Manus 調べものの使い方|何十社分の比較やライバルのSNS・サイトの分析を、AIに同時に進めさせる方法

2026年10月23日·長谷川 桂介
出典:YouTubeの解説動画3本(発信者3人)·動画の確認
取引先の候補や競合を何十社も調べたいのに、1社ずつ見ていく時間がない。そんなときに、Manusに一覧づくりから比較表までを任せるやり方を、評判の解説動画から集めて見比べました。ライバルのSNSやサイトのアクセスを調べる使い方もまとめています。
結論(3行で)
- Manusの「ワイドリサーチ」は、先に調べる相手の一覧を作り、1社ずつ別のAIを同時に動かして調べるので、50社分でも途中が抜けにくいと説明されています。
- Instagramの人気アカウントやYouTubeチャンネルを、実際にページを見に行かせて、フォロワー数や投稿の傾向まで調べさせる使い方が紹介されています。
- Similarwebとの連携を使えば、他社サイトに検索・SNS・YouTubeのどこから人が来ているかを、割合で比べられると紹介されています。
「同業の会社を30社くらい、ざっと比べておいて」
そう頼まれても、1社ずつサイトを開いて、もうけの仕組みや強み・弱みを書き写していくと、それだけで何日もかかります。ChatGPTに聞いても、途中で話が抜けたり、最初のほうの会社のことを忘れたりして、結局自分で確かめ直すことになりがちです。
Manus(マナス)は、頼んだ仕事を最後まで自分で進めるタイプのAI(AIエージェント)です。この記事では、Manusに「たくさんの相手を、同じ物差しで調べる仕事」を任せるやり方を、解説動画から集めてまとめました。
なお、ここで取り上げる動画は主に2026年の春に公開されたもので、公開から半年以上たっています。画面や機能の名前は、今とは違っている場合があります。
50社分の調べものを、AIを分身させて同時に進める
PIVOTの番組では、Manusの日本チームでソリューションスペシャリストを務めるAshleyさんが、日本の主な業務ソフト(SaaS)50個を調べる例を見せています。調べる中身は、基本の情報、もうけの仕組み、会社の情報、強みと弱みなどです。
Ashleyさんは、これをChatGPTでやろうとすると1つずつ聞き直す必要があり、量が多いとAIが一度に覚えておける量を超えてしまうと説明しています。人が順番に調べても、50個目のころには1個目を忘れたり、途中が抜けたりする、という指摘です。
そこで使うのが「ワイドリサーチ」という機能です。まず調べる相手の一覧を作り、そのあと1つずつに別のAIを立ち上げて、同時に調べさせます。
「リストアップ全部した後に50個分AIを複製するんですね」
動画では、Manusが実際のウェブサイトをスクロールしたりクリックしたりしながら読んでいる様子が映り、最初の調べものが終わると、追加の指示を出さなくても次の段階へ進んでいきます。作業はManus側のコンピューター(クラウド)で動くので、自分のパソコンの性能は関係なく、ネットにつないでおく必要があるのも指示を出す最初と結果を受け取る最後だけだと話しています。結果は、グラフ入りのレポートやExcelで受け取れると紹介されています。
自社のYouTubeチャンネルを、いろいろな角度から調べさせる
ここなのAI大学のここなさんも、ワイドリサーチを使っています。自分のYouTubeチャンネルについて、サムネイル、題、コメントの傾向、再生数、見ている人の層などを調べ、改善点を教えて、と頼む例です。
ここなさんによると、Manusは動画の文字起こしを読むだけでなく、実際にブラウザを動かしてページを見に行くので、サムネイルのデザインやテロップの入れ方のような、目で見る部分まで調べてくれるそうです。調べものは4分かからずに終わり、直近30日の登録者の増え方や、よく見られている動画の傾向、コメント欄の反応などがまとめられていました。
自社の発信を見直すときに、まずManusに全体を眺めさせてから、気になる点を人が深く見ていく、という順番で使えそうです。
ライバルのInstagramアカウントを5つ並べて比べる
あべむつきさんは、ManusとInstagramをつないだうえで、同じジャンルの人気アカウントを調べさせています。頼んだ文は「インコについて情報発信している、お悩み解決系の人気アカウントを5つ調べて、フォロワー数・投稿の頻度・よく使うハッシュタグ・反応の良い投稿の特徴・全体の雰囲気をまとめて」というものです。
