分厚いPDFは丸ごとAIに入れて「何ページに書いてある?」と聞くだけ|取扱説明書も契約書も、根拠のページつきで答えが出る

2026年10月23日·長谷川 桂介
出典:YouTubeの解説動画5本(発信者5人)·動画の確認
取扱説明書や手引き、契約書。分厚いPDFから知りたい1か所を探すだけで時間が消えていく。そんなときに、PDFを丸ごとAIに入れて質問し、答えの根拠が何ページにあるかまで出させるワザを、評判の解説動画から集めて見比べました。
結論(3行で)
- 分厚いPDFは、CopilotのノートブックやNotebookLM、Geminiに丸ごと入れて、知りたいことをそのまま聞けば要点が返ってきます。
- 答えのあとに「これは何ページに書いてありますか」と続けて聞くと、根拠のページが出るので、元の文を確かめるところまで短く済みます。
- 契約書なら「自分に不利な点やリスクだけを、ページ数つきで」と頼む使い方が紹介されていますが、最後の判断は元の文と専門家の確認が前提です。
機械の取扱説明書、役所の手引き、取引先から届いた契約書。どれも分厚いPDFで、知りたいのはそのうちの1か所だけ。それなのに、目次を行ったり来たりして、気づけば30分たっている。そんな経験はないでしょうか。
実は、PDFを丸ごとAIに入れて「〇〇について教えて」と聞くだけで、該当する所をまとめて答えてもらえます。しかも、ひと言足すだけで「それが何ページに書いてあるか」まで出てきます。この記事では、そのワザを紹介している解説動画を集めて見比べました。
なお、ここで取り上げる動画は2024〜2026年に公開されたもので、いずれも公開から半年以上たっています。画面の見た目や機能の名前は、今とは違っている場合があります。
PDFを丸ごと入れて、知りたいことをそのまま聞く
ひかりのAI大学のひかりさんは、CopilotのPDFの読ませ方を見せています。いつものチャットではなく、画面上の「ノートブック」というタブに切り替え、約50ページある確定申告の手引きのPDFをドラッグ&ドロップで入れます。あとは「医療費控除の対象になるのはどんな時」と打つだけで、要点をまとめた答えが返ってきます。
ウェブマニアさんは、同じことをNotebookLMで見せています。NotebookLMは、ネットの情報ではなく、自分で入れたPDFやGoogleドキュメント、Webサイト、YouTube動画などだけを元に答える仕組みだと説明しています。だから、会社の資料のように、ふつうのAIが知らない中身についても聞けるわけです。
ブラックな社長こと西崎康平さんの動画に出てくる社員の方も、NotebookLMの使い方として、分厚い会社の資料を登録してから「会社概要をまとめて」と頼むと、その部分だけを引っぱってまとめてくれると話しています。ChatGPTのように検索で情報を集めるのではなく、答えの元になる資料を自分で指定できるので、場合によってはこちらのほうが使いやすいそうです。
「何ページに書いてある?」と続けて聞くのがコツ
このワザの一番のポイントは、答えが出たあとのひと言です。
ひかりさんは、AIはたまに平然と間違ったことを言うので、答えを見て「そうなんだ」で終わらせないよう話しています。そこで続けて「これのソースは何ページにありますか?」と聞くと、PDFのどのページに書いてあるかを答えてくれます。
「根拠をセットで提示してくれる」
ひかりさんは、答えをざっと読んで理解し、最後に念のため元の文を確かめれば裏取りまで終わる、と説明しています。全部をAIに任せるのではなく、大事なところは自分の頭に入れておく、という使い分けです。
NotebookLMでは、答えの中に参照元の印が付きます。ウェブマニアさんは、それを押すと、入れた資料のどこを元にしたかが分かると見せています。
「参照元をクリックすると簡単に調べられる」
ひかりさんのやり方を参考にすると、頼み方は次のような2段になります。
(1回目)医療費控除の対象になるのはどんなときですか?
