安野貴博の発言録
安野貴博「AI失業は新卒採用からいきなり始まる」|TBS CROSS DIG(2026年10月)
この記事について:安野貴博氏が公の場で語った内容を、社長のAIの教科書の運営者がTBS CROSS DIG with Bloomberg「AI QUEST」(今井翔太氏と)の動画・記録を視聴し、要点を編集してまとめたものです。当サイトが安野貴博氏に取材したものではありません。題や本文の「」は発言の要約で、原文どおりではありません。出典はページの下と「元の出演」にあります。
AI研究者の今井翔太氏の番組に初のゲストとして出演しました。安野氏は、強力なサイバー攻撃能力を持つAIの拡散を4月から警告していたと述べ、年末から来年初めに状況がさらに悪化しうるとしました。AI失業は日本では新卒採用の絞り込みから、徐々にではなくある日いきなり始まると見ています。AIが経営する米国の雑貨店を訪ねた話も紹介しました。
- いつ
- 2026年10月13日公開(収録は10月6日と番組内で発言)
- どこで
- TBS CROSS DIG with Bloomberg「AI QUEST」(今井翔太氏と)(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 本人の発信・公式の記録で確認
- テーマ
- 仕事・雇用、リスク・規制、AIエージェント
何を語ったか
- 2026年10月、安野氏は、4月にClaude Mythos Previewが発表された時点で、公開されている(オープンウェイトの)AIと非公開のAIの性能差は半年くらいなので、脆弱性を大量に見つけられるAIが広まるまで早ければ3か月、遅くても1年以内には来ると警告していたと振り返りました。実際には5か月ほどで来たとしています
- Anthropicのレポートで、中国製のオープンウェイトモデルGLM5.3のサイバー攻撃能力がほぼMythos Preview並みとされたことに触れ、9〜10月に公表された被害は数か月前の案件が多く、まだそれ以前のAIによるものだろうと述べました。今年の末から来年の初めにかけて実際の攻撃に使われ、状況が悪化してもおかしくないので、待ったなしで対策しないとまずいとしています
- トップがAIをどれだけ体感しているかは、国だけでなく企業のかじ取りにも大きく影響すると述べ、経営層やマネジメント層のAI理解がとても重要だと話しました
- AI失業は、海外の例を見ても、まずジュニア層、日本では新卒の雇用がギュッと絞られることから始まると述べました。スタンフォード大学の論文で、コールセンター、ソフトウェアエンジニア、コンサルティングなどの若手の仕事が15%くらい減っていたと紹介しています(細かい数字は違うかもしれない、と本人)
- サンフランシスコの、AIが経営する雑貨店「アンドンマーケット」を訪ねた話もしました。人間のスタッフは求人サイトで応募し、AIに面接されて採用され、時給は当初22ドルで、AIに交渉して24ドルになったといいます。ただ経営はうまいとは言えず、10万ドルあった銀行残高は4万2981ドルに減り、うち3万ドルがAIの利用料だったと紹介しました
- AI失業がどこまで現実的かについては、徐々に起きるというより「いきなり発生する」と思う、と述べました。数学でも、去年までは数学者のコミュニティがないと発展できなかったのが、今年はトークン(AIの計算)ですべてが行われるようになる、というように、ある日突然ニーズがなくなることがあると見ています
社長にとってのポイント
安野氏の「AI失業は新卒採用から、いきなり始まる」という見方は、採用する側の会社にとっては若手の育て方の問題でもあります。新人に任せてきた定型の作業をAIに回すなら、その作業で新人が覚えていたことを別の形で教える段取りを用意しておかないと、数年後に中堅が育ちません。また、AIが経営する店でもAIの利用料が赤字の大きな原因だったという話は、AIに任せる仕事ほど費用の見張りが要ることを示しています。
背景
今井翔太氏の番組「AI QUEST」に初めて招かれたゲストとしての出演で、今井氏の発言は今井翔太の発言録で取り上げています。後半の政策の話は、このページでは扱っていません。
出典:TBS CROSS DIG with Bloomberg「【Claude Mythos級オープンモデル拡散で始まる悪夢】チームみらい・安野貴博『従来型サイバー防衛ではもう無理』/『1~2年で発生』今井翔太が懸念する『GPT暴走』以上の事件【AI QUEST】」(2026年10月13日)
このページは、安野貴博氏が公の場で話したり書いたりした内容を、社長のAIの教科書の運営者が確かめて要約・編集したものです。 当サイトが安野貴博氏に取材したものではなく、安野貴博氏やその所属先とこのサイトは関係がありません。正確な言い回しは、上の「元の出演」でご確認ください。
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