マイル ビジネスクラスの取り方必要マイル数・提携航空会社・燃油サーチャージを抑えるコツ
2026年10月23日·長谷川 桂介
参考にした発信者:たびくま、お得トラベル / ANAマイル講座、ひろさんトラベルTV、カオルのマイル旅行、ガチンコマイル塾 gachinko-mile、うめちゃんの自由すぎるマイル旅(YouTube)
この記事について:YouTubeで公開されている解説動画を運営者が視聴し、見比べて整理したものです。当サイトが取材したものではなく、発信者の方・カード会社とこのサイトは関係がありません。「」は各動画の字幕からの短い引用で、すぐ下にその場面を示しています。
マイルがたまってきたら一度はビジネスクラスに、と思っても、必要マイル数の多さや燃油サーチャージの高さで二の足を踏んでいませんか。提携航空会社の使い方、予定の組み方、穴場の路線、当日アップグレードまで、6人の発信者の動画を見比べてまとめました。
結論(3行で)
- ビジネスクラスはマイル1あたりの価値が大きく、エコノミーより「得」が出やすい使い道だと複数の発信者が説明しています
- ANA便だけで探すより、提携航空会社の便を1本でも混ぜる方が必要マイル数も燃油サーチャージも下がる例が多く紹介されています
- 片道・複数都市の検索で予定を組み直す、燃油サーチャージのかからない航空会社を選ぶ、当日アップグレードを使う、の3つが主な手です
出張や家族旅行でマイルを使うなら、一度はビジネスクラスに乗ってみたい。けれど検索すると「空席待ち」ばかりで、出てきても18万マイル、さらに燃油サーチャージ(燃料代の上乗せ料金)で往復10万円以上の現金が要ることも……というのはよくある話です。
この記事では、マイルでビジネスクラスを取るコツを解説しているYouTubeの動画を見比べ、必要マイル数の考え方、提携航空会社の使い方、燃油サーチャージを抑える工夫、取れないときの別の手を整理しました。マイル数や金額は、どれも動画の公開時点のもので、その後変わっている可能性があります。
なぜビジネスクラスなのか:マイルの価値が大きく変わる
たびくまさんは、ANAのマイルでビジネスクラスを取る解説動画(2025年10月公開)で、東京〜シンガポールのビジネスクラスをお金で買うと往復約33万円、マイルなら提携航空会社の特典航空券(マイルで取る航空券)で6万3,000マイルだと比べています。税金などを引いて約30万円分とすると、1マイルあたり4.76円になる計算です。
「1マイル1円じゃないんですね」
エコノミーでもビジネスでも、マイルとは別に払う税金などの額はあまり変わらないので、ビジネスに乗る方が1マイルあたりの得が大きくなる、という説明です。いきなり長距離が難しければ、韓国のアシアナ航空のビジネスクラスなら往復3万マイルと1万3,570円で体験でき、ラウンジも使える、という入り口も紹介しています。
ANA便だけで探さない:提携航空会社を混ぜる
ANAのマイルで取れる特典航空券には、ANA便だけで組む「ANA国際線特典航空券」と、ほかの航空会社の便を1本でも含む「提携航空会社特典航空券」の2種類があります。たびくまさんの動画(2025年版の表)では、日本〜東南アジアのビジネスクラス往復は、ANA国際線特典だとレギュラーシーズン8万5,000マイル・ハイシーズン9万5,000マイル。提携航空会社特典ならシーズンの区別がなく6万3,000マイルです。
たびくまさんは、東京〜バリ島のように直行便が出てこない区間も、東京〜シンガポール、シンガポール〜バリ、バリ〜台北、台北〜香港〜東京とばらして検索すると、全区間ビジネスクラスで6万3,000マイル・4万6,630円の予定が組めた、と実演しています。空席待ちについては、ステータス(上級会員)を持つ人が後から来ても優先されるため、自分はあまり当てにしていない、という立場です。
お得トラベル / ANAマイル講座の動画(2025年11月公開)は、さらに一歩進んだ組み方を紹介しています。ハイシーズンに東京〜パリをビジネスクラスで単純に往復検索すると18万マイル。
「皆さん1回の旅行で18万マイルも使ってるってことですよね」
同じ日程でも「複数都市」の検索で、パリ往復のあとに数か月後の台北発・大阪着の片道をつなげると、エバー航空のビジネスクラスも加わって12万1,000マイルに下がった、という例です。支払い総額は約7,600円増えるものの、もう1便ビジネスに乗れると説明しています。ただし、ANAの複数都市の決まりを正しく守らないとすぐエラーになる、とも話しており、乗り継ぎを24時間以内にするなど細かい条件があります。
