中島聡の発言録
中島聡「既存のビジネスはもう時代遅れ」|ReHacQ(2025年6月)
この記事について:中島聡氏が公の場で語った内容を、社長のAIの教科書の運営者がReHacQ(AI研究者・今井翔太氏と)の動画・記録を視聴し、要点を編集してまとめたものです。当サイトが中島聡氏に取材したものではありません。題や本文の「」は発言の要約で、原文どおりではありません。出典はページの下と「元の出演」にあります。
AI研究者の今井翔太氏との対談で、中島氏は、人を雇うよりAIに書かせたほうが効率がよく「ジュニアエンジニアはいらない」と感じて自分で傷ついたと明かし、育つための最初の一段がなくなることを心配しました。やる気を引き出す「EQの高いAI」は必ず出てくるとし、AIを前提に作り直せば銀行のコストも桁違いに下がる、大きな転換期のチャンスだと述べています。
- いつ
- 2025年6月11日
- どこで
- ReHacQ(AI研究者・今井翔太氏と)(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 本人の発信・公式の記録で確認
- テーマ
- 仕事・雇用、教育、企業の使い方、生き方・価値観
何を語ったか
- 2025年6月、中島氏は、目の前で消えていくのが見えるのはまずジュニアエンジニアの仕事だと述べました。コスト削減の話ではなく、人を雇うよりAIに書かせたほうが仕事の効率がよく、うまく動かなければ何度書き直させても嫌がらない、としています
- そのことに気づいて「ジュニアエンジニアいらないな」と思い、自分ですごく傷ついたと話しました。経験の浅い人が、腕のいい人のコードを見ながら少しずつ成長する、その階段の最初の一歩がなくなる。優秀なプログラマーは育たなければならないので、社会全体の課題だと述べています
- AIのコーディング支援ばかり使って実力が育たないと悩む学生には、使いこなして最終的にものができればいいと割り切る方法もある、と答えました
- 1年ほど前からの持論として、IQが高いだけでなく、EQ(感情の知能)が高いAIを作るべきだと述べました。AIの先生が正しいことを教えるだけでなく、子どものやる気を引き出す。人間の先生につくよりAIの先生についたほうが子どもがやる気になる時代は「絶対来る」と話しています。セラピストや高齢者介護、医師や看護の分野にも入ってくると見ています
- 少なくとも8割の人が働かなくても世の中が動く世界は来るだろうと述べ、そのとき人間はどこに生きがいを見いだすのか、仲間と目標に向かうチームスポーツが鍵になるかもしれない、と語りました
- 子どもたちがAIから言葉や常識、ちょっとした倫理まで学ぶようになると、AIを動かす会社がそれをコントロールできてしまう。米国の会社がやっても、日本の政府がやっても怖いので、答えは持っていないと悩みを明かしました
- 毎週のように新しい道具に飛びつくと足元がふらつくので、ある程度軸を持ち、よいと思った道具には3か月、6か月は腰を据え、もっといいものが出たら替える、くらいのバランスがいいと述べました
- 最後に、インターネットやスマホが出てきたとき並みか、それ以上のわくわくする時代だと語りました。既存のビジネスはAIのない時代に設計されているので、ある意味すでに時代遅れで、AIを前提に銀行を作れば3割安くではなく桁違いに安くなる、と述べています
社長にとってのポイント
中島氏が自分で傷ついたという「ジュニアの仕事が消える」問題は、人を育てる会社にとって避けて通れません。新人に任せてきた作業をAIに回すなら、その作業で身についていた力を別の形で教える仕組みを先に用意しておくことが大切です。もう一つの「既存のビジネスはAIのない時代の設計」という指摘は、自社の業務の流れを「AIが最初からいたらどう組むか」という目で一度見直してみるきっかけになります。
背景
ReHacQのAI特集で、今井翔太氏と並んで出演した回です。今井氏の発言は今井翔太の発言録で取り上げています。後半の民主主義についての話は、このページでは扱っていません。
出典:ReHacQ−リハック−【公式】「【中島聡vs天才AI技術者】8割が失業?民主主義に革命?AI時代の生存戦略【ReHacQ】」(2025年6月11日)
このページは、中島聡氏が公の場で話したり書いたりした内容を、社長のAIの教科書の運営者が確かめて要約・編集したものです。 当サイトが中島聡氏に取材したものではなく、中島聡氏やその所属先とこのサイトは関係がありません。正確な言い回しは、上の「元の出演」でご確認ください。
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