大事だと説明しました
- 「2025年はエージェントの年」と聞くと心配になるとし、これは「エージェントの10年」で、人が確認する仕組みを残して慎重に進めるべきだと述べました。自動運転の実用化に長い時間がかかったことを例に挙げています
- たとえとしてアイアンマンのスーツを挙げ、まずは人の力を強める道具として作り、少しずつ自律させるのがよいと語りました
- これからは人間向けの画面だけでなく、AIエージェントが読める説明書や仕組みを用意すべきだと提案しました
社長にとってのポイント
AIの導入は「全部任せる」か「使わない」かの二択ではなく、任せる度合いを少しずつ上げていくものだ、というのがこの講演の要点です。たとえば請求書の処理なら、最初はAIに下書きだけ作らせて人が全件確認し、間違いが減ってきたら確認を抜き取りにする、という段階を踏めます。AIのツールを選ぶときは、AIがした作業を人がひと目で確かめられる画面があるか、自動化の範囲を自分たちで調整できるかを確かめると失敗が少なくなります。
背景
Y Combinator(米国の起業支援組織)が開いた学生・若手起業家向けのイベントでの講演です。同じ年の10月の対談でも「エージェントの10年」を繰り返しています(Dwarkesh Podcast)。一方、2026年4月には「2025年12月が転換点だった」と評価を改めています(Sequoia対談)。
出典:Y Combinator「Andrej Karpathy: Software Is Changing (Again)」(2025年6月19日公開、Y Combinator公式YouTube)
このページは、アンドレイ・カルパシー氏が公の場で話したり書いたりした内容を、社長のAIの教科書の運営者が確かめて要約・編集したものです。 当サイトがアンドレイ・カルパシー氏に取材したものではなく、アンドレイ・カルパシー氏やその所属先とこのサイトは関係がありません。正確な言い回しは、上の「元の出演」でご確認ください。
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