空港ラウンジの種類と入り方カードラウンジ・航空会社ラウンジ・プライオリティ・パスの違いとゴールドカードで入れる所
2026年10月23日·長谷川 桂介
参考にした発信者:たぐクレカ旅、山田のレゾンデートル、パラ子とヒデキの旅ちゃんねる、陸マイラーとポイ活ちゃんねる(YouTube)
この記事について:YouTubeで公開されている解説動画を運営者が視聴し、見比べて整理したものです。当サイトが取材したものではなく、発信者の方・カード会社とこのサイトは関係がありません。「」は各動画の字幕からの短い引用で、すぐ下にその場面を示しています。
ゴールドカードを持っているのに、空港でどのラウンジに入れるのか分からない。そんな社長向けに、カードラウンジ・航空会社ラウンジ・プライオリティ・パスの3つの違いと入り方、同伴者の扱いを、評判の解説動画を見比べてまとめました。
結論(3行で)
- 空港ラウンジは、カードラウンジ・航空会社ラウンジ・プライオリティ・パスのラウンジの3つに分けて説明されることが多いです。
- ゴールドカードで入れるのはカードラウンジで、ANAやJALのラウンジには上級会員か上のクラスの搭乗券が要る、と発信者はそろって説明しています。
- どれも当日の搭乗券が必要で、同伴者は有料のことが多く、条件の改定も多いので動画の公開時期に注意が要ります。
出張のたびに空港で時間が余る。会社のカードはゴールドなのに、どのラウンジに入れるのかよく分からないまま、ベンチで待っている。そんな社長は少なくないはずです。
空港ラウンジは、名前が似ていても運営する会社も入れる条件も別々です。ここでは、空港ラウンジの仕組みを解説している発信者の動画を見比べて、3つの種類と入り方、つまずきやすい点をまとめました。ラウンジの条件は改定が多いため、それぞれの動画の公開時期も添えています。
空港ラウンジは大きく3種類、共通するのは「当日の搭乗券」
たぐクレカ旅のタグさんは、2026年6月公開の動画で、空港ラウンジを「カードラウンジ」「航空会社ラウンジ」「プライオリティ・パス(世界のラウンジに入れる会員サービス)」の3つに分けて説明しています。いちばん多い勘違いは「ゴールドカードがあればANAやJALのラウンジにも入れる」というもので、これは違うと最初に言い切っています。
3種類に共通する決まりとして、タグさんが挙げているのが搭乗券です。その日に飛行機に乗る人だけが使える場所なので、見送りや出迎えだけの日は原則として使えない、と話しています。
「それは当日の搭乗券が必要ということです」
一方、パラ子とヒデキの旅ちゃんねるのパラ子さん(2021年4月公開)は、空港ラウンジを「カードラウンジ」と「航空会社ラウンジ」の2種類に分けて紹介し、プライオリティ・パスは別の話として省いています。分け方は人によって違いますが、「カードで入るラウンジ」と「航空会社のラウンジ」が別物だという点は、どの発信者も同じです。
入り方そのものは、どのラウンジもほぼ同じだと説明されています。山田のレゾンデートルの山田さん(2021年11月公開)は、受付で搭乗券と会員証を見せるのが基本で、カードラウンジならその会員証がクレジットカードになる、と話しています。
「ほとんどのラウンジは受付で当日の搭乗券と必要な会員証を提示して利用します」
カードラウンジ:ゴールドカードで入れる「飲み物と電源の待合室」
カードラウンジは、空港の運営会社や専門の会社が運営する、カード会社と提携したラウンジです。タグさんによると、対象のゴールドカード以上のカードと当日の搭乗券があれば、ANAでもJALでも格安航空会社でも、乗る航空会社に関係なく入れます。年会費が無料や安めの一般カードでは原則入れないので、手持ちのカードの特典欄に「空港ラウンジ無料」とあるかを一度見ておくと、入れるラウンジが分かると説明しています。
中身について、パラ子さんの言い方はとても分かりやすいものです。ジュースやコーヒーなどのソフトドリンク、電源、Wi-Fi、新聞や雑誌があり、食べ物は基本的に出ないか、出てもおつまみ程度。アルコールは有料が基本で、ビール1杯だけ無料のラウンジもある、と紹介しています。
「カードラウンジは簡単に言うと無料で飲み物が飲めて充電もできる待合室」
注意点として発信者が共通して挙げているのが、次の3つです。
- 同伴者は原則有料:タグさんは、家族や連れの人も入れるが追加料金がかかるのが基本で、金額は空港やラウンジで違い改定もある、と話しています。陸マイラーとポイ活ちゃんねる(2025年10月公開)は、カードによっては同伴者1名が無料になると紹介しており、例としてANAアメックス(公開時点で年会費7,700円)とJALカードのCLUB-Aゴールドカードを挙げています。
- 保安検査の前にあることが多い:タグさんもパラ子さんも、カードラウンジは保安検査や出国審査の前の一般エリアにあることが多いと説明しています。
- カードがなくても有料で入れる所がある:パラ子さんは、ゴールドカードがなくても料金を払えば使えるので一度試してみるのもいい、と話しています。山田さんは2021年の時点で、1回1,000円前後で使えるところもあると紹介していました。その後変わっている可能性があります。