動画では、Manusが自分でInstagramのページを見に行って調べている様子を、その場で画面から確かめられます。あべさんは、ほかのAIに頼むと上に出てきたものを適当に並べるだけになりがちだが、Manusはここまでちゃんと見てくれる、と話しています。
「ちゃんとそのハッシュタグまで出してくれたんで」
あべさんが特に役に立ったと話しているのは、アカウントの運営者が持っている資格のような、伸びている理由になりそうな点まで出てきたことです。資格を持っている人のやり方を、持っていない人がそのまま真似してもうまくいかない。数字だけでなく、そうした背景まで分かると、どの相手を手本にするかを選びやすくなる、という考え方です。
他社サイトのアクセスが、どこから来ているかを比べる
ここなさんは、ManusとSimilarweb(シミラーウェブ。サイトのアクセスを分析するサービス)の連携も紹介しています。ここなさんによると、Similarwebを本格的に使うと普通は月に数万円かかるところ、Manusとの連携ではクレジット(Manusを動かすためのポイント)を使うだけで使えるようになったそうです(動画の公開時点の話です)。
見られるのは、サイトの訪問数、すぐに出ていく人の割合、平均の滞在時間、どこから人が来たかの内訳などで、12か月分のデータが出ます。ここなさんは「AI系のメディアサイトを5つ分析して、どこからのアクセスが多いか比べて」と頼み、あるサイトはInstagramから30%、別のサイトは検索から60%、のように数字で出る様子を見せています。
ここなさんは、自社のサイトを調べてみるのも面白いと話しています。検索から来る人が多いのかSNSからなのかが分かれば、検索に力を入れるべきか、SNSを伸ばすべきかを、数字をもとに話し合えるという使い方です。
調べた結果は、そのまま信じずに確かめる
Manusは調べたうえで答えを出すぶん、間違いは少なめだと紹介されていますが、それでも100%正しいわけではありません。PIVOTの番組でも、合っているのかという問いに、Ashleyさんは元のウェブサイトの情報が間違っていない限りは正確さは高い、という答え方をしています。つまり、元の情報が古かったり間違っていたりすれば、そのまま結果に入ってしまいます。また、ExcelはそのままGoogleスプレッドシートなどで直せる一方、PDFで出たレポートは、直してほしい点をManusに伝えて作り直してもらう形になると説明しています。
あべさんは、調べた結果をもとに投稿を作ったとき、ペットの命にかかわる内容だったので、投稿する前に詳しい人に確かめたと話しています。
取引先の候補や競合の数字も同じで、意思決定に使うなら、大事な数字は元のページで確かめ直すのが安全です。Manusに広く集めさせ、人は絞り込んだ相手を確かめる、という分け方が合いそうです。
調べた結果を、そのまま資料やスライドにまとめさせる使い方は、Manusで資料・スライド・Excelの分析を作る方法にまとめています。
まとめ
- Manusの「ワイドリサーチ」は、先に一覧を作ってから1社ずつ別のAIを同時に動かすので、50社分の調べものでも途中が抜けにくいと説明されています
- 実際にページを見に行かせて、YouTubeチャンネルやInstagramのライバルのアカウントを、見た目や投稿の傾向まで調べさせる使い方が紹介されています
- Similarwebとの連携を使うと、他社サイトや自社サイトに、検索・SNS・YouTubeのどこから人が来ているかを数字で比べられます
- 調べた結果は100%正しいわけではないので、大事な数字や内容は人が確かめてから使う、という注意も出ています
この記事は、YouTubeで公開されている解説を運営者が見比べ、自分の会社で使うために整理したものです。 教えているのは、それぞれの動画の発信者です。引用した言葉は字幕で確かめ、出典の動画をその場面から再生できるようにしています。 発信者の方とこのサイトは関係がありません。くわしい手順や最新の画面は、出典の動画でご確認ください。
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