(2回目)今の答えの根拠は、PDFの何ページにありますか?
取扱説明書を全部入れておけば、困ったときにすぐ聞ける
AKIYA MOVIEのあきやさんは、この使い方を取扱説明書に広げています。今は機械やソフトの説明書がWeb上にPDFで置かれていることが多いので、自分が持っているカメラの説明書を全部NotebookLMに入れておく、というやり方です。動画では「画面の明るさの変え方」を聞くと、メニューをどの順に選べばよいかがすぐに出てくる様子を見せています。
「聞くだけで出てくるっていうのはめちゃくちゃいいですよね」
あきやさんは、編集ソフトの公式ガイドや解説動画もまとめて入れておき、操作で分からないことがあれば聞く、という使い方も紹介しています。賃貸の契約書や連絡先をまとめた「いざというとき用」のノートブックを作っておく案も出しています。会社なら、社内のマニュアルや複合機の説明書を入れておけば、同じ形で使えそうです。
くわしい手順は、NotebookLMで社内資料や取扱説明書に質問する方法と、Copilotのノートブックの使い方にまとめています。
契約書は「自分に不利な点だけ、ページ数つきで」
トモミツの即実践AI活用術chの動画では、Geminiに契約書のPDFを渡す使い方を見せています。契約書を全部読むのは大変なので、気になるところだけを先に出させる、という発想です。
「私に不利な点やリスクだけ抜き出して」
動画では、この後に「箇条書きで、該当するページ数も教えて」と続けて頼んでいます。専門的な言い方で返ってきたら「初心者でも分かる言葉に言い換えて、具体例もつけて」と足し、最後に「次に私がやるべきことを1つだけ」と聞く流れです。
この動画では、契約書や規約のように読み落としが怖い資料は、速さ重視のモードではなく、じっくり考える「思考モード」や「プロ」に切り替えるよう話しています(モードの名前は動画の公開時点のものです)。
もちろん、AIが挙げた点が全部とは限りませんし、読み違えることもあります。出てきたページの元の文を自分で読み、大事な契約は専門家に確かめてもらう前提で、「どこから読めばいいか」の当たりをつける使い方と考えるのがよさそうです。
気をつけること:入れる資料を選ぶ
便利な半面、何でも入れてよいわけではありません。トモミツの即実践AI活用術chの動画では、個人情報や会社の機密はそのまま渡さないよう注意しています。
「黒塗りにするかテスト用の公開資料でやるのが安全です」
あきやさんも、機密情報のアップロードは慎重に、と添えています。まずは確定申告の手引きや、公開されている説明書のような資料で試してみて、手ごたえをつかんでから社内の資料に広げる、という順番が安心です。社内でどこまで入れてよいかの線引きは、AIに入れてはいけない情報の決め方にまとめています。
まとめ
- 分厚いPDFは、CopilotのノートブックやNotebookLM、Geminiに丸ごと入れて、知りたいことをそのまま聞けば要点が返ってくると紹介されています
- 答えのあとに「何ページに書いてありますか」と聞くと根拠のページが出るので、元の文を確かめるところまで短く済みます
- 取扱説明書を全部入れておけば、操作で困ったときにすぐ聞ける「自分専用の説明係」になります
- 契約書は「自分に不利な点だけ、ページ数つきで」と頼むと読む場所の当たりがつけられますが、判断は元の文と専門家の確認が前提です
- 個人情報や機密は黒塗りにするか、公開資料で試してから広げる、という注意も添えられています
この記事に出てくるツールの使い方:Gemini・Microsoft Copilot・Gemini Notebook(旧NotebookLM)
この記事は、YouTubeで公開されている解説を運営者が見比べ、自分の会社で使うために整理したものです。 教えているのは、それぞれの動画の発信者です。引用した言葉は字幕で確かめ、出典の動画をその場面から再生できるようにしています。 発信者の方とこのサイトは関係がありません。くわしい手順や最新の画面は、出典の動画でご確認ください。
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