AIの答えは「別のAI」に確かめさせるだけ|コピーして貼るひと手間で、言いすぎや抜け漏れが見つかる

2026年10月23日·長谷川 桂介
出典:YouTubeの解説動画5本(発信者5人)·動画の確認
AIの答えをそのまま使っていいのか不安。でも自分で調べ直す時間はない。そんなときに、答えを別のAIに貼って「合ってる?」と確かめさせるワザを、評判の解説動画から集めて見比べました。
結論(3行で)
- AIの答えをコピーして別のAIに貼り、「これって合ってる?ファクトチェックして」と頼むと、言いすぎや根拠の弱い所を指摘してもらえます。
- 同じAIに自分の答えを採点させると甘くなりがちなので、別の会社のAIに見させるのがコツだと紹介されています。
- ただし、AIの確かめも聞き方しだいで答えが変わるので、最後は根拠のリンクや元の資料を人が見て決める、という前提で使います。
AIに聞いた答えを、取引先への説明や社内の資料に使いたい。でも、これは本当に合っているのか。ネットで一つずつ調べ直していたら、AIに聞いた意味がなくなってしまう。そんなもどかしさを感じたことはないでしょうか。
そこで役に立つのが、AIの答えを「別のAI」に確かめさせるワザです。やることは、答えをコピーして、もう一つのAIに貼るだけ。この記事では、このワザを紹介している解説動画を集めて見比べました。
なお、ここで取り上げる動画のうち、多くは公開から半年以上たっています。画面やAIの名前は、今とは違っている場合があります。
なぜ「別の」AIなのか
PIVOTの動画で、デル・テクノロジーズの若松さんは、AIを使う上での困りごととして、答えが正しいかを自分で検索して確かめなければならず、時間がかかって結局使わなくなる、という話を挙げています。
では、答えたAI自身に「どのくらい正しいか」を聞けばよいかというと、そうでもないそうです。若松さんの例では、答えたAIに「何%正しいか」を聞くと平均95%といった数字が返ってくるものの、自分の答えへの評価はどうしても甘くなる、と話しています。
monographの堀口英剛さんも、同じことを別の言い方で説明しています。堀口さんはClaudeに作業をさせ、その内容をOpenAIのCodexというAIに「これは合っていますか」「抜け漏れはありますか」と点検させています。
「1人だとね、どうしても考えが偏っちゃってミスに気づきにくいんですよ」
人の仕事でも、書いた本人より別の人が読んだほうが誤りに気づきやすいのと同じ考え方です。
いちばん簡単なやり方:答えをコピーして貼る
AIコーチのLeo Tohyamaさんは、ChatGPTの答えをそのまま信じるのが不安なとき、その文章をコピーしてPerplexity(調べものに強いAI)に貼っています。頼み方はとても短いものです。
「これって合ってる?ファクトチェックして」
動画では、転職市場についてのChatGPTの答えを貼り、Perplexityが、市場の予測やリスクの書き方に強すぎる所がある、といった形で言いすぎの所を指摘する様子を見せています。Leoさんが気に入っているのは、指摘と一緒に根拠のリンクが並び、すぐに元の情報に当たれる点だと話しています。
Leoさんのやり方を参考にすると、貼るときの形は次のようになります。
これって合ってる?ファクトチェックして。
言いすぎの所、根拠が弱い所があれば、根拠のリンクと一緒に教えて。
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(ここに、ChatGPTの答えをそのまま貼る)
Perplexityでの出典の確かめ方は、Perplexityで出典を確かめる方法にくわしくまとめています。
同じ質問を2つのAIに出して見比べる
答えを貼るのとは別に、最初から同じ頼みごとを2つのAIに出して見比べる方法もあります。
mikimiki web スクールのみきさんは、調べもののテーマについて「参考になるページのURLを20件、選んだ理由と信用できる度合いつきで」と頼み、PerplexityとChatGPTで比べています。
「同じプロンプトでもどのようなアウトプットが出るのかというのが違います」
みきさんの例では、Perplexityは日本の情報を中心に、ChatGPTは世界の情報を中心に集め、選んだ理由はChatGPTのほうが細かかったそうです。どちらが正しいというより、拾ってくる情報の範囲が違うことが分かる、という見比べ方です。
同じ動画では、Gensparkで資料を作ったあと、ファクトチェックの機能で内容を確かめ、間違いを直させる様子も見せています(機能の名前は動画の公開時点のものです)。
3つのAIを順につないで、自動で確かめさせる
毎回コピーして貼るのが手間なら、仕組みにしてしまう方法もあります。若松さんは、プログラムを書かずにAIの道具を組めるDify(ディファイ)で、3つのAIを順につなぐ例を見せています。
まずGeminiが質問に答え、次にChatGPTが「評価・改善する役」としてその答えを確かめて直し、最後にClaudeがもう一度確かめて文章を仕上げる、という流れです。
「自分でファクトチェックのために調べたりする時間を削減できる」
途中で各AIがどう答えたかも画面で確かめられます。Difyでの組み立て方は、Difyで業務を自動化する方法も参考になります。
気をつけること:確かめ役のAIも、聞き方しだい
別のAIに確かめさせても、それで正しさが保証されるわけではありません。
ABEMA Primeの番組では、Xで「@grok ファクトチェック」と付けてGrokに真偽を聞く使い方が広がっていることを取り上げています。ひろゆきさんは、問いかけの仕方である程度Grokの答えをコントロールできるので、ファクトチェックに使うのは微妙だと指摘しています。
情報通信のコンサル会社の代表、クロサカタツヤさんは、生成AIの答えは何から学んだかで大きく変わると説明したうえで、こう表現しています。
「超優秀な知ったかぶり」
自然な言い方で返されると信じてしまいやすいけれど、たまにまったく分かっていない答えを返すことがある、という意味です。別のAIによる確かめは「どこが怪しいか」を見つける手伝いと考え、最後は根拠のリンクや元の資料を人が見て決める、という使い方が合っていそうです。社内での決まりの作り方は、AIの答えを確かめる社内の決まりにまとめています。
まとめ
- AIの答えをコピーして別のAIに貼り、「これって合ってる?ファクトチェックして」と頼むだけで、言いすぎや根拠の弱い所を指摘してもらえると紹介されています
- 同じAIに自分の答えを採点させると甘くなりがちなので、別の会社のAIに見させるのがコツです
- 同じ質問を2つのAIに出して見比べると、拾ってくる情報の範囲の違いも分かります
- 手間を減らしたいなら、Difyで3つのAIを順につなぎ、自動で確かめて直させる仕組みも作れます
- 確かめ役のAIも聞き方で答えが変わるので、最後は根拠のリンクや元の資料を人が見て決める前提で使います
この記事に出てくるツールの使い方:ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexity・Genspark・Grok・Dify
この記事は、YouTubeで公開されている解説を運営者が見比べ、自分の会社で使うために整理したものです。 教えているのは、それぞれの動画の発信者です。引用した言葉は字幕で確かめ、出典の動画をその場面から再生できるようにしています。 発信者の方とこのサイトは関係がありません。くわしい手順や最新の画面は、出典の動画でご確認ください。
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