2026年10月30日・Anthropic
Cursorで「Claude Code」の偽の更新が配られる、最大5,000人|社内で使っていないか確認を

プログラム作りのツール「Cursor」の拡張機能ストアで、Anthropicの「Claude Code」の拡張機能を装った不正な更新が約半日配られ、最大5,000人が入れた可能性があると報じられました。パソコンに外から入り込む入口を作ろうとするものでした。社内や外注先の開発者がCursorを使っていないか、確かめておくと安心です。
何が起きたか
2026年10月30日、セキュリティ専門のニュースサイト The Hacker News は、プログラム作りのツール「Cursor」の拡張機能ストアで、Anthropicの「Claude Code」の拡張機能に見せかけた不正な更新が配られたと報じました。正規の名前のまま「更新」として届いたため、自動で更新する設定の人は気づかずに入れた可能性があります。
Cursorによると、影響は最大5,000人で、米国時間の2026年10月29日の約11時間のあいだに入れた人が対象です。対象の版は 2.1.312 と 2.1.313 で、WindowsとMacが含まれます。不正な更新は、パソコンに外から入り込むための鍵を書き込み、パソコンの情報を外に送ろうとするものでした。
AnthropicとMicrosoftは、Microsoftの公式ストアなど正規の配布先の版は影響を受けていないと説明しています。Anthropicは自社のシステムが侵入されたものではないとしています。不正な版はすでに取り下げられ、Cursorは対象の人に直接連絡するとしています。
社長にとっての意味
AIに仕事を任せる道具は、パソコンの中で強い権限を持って動きます。そのため、道具そのものがすり替えられると被害が大きくなる、というのが今回の教訓です。
まず、社内や外注先でプログラムを作っている人がCursorを使っていないかを聞いてください。使っていて、10月29日ごろにClaude Codeの拡張機能が更新されていたなら、専門家にパソコンを点検してもらい、パスワードや鍵を変えるのが安全です。報道では、拡張機能を消したり更新したりするだけでは、書き込まれたものは消えないとされています。
開発ツールを使っていない会社は、今回は気にしなくて大丈夫です。ただ、社員がAIの道具を入れるときは「公式の配布先から入れる」「入れてよい道具を会社で決めておく」という線引きは、今のうちに決めておきましょう(社員にAIを使わせる前に決める社内ルール)。
もう少し詳しく
Claude Codeそのものの使い始め方は、Claude Codeの始め方にまとめています。10月21日には、AIが見つけたPHPの重大な弱点が話題になりました(PHPの弱点のニュース)。AIの道具が増えるほど、ソフトの更新と点検の大切さは増していきます。
出典
朝起きたら、AI社員から報告が届いている会社へ
Claude Code・Slack・Obsidian・Mac miniなど14の道具の目的と費用、30日でつくる手順、そのまま使える業務レシピ12本。社員7人の会社の運営者がいま使っている構成を、無料のPDF(58ページ)でお送りします。
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