写真や台本を渡すだけで、会社のCM・ショート動画ができる|高かった動画広告を、AIで安く何本も試す方法

2026年10月28日·長谷川 桂介
出典:YouTubeの解説動画4本(発信者4人)·動画の確認
動画の広告が効くとは聞くけれど、制作会社に頼むと高くて手が出ない。そんなときに、手元の写真や台本をAIに渡して、CM風の動画やショート動画を短い時間で、しかも何本もまとめて作るやり方を、評判の解説動画から集めて見比べました。道具の選び方と、出す前に気をつけることもまとめています。
結論(3行で)
- 商品の写真を1枚〜数枚渡すだけで、AIが動きを付けて、文字と音楽の入ったCM風の動画が数分で作れると紹介されています。
- 台本を表にまとめておけば、ショート動画を30本ほど一度に作る方法も紹介されていて、何本も出して反応を見ることが当たりへの近道だと語られています。
- 道具は作りたい動画で選び、自社の名前で出す前に、素材の権利・人の顔や声・仕上がりを人の目で確かめることが勧められています。
「動画の広告は効くらしい。でも、制作会社に頼むと何百万円。うちには縁がない…」
撮影には人も機材も場所も要ります。商品紹介の動画を1本作るだけでも、なかなか腰が上がらない。そう感じている社長は少なくないはずです。
それは、これまでの動画づくりが本当に高くて大変だったからで、あなたのせいではありません。ところが今は、手元の写真や台本をAIに渡すだけで、CM風の動画やSNS用の短い動画が作れるようになっています。この記事では、このやり方を紹介している解説動画を集めて、やり方ごとに見比べました。
ここで取り上げる動画は2025年11月〜2026年6月に公開されたもので、4本のうち3本は公開から半年以上たっています。画面や機能の名前は、動画の公開時点のものです。また、この記事は発信者への取材ではなく、公開されている動画を見て当サイトがまとめたものです。
高かった動画広告が、安く・速く作れるようになった
ホリエモンチャンネルの対談では、堀江貴文さんと、生成AIに詳しい小澤健祐さんが、AIだけで作った海外ロケ風のCMを前に話しています。撮影は一度もせず、生成にかかったのは5〜6時間(企画は別に1日ほど)と説明されています。堀江さんは、これまでなら企業が数千万円払っていた規模だと話しています。なお、この動画はDMM 生成AI CAMPの提供です。
ここまで大がかりでなくても、会社の動画広告は身近になっています。Canvaデザイナー Sayakaさんは、写真4枚からアクセサリーのCM風動画を5分ほどで作ってみせています。SHIFT AI ニュースの動画では、ショート動画30本を一度に作る様子が紹介されています。
時間とお金がかかるので1本に賭けるしかなかった動画が、何本も気軽に作って試せるものに変わってきた、というのが、どの動画にも共通する見方です。
写真1枚から、動くCM風の動画にする
いちばん手軽なのは、手元にある商品や人物の写真を動かすやり方です。撮影がいらないので、写真しかない商品でも動画にできます。
Sayakaさんは、Canvaで写真を選んで「画像から動画を生成」を押し、写真の中の人が歩く、服のすそが揺れるといった動きをAIに付けさせています。動かし方はAIにおまかせする方法と、「笑顔になって横を向く」のように文で指示する方法の2つがあると説明しています。動画の公開時点では、無料プランでも使えるそうです。
そのうえでSayakaさんは、スマホ向けの縦長の大きさで写真を4枚並べ、1枚ずつ5秒の動画に変えてから、キャッチコピー、文字の動き、場面の切り替え、音楽を足して、1本のCM風動画に仕上げています。撮影が難しいネットショップの商品紹介や、SNSの広告に使えると話しています。
- 写真を選ぶ商品や人物の写真を数枚
- 動きを付けるAIにおまかせか、文で指示
- 文字と音楽を足すキャッチコピーや場面の切り替え
- 書き出すSNSの広告や商品紹介に
Canvaデザイナー Sayakaさんの動画(2026年6月公開)の手順をもとに当サイトが整理
AI大学の動画でも、同じ考え方の使い方が紹介されています。Grokの「Imagine」に写真を読み込み、どう動かしたいかを文で書くと、音の付いた短い動画ができる様子です。作りたい動画の説明を文だけで入れて作ることもでき、縦向き・横向きなどの比率も選べると説明しています。
台本を表にして、ショート動画を何本もまとめて作る
SNSのショート動画は、1本より何本も出すほうが反応を見やすくなります。とはいえ、1本ずつ作るのは大変です。
