アンドレイ・カルパシーの発言録
カルパシー「バイブコーディングが職務を変える」|本人ブログ(2025年12月)
この記事について:アンドレイ・カルパシー氏が公の場で語った内容を、社長のAIの教科書の運営者が本人ブログ「2025 LLM Year in Review」を読み、要点を編集してまとめたものです。当サイトがアンドレイ・カルパシー氏に取材したものではありません。題や本文の「」は発言の要約で、原文どおりではありません。出典はページの下と「元の出演」にあります。

カルパシー氏が2025年のAI(LLM)の変化を6つにまとめた振り返り記事です。答え合わせできる課題での強化学習、分野ごとに極端に違う「でこぼこな知能」、Cursorのような業界別アプリ、手元のPCで動くエージェント、バイブコーディング、画像も扱うAIを挙げ、コードは安く使い捨てのものになったと述べました。
- いつ
- 2025年12月19日
- どこで
- 本人ブログ「2025 LLM Year in Review」(記事)
- 元の出演
- 元の記事を読む
- 確認
- 本人の発信・公式の記録で確認
- テーマ
- AIエージェント、企業の使い方、科学・研究
何を語ったか
- 2025年12月、カルパシー氏は1年の変化を6つの「転換」として整理しました
- 1つめは、数学やコードのように自動で答え合わせができる課題での強化学習(RLVR)が、学習の大きな段階になったことです。AIが自分で段階を追って考える力を身につけ、考える時間を長くするほど賢くなる「新しいつまみ」ができたと説明しています
- 2つめは、AIは動物のように育つ知能ではなく「幽霊を呼び出す」ような別種の知能で、得意不得意が極端な「でこぼこ」になること。ベンチマーク(性能テスト)は答え合わせしやすいため各社が合わせ込み、信頼できなくなったとも書きました
- 3つめは、Cursorのように、特定の業界・用途向けにAIを組み合わせて使いやすくする「アプリの層」が生まれたこと。業界ごとの専門家としてAIを仕立てるのは、こうしたアプリの役目だと見ています
- 4つめは、手元のパソコンで動き、利用者の環境やデータを使って長い作業をこなすエージェント(Claude Code)が、初めて説得力のある形で登場したこと
- 5つめは、英語で説明するだけで動くプログラムを作れる「バイブコーディング」が一線を越えたこと。プログラマーでない人も作れるようになり、コードは安く、使い捨てで、作り直しやすいものになったと述べました。この言葉は自分が作ったと記しています
- 6つめは、文字だけでなく画像や図で答えるAI(GoogleのNano Banana)が、AIの新しい画面(GUI)の兆しになっていること
社長にとってのポイント
「コードが安く使い捨てになった」という指摘は、社内の小さな道具づくりの考え方を変えます。これまでは外注するほどでもないと我慢していた作業(毎月の集計、帳票の整形、在庫の照合など)を、必要なときにAIで作り、要らなくなったら捨てる、という使い方ができます。また、業界向けに作られたAIのアプリが増えていくという見立ては、汎用のチャットAIだけでなく、自社の業種向けのAIサービスにも目を配る理由になります。選ぶときは、自社のデータを使えるか、人が途中で確認できるかを確かめましょう。
背景
前月の記事で示した「検証できる仕事から自動化が進む」という考え方(本人ブログ)を、1年の総まとめに広げた内容です。この記事の直後の2025年12月について、本人はのちに「エージェントの質が変わった転換点」と振り返っています(Sequoia対談)。
出典:Andrej Karpathy「2025 LLM Year in Review」(2025年12月19日、本人ブログ)
このページは、アンドレイ・カルパシー氏が公の場で話したり書いたりした内容を、社長のAIの教科書の運営者が確かめて要約・編集したものです。 当サイトがアンドレイ・カルパシー氏に取材したものではなく、アンドレイ・カルパシー氏やその所属先とこのサイトは関係がありません。正確な言い回しは、上の「元の出演」でご確認ください。
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