Gemini Gemの作り方と使い方|毎回の説明を登録して、短い指示で同じ仕事を頼める自分専用のAIにする方法

2026年10月23日·長谷川 桂介
出典:YouTubeの解説動画6本(発信者6人)·動画の確認
AIに頼むたびに、自分の立場や前提を一から説明するのが面倒。そんなときに、Geminiの「Gem」や「カスタム指示」に前提を覚えさせておく方法と、頼み方の手間を減らすコツを、評判の解説動画から集めて見比べました。
結論(3行で)
- Geminiの「Gem」に前提や手順を登録しておくと、短い指示でも毎回同じ前提で答えてくれる自分専用のアシスタントになります。
- 頼み方に迷ったら「足りない情報があれば先に質問して」と添えたり、頼み方の文そのものをGeminiに作らせたりする方法が紹介されています。
- あえて辛口の相談役をGemで作ったり、NotebookLMのノートをつないで役割ごとの意見を出させたりする使い方も出ています。
AIに何か頼むたびに、「私はこういう会社で、こういう立場で、こういう答え方をしてほしい」と書いている。それを忘れると、当たりさわりのない答えが返ってくる。毎回のこの説明が面倒で、結局AIを使わなくなってしまう、という声はよく聞きます。
Gemini(ジェミニ)には、こうした前提を覚えさせておく仕組みがあります。この記事では、Geminiの「Gem(ジェム)」やカスタム指示で自分専用のAIにするやり方と、頼み方の手間を減らすコツを、解説動画から集めて見比べました。
なお、取り上げる動画は2025年12月〜2026年8月に公開されたもので、半年以上前のものも含みます。設定の名前や置き場所は、今とは違っている場合があります。
頼み方は雑でよい。足りない情報は先に質問させる
Gemを作る前に、ふだんの頼み方のコツから見ていきます。トモミツの即実践AI活用術chの動画では、AIは情報が足りないと、それっぽく勝手に埋めようとすると説明しています。そこで勧めているのが、頼みごとに一言そえるやり方です。
「足りない情報があれば質問してって先に言う」
動画では、送別会の企画を頼むと、Geminiが参加人数や開始時期、お酒の有無などを聞き返してくれる様子を見せています。こちらは答えるだけで、欲しい結果に近づいていきます。
さらに、頼み方の文(プロンプト)そのものをGeminiに作らせる方法も紹介しています。「精度の高いプロンプトを作って、私がコピペして使える形にして」と頼み、できたら「じゃあそのプロンプトで実行して」と言えば、考える・書く・整える部分をまるごと任せられるという説明です。
同じ動画では、契約書のPDFを渡して「私に不利な点やリスクだけを箇条書きで、該当するページ数も」と頼む例も出ています。契約書や分析のように抜け漏れが怖いものは、速さ重視の「高速モード」ではなく、じっくり考える「思考モード」や「プロ」に切り替えるよう話しています。個人情報や会社の機密はそのまま入れず、黒塗りにするか公開資料で試すのが安全だとも注意しています。
毎回の説明を「Gem」に登録して、短い指示で済ませる
Gemは、前提や手順をあらかじめ登録しておける、自分専用のGeminiです。ゆるねこのAIスクールの動画では、登録した場合としない場合を比べて見せています。動画の例は画像づくりで、自分のキャラクターの情報を入れたGemに短い指示を送るとそのキャラクターの画像が出て、Gemを使わないと普通の猫の写真が出てきました。毎回一から説明しなくてよくなるのが、Gemのよいところだと説明しています。
仕事の使い道も紹介されています。SHIFT AI ニュースの動画では、商談を録音してGemに渡すと、経験のある先輩のように、良かった点と直す点を返してくれる「反省会Gem」を見せています。「お客さんの困りごとは聞けている」「最後の具体的な提案が足りない」といった具合です。一人で商談に行くことが多い営業の振り返りや、若手を育てるのに役立つという説明です。
ほかにも、議事録を作るGem(Geminiで議事録を作る方法)や、同じデザインでスライドを出すGem(Geminiでスライドを作る方法)、毎月の領収書を一覧にするGemなどが、それぞれの動画で紹介されています。
自分の立場と答え方は「カスタム指示」に書いておく
Gemとは別に、Gemini全体に自分の前提を覚えさせる設定もあります。さきさんは、Geminiの設定の「カスタム指示」に、自分の立場、作りたいもの、答え方のルールの3つを書いておく方法を見せています。
答え方のルールに「前置きは省いて」と入れると、AIにありがちな前置きがなくなり、「お世辞はいらないので遠慮なく言って」と入れると、こちらの考えにも反対意見を言ってくれるようになったそうです。
「イエスマンじゃなくてちゃんと相談相手になってくれる」
ただし、会社のGoogle Workspaceのアカウントでは、このカスタム指示の欄がそもそも出てこないことがあると説明しています。故障ではなく、会社のデータを守るための仕様だそうです。その場合は、Gemやノートに前提を書いておけば同じことができるとしています。
あえて辛口の「右腕」を作って、企画をぶつける
Leo Tohyamaさんは、Geminiの中に専用の相談役を作り、仕事の作戦会議に使っています。
「あえて批判的なスタンスを取らせて」
Leoさんは、「その動画企画は誰の役に立つの」「そんな戦略ではだめ」と議論を戦わせるイメージで使っていると話しています。動画では、本を出す企画について「忖度なしで勝ち筋を分析して」と相談し、そこから中身を詰めていく流れを見せています。
NotebookLMのノートをつないで、役割ごとに意見を出させる
さらに一歩進んだ使い方として、NotebookLM(今のGemini Notebook)のノートとGeminiをつなぐ方法が紹介されています。
AKIYA MOVIEのあきやさんは、Geminiの新しいチャットで「ファイルを追加」からNotebookLMを選ぶと、自分のノートの中身をもとに、追加で調べたり提案させたりできると説明しています。複数のノートをまたいで参照させることもできるそうです。
さきさんは、マーケティング担当・経営企画・経理担当のように、役割ごとに資料と「あなたは何者でどう働くか」を入れたノートを作っています。Geminiの入力欄の「+」から3つのノートを同時に呼び出し、「3人で会議して」と頼むと、それぞれの立場からの意見と、ぶつかる点や落としどころまで出てくる様子を見せています。よく使う担当は、Gemにノートを紐づけて保存しておけば、毎回呼び出さずに済むとしています。
さきさんは、この連携は2026年の春に本格的に使えるようになった新しい機能だと話しています。
まとめ
- 頼みごとに「足りない情報があれば先に質問して」と添えたり、頼み方の文そのものをGeminiに作らせたりすると、頼む手間が減ると紹介されています
- Gemに前提や手順を登録しておけば、短い指示でも毎回同じ前提で答えてくれます。商談の振り返りや議事録、スライドなど、決まった仕事ほど向いています
- 自分の立場や答え方は「カスタム指示」に書いておけます。会社のアカウントで欄が出ないときは、Gemやノートで代わりができるとしています
- 辛口の相談役を作ったり、NotebookLMのノートをつないで役割ごとの意見を出させたりする使い方もあります
この記事は、YouTubeで公開されている解説を運営者が見比べ、自分の会社で使うために整理したものです。 教えているのは、それぞれの動画の発信者です。引用した言葉は字幕で確かめ、出典の動画をその場面から再生できるようにしています。 発信者の方とこのサイトは関係がありません。くわしい手順や最新の画面は、出典の動画でご確認ください。
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