SHIFT AI ニュースの動画では、Canvaの表計算(Canvaシート)で、AIに30本分の台本を表の形で作らせています。台本は、見る人の手を止める最初の一言(フック)、本題、行動をうながす一言の3つの列に分けさせています。このあと動画に流しこむために、列を分けておくのだと説明しています。動画の頼み方を参考にした例は、次のような形です。
あなたはSNSで発信するプロです。
(自社の商品)についてのショート動画の台本を30個作ってください。
1本200文字以内で、「フック」「本題」「行動を促す一言」の3列の表にしてください。
続けて動画では、9秒の動画の型に3つの文字の枠を3秒ずつ置き、台本の表をつないで「一括作成」を押すと、30本の動画が一度にできる様子を見せています。動画の公開時点では、この一括作成は有料プランの機能です。
たくさん作ることの大切さは、ホリエモンチャンネルの対談でも語られています。堀江さんは、どれが当たるかは分からないので、ヒットを出す人はたくさん出していると話しています。小澤さんも、1本に1か月かけるのと、短い間隔で出して反応を見ながら直すのとでは、見える世界がまったく違うと応じています。
動画生成AIは「作りたい動画」で選ぶ
動画を作るAIの道具はいくつもあります。今回の動画を見比べると、道具ごとに得意なことが分かれています。
Canva
- 写真を動かす動きの指示も文でできる
- 文字・音楽まで1か所でCM風に仕上げやすい
- まとめて作る一括作成は有料プラン
Grok(Imagine)
- 文か写真から作る音の付いた短い動画
- 比率を選べる縦向き・横向きなど
画面や機能の名前は、各動画の公開時点のもの
文字入れや音楽まで1か所で仕上げたいなら、Sayakaさんや SHIFT AI ニュースの動画のように、Canvaの中で完結させるやり方が分かりやすい形です。
一方、AI大学の動画は、Grok Imagineを性能の高い動画生成AIとして紹介し、動画の題でも性能ランキングで世界1位とうたっています。映像そのものの迫力を出したいときの候補になります。AI大学の動画では、先に設定の「自動生成を有効にする」をオフにしておくと、写真を読み込んだだけで勝手に動画が作られるのを防げるとも説明しています。
どの道具を選んでも、差がつくのは「何を作るか」のほうです。対談で小澤さんは、細かい技術は知らなくてもよくなる一方で、世界観を作る力(構想力)がある人がさらに伸びると話しています。誰に何を伝えたいかを先に言葉にしておくと、道具が変わっても迷いません。
出す前に気をつけること(権利・人物・品質)
AIで作った動画も、自社の名前で出すからには、会社の広告です。動画で挙げられていた注意点を、3つにまとめます。
1つ目は、素材の権利です。Sayakaさんは、Canvaの写真やフォント、音楽のうち、王冠の印が付いたものは有料プランの人しか使えないと注意しています。使ってよい素材かどうかを、出す前に確かめておくと安心です。
2つ目は、人の顔や声です。ホリエモンチャンネルの対談では、人の顔や声、音楽などを商用で使うときの注意点を学ぶ大切さにも触れています。
3つ目は、仕上がりです。SHIFT AI ニュースの動画では、一括で作った動画はあくまで土台だとし、背景を何本かに1本変える、文字の改行を手で直すといった一手間で、量産した感じが消えると説明しています。Sayakaさんも、この機能だけで本格的な動画編集のすべてができるわけではないと話しています。
最後に「これでよいか」を決めるのは人です。対談で小澤さんは、仕上げの最後のすき間を埋められるか、納品物に責任を持てるかが大事だと話し、堀江さんも、仕上がりがこれでよいかを判断できる人でないと使いこなせないと応じています。
まとめ
- 商品の写真を数枚渡すだけで、AIが動きを付け、文字と音楽の入ったCM風の動画が数分で作れると紹介されています
- 台本を表にしておけば、ショート動画を30本ほど一度に作る方法もあります。何本も出して反応を見ることが、当たりへの近道だと語られています
- 道具は作りたい動画で選び、差がつくのは「誰に何を伝えるか」を決める部分です
- 出す前に、素材の権利・人の顔や声・仕上がりを人の目で確かめることが勧められています
この記事は、YouTubeで公開されている解説を運営者が見比べ、自分の会社で使うために整理したものです。 教えているのは、それぞれの動画の発信者です。引用した言葉は字幕で確かめ、出典の動画をその場面から再生できるようにしています。 発信者の方とこのサイトは関係がありません。くわしい手順や最新の画面は、出典の動画でご確認ください。
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