燃油サーチャージのかからない航空会社を選ぶ
ビジネスクラスの特典航空券で意外に重いのが燃油サーチャージです。ひろさんトラベルTVの西村さんは、ANAのマイルでベトナム航空の便を取ると燃油サーチャージが0円になる、と実演しています(2026年7月公開)。関西空港〜ホーチミンのビジネスクラスは、ベトナム航空なら3万マイルと6,630円、ANA便だと4万2,500マイルと3万240円だった、という比較で、ベトナム航空の方が断然お得だと話しています。
西村さんは、ベトナム航空はANAとは別のグループだが提携しているのでANAのマイルで予約でき、ステータスに関係なく誰でも同じように空席が出る、と説明しています。ホーチミン経由でヨーロッパやシドニーへ行く便も多く出ていたそうです。
JALのマイルでも考え方は同じです。カオルのマイル旅行のカオルさん(2026年2月公開)は、JALと提携する航空会社1社だけで組む「JMB提携航空会社特典航空券」を一番すすめています。JAL便は予約状況でマイル数が変わる「変動制」ですが、この方法は距離でマイル数が決まっていて、繁忙期でも増えないからです。
「燃油サーチャージを大幅に節約できるというところです」
カオルさんの例では、東京〜ロンドンの片道はJAL便だと4万9,000マイル・2万9,500円、カタール航空だと4万7,000マイル・1万20円。往復ならサーチャージだけで約4万円の差になる、と計算しています。弱点は空席を探しにくいことで、根気が要るそうです。
自社のマイルでしか取れない「穴場」もある
ガチンコマイル塾の動画(2026年1月公開)では、ゲストが、その航空会社自身のマイルでしか取れない席を「穴場」として紹介しています。
「片道6万1500マイルで発券できるんです」
これはシンガポール航空のマイルで、シンガポール発デリー・ムンバイ・上海などの中距離を、個室のような「スイートクラス」で飛ぶ場合の数字です。ほかにも、カタール航空のファーストクラス(ドーハ〜香港)が片道7万5,000 Avios(カタール航空などが使う共通のマイル)、東京〜香港のキャセイパシフィック航空のビジネスクラスが片道2万2,000 Aviosで、燃油サーチャージも安い、という例をあげています。ただし、海外の航空会社のマイルならビジネスが必ず取れるわけではない、とも念を押しています。
アメックスなどのポイントをどの航空会社のマイルに移すかは、ポイントをマイルに移すコツで比べています。
取れないときは「当日アップグレード」という手も
最初からビジネスクラスを取るのが難しいとき、うめちゃんの自由すぎるマイル旅のうめちゃんは、エコノミーで取っておいて上のクラスに上げる方法を解説しています(2026年8月公開)。動画の公開時点で、JALはマイルで取った特典航空券にもアップグレード特典を重ねて使え、ANAはできない、という説明です。
ANAのアップグレードは、対象の予約クラスの航空券を買っておき、空席待ちになっていれば当日まで続き、出発当日にカウンターで結果を確かめる流れ。空港でいきなり頼んで上げてもらえるものではない、とも話しています。
「アップグレードの方が結果20万円ぐらい安くなってるので」
うめちゃんの例では、JAL便のパリ行き片道を、対象のエコノミー(約28万円)と3万3,000マイルでビジネスに上げると、最初からビジネスを買う約50万円より20万円ほど安く済む計算です。お金での入札アップグレードは案内メールが届いた人だけが参加できる、という点も補足しています。
まとめ
- ビジネスクラスはマイル1あたりの価値が大きく、たびくまさんの計算では東京〜シンガポールで1マイル4.76円になった、と紹介されています
- ANAのマイルなら、提携航空会社の便を1本でも混ぜると必要マイル数がシーズンに関係なく決まり、ANA便だけより少なくなる例がある、と複数の発信者が説明しています
- ベトナム航空(ANAのマイル)やカタール航空(JALのマイル)のように、燃油サーチャージが0円や少額の航空会社を選ぶと現金の負担が大きく下がる、という実演が出ています
- 片道検索や複数都市検索で予定を組み直すと、直行便の往復検索では出てこない席が見つかる、というやり方が紹介されています
- エコノミーで取ってアップグレードする手もあり、JALは特典航空券にも使えるがANAは使えない、とうめちゃんは説明しています