航空会社ラウンジ:上級会員か、上のクラスの搭乗券が要る
ANAやJALなど、航空会社が自分で運営するラウンジです。パラ子さんは、ファーストクラスやビジネスクラスの搭乗券を持つ人と、航空会社の上級会員(たくさん乗った人に与えられる会員資格)に限られた「航空会社のVIP向け」のラウンジだと説明しています。アルコールも無料になり、ビュッフェ形式の食事やシャワーもあるとして、2021年の動画では成田空港のANAラウンジでカレーやそば・うどんを注文でき、時間限定で握り寿司も出たと紹介しています。
ここでタグさんが強く念を押しているのが、ゴールドカードとの関係です。
「ゴールドカードでは航空会社ラウンジには原則入れない」
さらにタグさんは、ANAもJALもラウンジが2段階になっている点を挙げています。ANAは「ANAラウンジ」と最上級の「ANA SUITE LOUNGE」、JALは「サクララウンジ」と最上級の「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」です。ANAの上級会員であるプラチナ会員やSFC(スーパーフライヤーズカードの会員)でも、入れるのは標準のANAラウンジまでで、最上級のほうはファーストクラスの搭乗者かダイヤモンド会員が対象だ、と説明しています。
上級会員でなくても、お金を払って入れる場合があります。陸マイラーとポイ活ちゃんねるは2025年10月の動画で、有料での利用にはかなりの金額がかかり、同伴の子どもも同じ料金になるので家族だと大きな出費になる、と紹介しています。
「最低でも3000円から高いところではANAの国際線ラウンジだと1万2000円」
同じ動画では、航空会社ラウンジはいろいろな点でカードラウンジより優れているものの、資格を得るのも有料で使うのも負担が大きいので、上級会員でない人が国内線に乗るならカードラウンジで十分だ、という考え方を示しています。
プライオリティ・パス:海外の空港でも使える会員証
山田さんと陸マイラーとポイ活ちゃんねるは、日本のカード会社は海外の空港ラウンジとほとんど提携していないので、日本のゴールドカードでは海外のラウンジは基本的に使えない、と説明しています。そこで出てくるのが、世界中の提携ラウンジに入れる会員サービスのプライオリティ・パスと、よく似たサービスのラウンジ・キーです。どちらも、特典として付いているクレジットカードを持てば使えるようになります。
タグさんによると、プライオリティ・パスはイギリスのコリンソン社が運営していて、プラチナ系などの上位カードに付いていることが多いサービスです。注意点として、提携ラウンジは原則として保安検査を通ったあとの区域にあり、国際線に乗るときに使うのが基本だと話しています。ラウンジの中身はピンキリで、「プライオリティ・パスならどこでも豪華」ではない、とも説明しています。
付くカードの選び方やアプリの使い方、レストラン特典の改定については、プライオリティ・パスの付くカードと使い方で詳しく見比べています。
場所と時間に気をつけ、自分の飛び方で考える
ラウンジの場所の違いは、使い勝手に直結します。パラ子さんは、航空会社ラウンジは出国審査後の搭乗ゲート近くにあるので出発間際まで休めるが、一般エリアのカードラウンジはそのあと出国審査が残るので落ち着かない、と話しています。出国審査後にあるカードラウンジは人気で混みやすく、パラ子さん自身15分ほど並んだ経験があるそうです。
もう一つは時間です。パラ子さんはラウンジでのんびりしすぎて搭乗口まで走った経験を紹介し、誰も呼びに来てくれないと話しています。タグさんも、保安検査前のラウンジでくつろぎすぎると、検査や出国審査、搭乗に間に合わなくなるおそれがあると注意しています。
タグさんは、3つは優劣ではなく使う場面の違いだとして、次のように整理しています。
- 年に数回、国内線に乗る程度なら、まずはカードラウンジ
- 海外旅行や海外出張が多いなら、プライオリティ・パス
- 特定の航空会社によく乗って上級会員を目指す、上のクラスに乗るなら、航空会社ラウンジ
組み合わせて使う人もいる、とも話しています。出張の回数や行き先に合わせたカードの選び方は、ラウンジを重視する社長のカードの選び方にまとめました。
まとめ
- 空港ラウンジは、カードラウンジ・航空会社ラウンジ・プライオリティ・パスのラウンジの3つに分けると分かりやすい、とタグさんは説明しています(パラ子さんはカードラウンジと航空会社ラウンジの2つで説明)
- ゴールドカードで入れるのはカードラウンジで、ANAやJALのラウンジには上級会員か上のクラスの搭乗券が要る、という点は発信者がそろって強調しています
- カードラウンジはソフトドリンク中心で、保安検査前にあることが多く、同伴者は原則有料(カードによって1名無料もある)と紹介されています
- 海外の空港では日本のゴールドカードは基本的に使えず、プライオリティ・パスやラウンジ・キーが入口になる、と説明されています
- 料金や同伴者の条件は改定が多く、2021年の動画の数字はその後変わっている可能性があります